FC2ブログ

ふらんす物語

とうとうゴールデン・ウィークも終わりましたけれど、皆様、如何お過ごしでしたか!?見えそめて 青雲うれし 五月晴れ、と謂うよりも、行水の 女に惚れる 鴉かな、美しき 声の揃ひて 夏座敷、姿見に 見ゆる風鈴 鳴りにけり、こちらの方が似合う大型連休だった様に思います。大体、此の時分って、毎年急に暑くなる感がありまして、皆様、思いの外日焼けなさったんじゃありませんか!?そう謂えば、当院のO事務部長も小麦色にサン・バーン、程好く焼けていまして、何処か遠くにでも行ったのかしらん。さて僕、連休中は、先日の拙ブログで触れました様に、念願の燻製造りにチャレンジしました。試しましたのは、各種ソーセージ、薩摩揚げ、トマト、チーズ、塩鯖、沢庵と謂った処です。チーズは安物だった所為か途中で溶け落ちる始末、其れ以外は何とか成功致しまして、20分もあれば出来ちゃうんですねえ。何も味付けしなくとも、燻すだけで風味はかなり濃厚、ウン、こりゃワインや日本酒よりも、ウヰスキーのオン・ザ・ロックスだなァと独りごちていました。ただ、臭いと謂うか薫りがかなり強く、髪の毛の中まで浸み込む感があり、皆様、もしお試しになるなら、屋外或いは風通しの良い場所が無難かと思います。

さて僕、今朝のNHKニュースをドキドキしながら見ていました。そう、フランス大統領選でありまして、EU残留派のマクロン氏が、EU・移民反対派の極右のルペン氏を抑えての勝利、いやあ、ホッとしましたねえ。マクロン氏が65㌫、ルペン氏が35㌫ですから、ほぼダブル・スコアでして、拙ブログの予想が見事的中、いや、本当に良かったです。ただねえ、老婆心ながらと謂うと大仰ですが、マクロン号の船出は五里霧中と申しますか相当な荒れ模様、大変危険な航海な気がするんですね。

先ず、マクロン氏は39歳の若さであり、議員経験が皆無なんですね。良家に生まれ苦労知らずであり、官僚を経て大手銀行に就職と謂うエリート街道まっしぐら、もう1つ、政策面についても未知数でありまして、正直な処、頼りなさが目立ちます。又、フランスは長い長い間、2大政党制なんですが、マクロン氏は両党ともつかず離れず、距離を置いて来ました。要するに政界での基盤が無い訳で、魑魅魍魎が跋扈する国会を、上手く舵取り出来るかなァ。どの候補者も帯に短し襷に長し、見た目が良いマクロン氏、どうも消去法で選ばれた節があるんですよ。現在のフランスは失業率が10㌫を超えていまして、国内の経済格差も目立ちます。其れに加え、移民・テロ対策・環境・教育等、喫緊の課題も山積しています。又、マクロン氏はEU賛成派ですけれど、今回の大統領選並びに予備選を具に観察しますと、35~41㌫の人がEU離脱派でして、既にフランス国内は分裂していると謂う見方も可能でしょう。しかもね、気になりますのが、ルペンに票を投じた人達は極めて固い支持層でして、南部や東北部の地方出身者、国境沿いの人々、貧困層や労働者と謂ったブルー・ワーカーなんですね。例えばフランス南東部のリヨン、食通の街として広く知られており、文学好きな方には、永井荷風や遠藤周作が滞在した地として有名ですけれど、此処の郊外の村々などでは、結構ルペンが1位の座を占めているんです。

