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カット・アウト

先週末の土曜日ですか、阿蘇でロック・フェスティバルがありまして、出演者が中々良かったんですよ♪泉谷しげるを筆頭に、ウルフルズに電気グルーブ、サンボマスター、そして何故かお笑いのケンドーコバヤシでしょ。ライブには定評のある実力者揃いでありまして、気付くのが遅かった、行けば良かったと後悔頻りであります。さて、此の阿蘇と謂えば、古くから文学のモチーフとして、多くの文人墨客を惹きつけて来ました。春もやや けしきととのふ 月と梅、此れは内牧温泉で芭蕉が詠んだもの。行けど萩 行けどすすきの 原広し、此れは漱石。枯草の 果てに山あり 火を吐けり、此れは山頭火。秋晴れの 大観峰に 今来たり、此れは虚子。ここにして 人の文字なし 阿蘇の山 ただちに火もて 大空に書く、砂千里 草千里浜 阿蘇が峰の 霧は万里に つづくなりけれ、此の2つは与謝野鉄幹と晶子。其の他、若山牧水に汀女に碧梧桐、吉井勇に三好達治に徳富蘇峰等々、綺羅星の如きビッグ・ネームが、阿蘇について詠んでいます。僕、余り有名ではないのですけれど、明治の詩人尾上柴舟の句、おのづから 起る嵐に うちゆらぎ 狂ひめぐらふ 火の柱はも、此れには強烈な印象が残っています。

其の阿蘇ですけれど、未だに地震の爪痕は深く、僕、ニュースを見る度に胸が痛むんですが、日曜日の早朝に、NHKで特番をやってたんですね。何故プライムタイムに放映しないのか、憤りを覚えましたけれど、阿蘇の酪農家の皆さんが、政府や自治体に頼らず、自らの手で野焼きをし地割れを埋め牧草地を再建する、と謂うお話でした。僕、見ていてハラハラしたんですが、野焼きにせよ地割れの修復にせよ、殆ど命がけでありまして、此れ、民間の農家の人達がするべき事なんでしょうか…。政府が自衛隊なりに命令すべきと思うのですけれど、そういう必要な事は、決してしてくれないんですよね。

僕の造った格言?なんですが、「仕事の出来ない奴は、しなくて良い事をして、すべき事はしない」と謂う物があります。此れ、意外に当たっている気がするんですが、其れにしてもアベ総理と彼の側近達の言動は、目に余る物があります。森友学園や加計学園の忖度に始まり、昨日のニュースでは、アベ総理の側近の記者が、女性に薬を飲ませて意識を失わせレイプすると謂う、極悪非道な事件が告発されました。週刊新潮でしたか、既に記事にはなっていますから、ご存じの方が多いとは思います。でもね、此の山口と謂う記者、本当に酷いですよ。DNA鑑定でも黒、メールのやり取りが残り、そして目撃者がおり、女性を無理矢理ひきずっている姿が、監視カメラに残されていたんでしょ。こんなの、問答無用で逮捕と思うのですけれど、山口記者が総理官邸に泣きついた処、逮捕直前で無罪放免になったそうです。被害者の女性は、昨日の記者会見で顔も実名も公表しました。僕、こんな卑怯な犯罪を、決して許してはならないと思いますし、とっとと捕まえるべきでしょう!!僕、こんな卑劣漢を日本男児と思いたくありませんし、苟も侍の末裔ならば、腹を切れと謂いたいです!其れにしても、依怙贔屓が酷いんでしょうが、総理の廻りにはおかしな連中が多過ぎやしませんかね!?ま、所詮同レベルの人間と謂う事なんでしょうが…。

其の総理の所業、例えば共謀罪に付いては、国内外で強い批判が巻き起こっています。英国のロイター、フランスのル・モンド、そして国連と、社説や公式声明と謂う形で、アベ総理を正面から非難してますもんね。国内でも、ちばてつや先生に浅田次郎先生、柳田邦男先生に保坂正康先生と謂った、漫画界や文壇やノンフィクション界の大御所達が、アベ総理への批判を訴え続けています。此れ、学界や芸能界でも同様でありまして、僕も同意見です。驕る平家は久しからず、精々今のうちに威張っておきな、同じ自民党内や官界でも反アベの動きが出ていますし、僕、思いもよらぬ形で、寝首を掻かれるんじゃないかと思っています。

閑話休題、嫌な話は此れでおつもりと致しましょう。ところで皆様、宇宙探査船から送られて来た、木星の画像、ご覧になりました!?専門家の予想を大きく上回る姿だった由、どうやら磁場がかなり強い上、巨大なサイクロンが渦を巻いて発生し、極点ではオーロラが頻繁に見られ、パステルカラーの嵐が空を覆い、もうねえ、壮大な大パノラマであり大壁画と申しますか、アートの世界でして、僕、暫くの間、魅入ってしまいました…。でね、其の画像は僕、愛読するナショナルジオグラフィック誌で見たのですけれど、「まるでゴッホの絵の様で…」と書いてあったんですね。ウン、確かにゴッホの「星月夜」を思わせる渦巻きでして、とりわけ素晴らしいのは木星の雲でした。黄・藍・青・深紅・ベージュにグレーに黒と、幾層にも色が重なり合い、ムンクやピカソやシャガールの色合いの趣もあり、此れが遥か彼方の銀河系にあるってんですから、いやはや何とも、自然って凄いですよねえ!?

僕、抽象画が余り得意では無いのですけれど、唯一惹かれるのはジャクソン・ポロックでして、今回の木星からの画像、彼の絵の雰囲気も少しあるんですよ。さて、ポロックさんは、スコットランドからの移民の息子でして、アメリカはワイオミング州で生を受けました。1912年生まれと謂いますから、ちょうど大正元年の人ですね。さて、ワイオミングと謂えば、国立公園が沢山ある自然の宝庫、おまけにポロックさんの遊び場は先住民の遺跡でありまして、インディアン・アートに強い刺激を受けたとか。恐らく其の環境故、色彩感覚が磨かれたと思います。お父さんが農場経営に失敗しアメリカ全土を放浪、そしてニューヨークで絵画を学びます。そして又アメリカ大陸を縦断、メキシコ人の師匠に付いて大壁画を勉強するんですね。其の過程の中、自ら生み出したのが、アクション・ペインティングと謂う手法でした。此れ、キャンバスを床に置き、絵の具を叩き付けたり、垂らしたり、飛び散らしたりと謂う描き方であります。決して筆で描かないんですよね。僕、YOUTUBEで、彼の描く様子を見た事がありますけれど、子供が無心に絵と戯れているかの様で、ビビッドな色彩は勿論の事、即興と感性の芸術なんだと、何だか感心しました。僕、彼の原画は倉敷の大原美術館で観た、「カット・アウト」と謂う作品でしたが、矢張り一際目立ってましたもん。さて、彼が学んだメキシコの大壁画も、キャンバスを床に置いて絵を描くスタイル--此れはインディアンから学んだそうです--も、プリミティブで土俗的なんですよね。其れが、ポロックが元祖と謂われる近代的な抽象画に昇華し、まるで木星の雲を思わせる訳でして、僕、芸術って奥深いなァと、改めて畏敬の念を覚えます。

因みにポロックの絵、1枚オフィスにあったらなァと思いますけれど、滅茶苦茶に高いんですよ。記憶が曖昧で間違っているかもしれませんが、僕の大好きなゴーギャンが336億で1位、2位がセザンヌで307億、そして3位がポロックの224億でした。ウン、こりゃあ一生買えないですねえ…。誰か奇特な人が1枚恵んでくれないかしらん。
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