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☾MR.MOONLIGHT☽

おはようございます。一時期は涼しくなりかけた途端、暑さが戻ってきて、すっかり残暑という感じですね。暑い盛りの方がかえって身体が慣れているので楽だったりして、僕、ここにきて残暑にやられてる感じでほとほと参っています。皆さんも体調管理には充分お気を付け下さい。

さて、鉢呂大臣が福島は死の町と発言、僅か9日間で辞任してしまいました。僕、この発言自体はそうおかしなものとは思わないんです。だって、前首相及び政府自らが福島原発の3㌔以内は立ち入り禁止にしている訳ですし、確か20㌔圏内も立ち入り制限がありますよね!?大臣が視察した地域は凄まじい量の放射線物質が放出されている筈で、そこに人を行かすべきではないでしょう。そりゃあ、人っ子一人いないゴースト・タウンの様になっていると思いますよ。マスコミが鬼の首を取ったかの様に、ヒステリックに大騒ぎする事に強烈な違和感を感じています。YOU TUBEで記者会見の模様を見ましたが、新聞記者の応対のまあ酷い事、まるでチンピラの言いがかりでして、仮にも国民が選んだ政治家であり、大臣に対する態度ではありませんでした。己が絶対に正しい、と思っている人ほど、醜いものはありません。これって中世の魔女狩りとそう変わらないでしょう。本当に、報道の世界は劣化していてどうしようも無いですね。ただ、鉢呂大臣もそれを踏まえて慎重に発言すべきでしたし、涙を流してましたが器量の無さを強く感じさせましたし、そういう輩から付け込まれる事ぐらいは分かっていないと、大臣の重責は務まらないでしょう。結論として、大臣もマスコミも非常にレベルが低いという事でしょうか。後任に枝野サンが就任した事にも驚かされました。このヒト、菅政権時代に官房長官を務め、福島県の人達を被爆させた面々の1人ですよね。空いた口が塞がらないとはこの事です。まあ、この内閣、長くないでしょうね~。僕達は真贋を見極める眼力が、以前にも増して重要になっていると思います。大臣の発言よりも、今後の原発政策をどうするのか、被爆した廃棄物の処理をどうするのか、僕は縮小かつ除染すべきと思いますが、それを報道して欲しいですね。

こういう卑近で悲しい話題は止めにしまして、最近は天文学の分野で新たな発見が相次ぎ、元天体少年の僕としては、ワクワクする事ばかりです。まずは米サイエンス誌の記事ですが、地球の5倍の大きさのダイアモンドだけで出来た惑星が発見されたとか。マリリン・モンローが、映画「紳士は金髪がお好き」で唄う名曲、ダイアモンズ・アー・ア・ガールズ・ベストフレンドにある様に、世界中の女性にとって吉報であり朗報であり福音と思いますが、極めて残念な事に地球から4千光年離れた銀河系の中にある由、到着するまでに何百年とかかりますね…。続いて、米ナショナル・ジオグラフィック誌に、氷が主成分の土星の衛星ディオネに、薄いながらも大気が発見されたそうです。もしかしてもしかすると、微生物の発見もあるかもしれず、NASAが打ち上げた土星探査船カッシーニが12月12日に衛星ディオネを再探査をする由、これは年末が楽しみです。

僕達に最も所縁がある衛星と言えば月ですが、昨夜は中秋の名月だったんですよね。僕、今朝になってお月さまの綺麗な映像を見る機会がありまして、心が洗われる思いがしました。という事で月にまつわるお話を少々。

月といえば古今東西の芸術家達の創作意欲をそそる存在でした。まずは松尾芭蕉の句からご紹介しましょう。

この蛍 田ごとの月と くらべ見ん

クラシック音楽ならばベートーベンのピアノソナタ「月光」にハイドンのオペラ「月の世界」、日本の雅楽でもある平家琵琶の「月見」、大分県民には馴染みの滝廉太郎「荒城の月」、狂言の「月見座頭」、能の「月宮殿」。ロックならばキング・クリムゾンの「ムーン・チャイルド」、ビートルズの「ミスター・ムーンライト」。この「ミスター・ムーンライト」はビートルズ唯一の日本公演である、日本武道館でのコンサートのドキュメンタリー映像で使用され、暁の首都高速をビートルズを乗せたリムジンが走るのですが、その場面に、ジョン・レノンが♪ミスター~♪と叫び、艶があり何処までも伸びる美声は、ロック史上に残るシャウトだと思います。機会があれば是非お聞き下さい。そしてジャズのスタンダード、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」。ビビッドでリリカルな歌詞とたおやかで繊細なメロディは、半世紀を越えて万人の胸を打ちます。