閑話休題、今までの日本の思想界では、右VS左と謂った構図が半世紀以上続いていました。天皇制や自衛隊賛成であり親米か、或いは其の反対か、という図式ですね。未だに大マスコミは其れをなぞっているんですが、幾ら何でも、そりゃもう古過ぎますよ。平成の日本において、天皇制や自衛隊に反対する人って殆ど居ない、僕、そう思うんですよね~。其れよりも、グローバル化や共生や多様性を目指すのか、或いは国家第一主義であり孤立化であり排他的な方向か、此の二者択一になっている気がします。今回のフランス大統領選なんて、全く其の構図でしょ。因みに僕の考えですけれど、天皇制も自衛隊も必要と思います。此処は自民党と一緒でしょう。でも、余りに性急かつ、法律の知識が無い総理が、憲法改正を頻りに謂うのは危険過ぎる気がしますねえ。矢鱈と9条の事ばかりを謂うんですが、其れ以外にも議論すべき点も沢山あるでしょうに。例えば1票の格差にしたってそうでしょ。女性宮家の問題にしても、三権分立にしても同様でしょう。でね、僕、不思議なのは、日本国憲法99条なんですよ。此の原文を其のまま書きますね。「天皇または摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官、その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を追う。」ううん、日本国憲法を遵守するのであれば、憲法改正を声高に謂う自民党議員の皆さん、全員が思い切り法律を犯してませんか!?ですから僕、憲法改正したいのであれば、先ず此の99条から変える必要があると思いますし、どうして皆さん、其処まで考えないんでしょうか!?こうなりますと、国会議員の皆さんって、法律の知識も全く無い上に、法令順守の精神すら無いと謂う事になるんですが…。

最早、幾つもの生活スタイルや様々な価値観が存在している訳で、其の多様性を認めて行くしか未来は無い、僕、そう思えてなりません。与野党の皆さん、もう少し柔軟性を持つべきですよ。コム・デ・ギャルソンのブランド服なんて、男子がスカート穿いてますよ!先日渋谷で行われた、「東京レインボープライド」、大盛況だったそうですが、此れ、LGBT、レズやゲイの方々のイベントです。でも、此れがスタートしたのが2013年なんですが、海外での同種の試みって、もう何十年も前からやってますし、僕、サンフランシスコでもシドニーでもバンコクでも、此の目で見ました。皆さん、とっても楽しそうで生き生きしてましたし、人と人が愛し合うって、たとえ其れが同性同士としても、素晴らしい事じゃありませんか。大体ね、古代ギリシャの時代から、同性愛って存在し、世界中にあったんですから、其れをタブー視したり、差別するって、自らの歴史の否定であり、僕には理解出来ないなァ。あ、僕はヘテロ・セクシャル、女性を愛する人間です。って、誰も関心無いですよね、スミマセン…。話を戻して、憲法改正をするのであれば、LGBTに限らず、虐げられて来た人々の人権も、きちんと考えてあげるべきでしょう。

さて、先のマクロン氏、消去法で選ばれた、頼りない新大統領かもしれません。でも僕、彼には期待しているんです。何故なら、彼はポジティブなんですよ。今回の選挙戦で、ルペンは移民による危機感を煽るだけでした。僕、単なるアジテーター、扇動者に過ぎないと確信しましたもんね。対するマクロン氏は、常に未来を語りました。ざっと拾ってみましょうか。「希望と信頼を取り戻そう」「分裂と闘う」「世界がフランスを待っている」等々でありまして、そりゃあ暗い顔で愚痴ばかり謂うルペンより、こちらに入れたくなりますよ。でもね、正直茨の道でしょうし、フランスは世界に冠たる官僚国家でもあり、色々なしがらみは日本以上かもしれません。其れでも、もしマクロンが失脚すれば、本当に極右が台頭しますから、負けて欲しくないなァ…。

話は変わるのですけれど、我が愛する阪神タイガース、何と何と、現在セントラル・リーグの単独首位なんです。僕、此の悪女の様なチームには、幾度と無く煮え湯を飲まされ続けて来ましたから、此のまま行くなぞ、全く思っていません。又、首位をキープ出来る程の実力があるとも思いません。只ね、現時点での此の好結果は、偏に金本監督の信念に尽きる、僕、そう思うんです。タイガースって、12球団で最も、若手育成や抜擢が下手なチームでした。結果として、40を超えたベテランばかりが目立つ年寄りチームだったんですが、去年就任した金本監督、周囲の猛烈な批判やしがらみもなんのその、我慢に我慢を重ね、ひたすら若手を使いましたもんね。僕、余りに頑固過ぎるとも思いましたけれど、今年漸く芽が出始めたのかな。兎に角、頑張って欲しいものです。マクロン新大統領も、金本監督を見習ってね!こんな事を書くと、いきなり12連敗とかするのがタイガースなんですが、欧州の要の1つである大国フランスは、どうかそうなりません様に…。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR