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静かなる楯

昨夜は僕、久方振りに会食がありまして、左程遅くなる事も無く散会となりまして、限られた時間ですけれど談論風発、誠に貴重な機会でした。参加された皆様には、此の場を借りて、厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございましたm(__)m。近々のうちに、是非またお誘い下さいませm(__)m。

さて、昨日はお肉がメイン、割とこってり系だったのですけれど、今の時期ですと矢張り僕、鳥貝にあおり烏賊、メバルにイサキ、鮎にコチ、そうですねえ、そろそろ鱧や鱸も旬でしょうか。夫を捨て 家捨てて鯵 叩きけり、と鈴木真砂女の強烈な句がありますけれど、そろそろ茗荷や紫蘇や生姜も美味しい季節ですし、僕、皆さんには「なめろう」をお勧めしたいなァ。僕、此の間も造ったばかりで、心の底から堪能したんですが、ぴかぴかの新鮮な鯵が手に入りましたら、適当な大きさに切りまして、葱も大葉も其れに合わせてカットします。後は包丁でとんとんと叩くだけ、刻んだ茗荷とすりおろした生姜、そして合わせ味噌を加えまして、隠し味にお醤油とお酒を少々、そして又叩いて出来上がりであります。好みですが、僕はかぼすを少し絞ります。此れ、僕の亡父の生まれ故郷、千葉の房総の郷土料理でありまして、全てが地元の旬の食材を使いますから、極めて安価ですけれど味は絶品、爽やかな初夏の此の時期には、是非是非お試しあれ。あッ、そうそう、此れを焼くと「さんが焼き」と謂いまして、其れも香ばしくて美味しいんです。なめろうでもさんが焼きでも、きんきんに冷えたビールに良し、焼酎のオンザロック、辛口の白ワイン、冷酒に良し、ご飯のお供に良し、お茶漬けも大変結構でして、どうぞ召し上がり下さいませ~。

和食って世界一美味しいなァと痛感しますけれど、今、アメリカの西海岸、ロサンジェルスやサンフランシスコでは、新手のハンバーガーが大人気とか。「ビヨンド・バーガー」「インポッシブル・バーガー」と謂うそうなんですが、実は此れ、えんどう豆から植物性蛋白質を抽出、そして遺伝子操作した酵母菌を注入すると、肉特有の風味を出すんですって。此れらを混ぜ、お肉としてハンバーグになると。其れに、トマトなりアボガドなりレタスをパンで挟み、ハンバーガーとなります。そしてね、もう1つ新たなハンバーガーがありまして、此れは、牛の細胞を培養するんですって。何とまァ、其の細胞から1万㌧以上の牛肉を造る事が可能とか。もう既に実用化は可能だそうで、モサミート社を設立、商品化の日は近いそうでした。そして、此れ、鶏肉でも培養に成功、2021年に商品として売り出すとか。はっきり書きますが、僕、こんな不自然過ぎる肉、決して口にしたくありません!

しかしね、今、アベ総理が推し進めているTPP、幸いペンディングにはなってはいますけれど、此れが何れ批准されるとしましょうか。此のTPP、法律から農業から医療から、ありとあらゆる分野で共通ルールを造り、関税も撤廃する仕組みですから、上記の怪しげな肉が大量に日本に入って来ますよ。アベ総理のやる事と謂えば、天皇陛下のご希望も踏みにじり、福島の復興も年金も赤字国債も手を付けず、共謀罪すら推し進め、原発は再稼働、国会答弁では不誠実極まりなく直ぐに激昂、そして憲法改正にしても、自民党案とはかけ離れた自分の案を主張でしょ。挙句の果てには、夫婦揃って自分のお友達に国有地をプレゼント、しかも今朝、総理が加計学園に便宜を図った書類が出て来ました。文部省の文書なんですが、「総理のご意向」とはっきり出てまして、僕、此の目で見ましたよ~。さて此の加学園の理事長、総理のオトモダチなんですが、100億を超す補助金や市有地を殆ど無償で譲渡ってんですから、最早正気を疑います。こんな総理は、国民一丸となって倒さねばならない、僕、そう思うなァ。

小泉に始まり森福田、麻生鳩山、菅野田、そして安部と謂う総理の系譜ですけれど、僕、何だかどんどん劣化が酷くなっている様に感じますが、読者諸賢の皆様方は如何思われますか!?

僕、かって、何の本だか雑誌だか失念しましたが、歴代総理大臣の顔写真が一挙掲載された物を見た記憶があります。矢張りね、昔の総理は、面構えが違うんですよ。国を背負っていると謂う責任感と決意、其れが貌に出ていまして、一般的な美男子では無いのかもしれませんが、将に侍、気迫が滲み出ていました。僕、とりわけ尊敬していますのが、海軍出身の総理大臣、米内光政さんなんです。其の米内さんは明治の男でありまして岩手の産、盛岡藩士の長男として生を受けました。由緒正しい侍の家系でして、海軍兵学校に入学するのですけれど、成績は決して芳しいものではありませんでした。米内さんの勉強方法は、1つの問題があるとして、其れをありとあらゆる角度から考え抜き、全ての疑問点を書き出し、じっくりと正解を出すと謂うやり方でした。ウン、確かに此のやり方、素晴らしいとは思うんですが、限られた時間で正解を出すと謂うペーパー・テストでは、相性が悪いですよね。海軍のみならず、日本は成績至上主義ですから、米内さんはドサ廻りと申しますか、老朽艦の船長を歴任したり、ロシアに駐在したり、首になる一歩手前まで行ったそうで、陽の当たらない道ばかりを歩みます。只ね、優れた人物は違うなァと感心しますのが、其の長い長い不遇の間、様々な人に会い自分を磨き、そして常に本を手放さず、あらゆるジャンルの万巻の書を読破したとか。

物事をあらゆる角度から慎重に考え抜く性格に加え、読書により博識となり、こうなりますと鬼に金棒ですよね。おまけに、優しい性格であり、所作や物腰も柔らかかったそうです。でね、水清ければ魚棲まずの諺通り、清廉潔白で実直でも、余りに隙が無いと、窮屈になってしまい、部下も付いて来ないと思います。米内さんの趣味は日曜大工と長唄、俳句とロシア文学、そしてお酒でした。寝たふりを しても動くや 猫の耳、と謂う洒落た句が残っています。おまけに、渋い声と180㌢近い長身、ハーフの様な二枚目でして、芸者衆の人気は凄まじいものがあったとか。佐世保鎮守府司令長官を退任する際、佐世保駅は、米内さんを見送る芸者達が詰めかけ、プラットフォームは立錐の余地も無かったそうです。

総理大臣時代は、日本が第二次世界大戦に突入する処を必死に止め、其れにより退陣させられるんですね。そして、原爆が落とされ、日本と謂う国が滅亡する寸前、海軍大臣に就任、陸軍や官僚の反対を押し切り、見事終戦に導いたのでした。其の功績を自ら語る事は決して無かったそうでして、僕、此れが男だと思うなァ。しかもね、総理退任後は、気軽に市電で外出していたそうでして、今の政治家のセンセイ達、移動手段は皆、黒塗りのハイヤーじゃありませんか。おまけに、海軍大臣時代、海軍からも内閣からも給与が出たそうですが、大臣の手当は決して受けなかったとか。「国家から二重に手当を受ける必要は無い」と、決して貰わなかったそうです。今の政治家の皆さん、政治資金でキャバクラに行ってどんちゃん騒ぎでしょ…。僕、米内さんな様な人に、総理をやって欲しいですよ。人格識見、器量に人徳に魅力、現総理より数段上でありましょう。では最後に、米内さんの大きさを表す言葉を、1つだけご紹介します。

人を使う時、器の中で自由に泳いで貰ったら良い。器からはみ出しそうな奴が居たら頭をポカリとやる。其れ以外は口も手も出さない。しかし部下を泳がせる器は自分で造るんだよ。自分の心掛け次第で広くも狭くもなる。
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