簡単なことをつたえるために 詩人は色々な言葉を使う
その詩を囁くために 思案して 時間をかけて 音をのせる
音楽と言葉をのせて 私はそうしよう
あなたのために私は歌をかいた
私が何を言いたいか わかってくれると 信じてる
進むにつれ 解き明かしていくでしょう

私を月に連れていって
星々の間で唄わせて
木星や火星の春がどんな様子か私に見せて
つまり…手をつないで つまり…ねえキスをして

歌が私の心を満たす
ずっと もっと唄わせて
あなただけが私にとって何ものにもかえられない
あなただけが大切で尊いもの

つまり…真実にして欲しいってこと
言い換えると…愛しています

音楽だけではありません。小説の分野でも、アーサー・C・クラークの「2001年 宇宙の旅」は映画化され、J・P・ホーガンの「星を継ぐもの」は星雲賞を受賞、ロバート・A・ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」はヒューゴー賞を獲得と、何れもSF小説の金字塔であります。

岩石の塊の衛星が、何故ここまで人々の心を掴むのか、それはやはり月の起源にあるかと思います。何億万年も前に地球に衝突した流れ星があったそうですが、その雑多なかけら、つまり地球の破片が少しずつ少しずつ集まって出来たものが月である、という考え方、所謂ジャイアント・インパクト説が現代では定説になっています。即ち、月は地球から生まれた子供とでも言えましょうか。これは僕の勝手な仮設ですが、人間の深層心理下に、月は極めて親しい存在、という意識があると思われます。トルコにパキスタン、モルディブ、マレーシア、パラオ、チュニジア、アゼルバイジャン、トルクメニスタン、そしてウズベキスタンと、月をモチーフに使った国旗を使用している事実が、その証明ではないでしょうか。

月の海の名称もとても素敵ですもんね。例えば、既知の海、雲の海、静かの海、緑の海、賢者の海と、とても詩的な名前が付いています。幼い頃、月球儀を見ながら夢中になりましたっけ。

日本においては「竹取物語」のかぐや姫、因みに日本が打ち上げた月回探査船は「かぐや」と命名されています。そして「今昔物語」や「古事記」にも月が扱われていますし、古代中国やインドでも、月とウサギのお話がある由、インディアンは月を女性の横顔とみなすそうです。

すっかり長い文章になりましたが、お付き合い下さりありがとうございます。お疲れでしょうから、喉を潤して頂くべく、皆様に月に因んだ飲み物をお出ししましょう。シェーカーのボディに氷を投入、その中に冷凍庫から充分冷えたドライ・ジンのタンカレー、そしてスミレのリキュールであるバイオレット、スクィーズしたばかりのレモンジュースを入れます。後は程良くシェイクして、カクテル・グラスに注げば、ブルー・ムーンの出来上がり。ロマンティックな淡い紫色、上品な香り、程良い甘さ、バランスの良いカクテルをどうぞご賞味あれ。
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コメント

初めまして。いつもこのブログを楽しみにしています。今日は月がテーマで、とても興味深く読む事が出来ました。もし他にも月のエピソードがあればぜひ教えて頂けませんか。

No title

ふたつの星★★さん、初コメントありがとうございます。励みになります!

さて、そうですね、月にまつわる話について、アット・ランダムに触れてみます。

まずは万葉集ですから7世紀ですね、それに載っている有名な短歌でしょうか。天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ、歌聖として知られた柿本人麿呂の句です。

戦国時代、織田信長が所有していた有名な茶壷「三日月」は、国を一つ買える程の名器だったと言われています。残念ながら焼失しましたが、もし残っていれば国宝間違い無しでしょう。

時計に付いていますムーンフェイズ、月齢を読むものですが、これは船乗りにとっては無くてはならないものでした。帆船が移動手段だった20世紀初頭まで、潮の満ち引きを知る為、開発されたと言われています。

ローマ神話ではルナ、ギリシャ神話ではセレーネー、いずれも月の女神として知られていますが、イタリアではホテルの名前として使われる事が多い様ですよ。恐らく月を枕に安眠して下さい、という意味かな、と勝手に解釈しています。

これぐらいでいかがでしょうか(^^)。
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