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☗ 敗局は師なり ☖

読者の皆様、おはようございます。今日の大分は、昨日の驟雨が嘘の様、気持ち良く晴れまして、何だか素敵な朝です☀さて僕昨夕、徒然なるままに、画集を見ていました。ルーカス・クラナッハ、と謂うドイツの画家の画集です。此れ、僕の生家にあった古い物でして、一種独特の美人画と謂うのかなァ、どうもプロポーションの縮尺が妙な感じの裸婦像でして、お腹がぽこんと出て、太腿がぱーんと張った感じなんですが、こりゃあ、クラナッハ先生の個人的な趣味じゃないかしらん…。さて、其のクラナッハ先生、日本では室町期の人なんですが、彼の残した絵で、「真実の口の物語」と謂う物があります。此れ、何処ぞのご婦人が浮気をしまして其れが露顕、ライオンの口に手を突っ込み、本当か嘘かの審判を受ける絵であります。そういう言い伝えが語り継がれ、発展し、偽りの心を持つ者は手を喰われると謂う、ローマ観光の名物でもある、「真実の口」のオブジェに繋がったと思われます。

でね、僕、其の画集を見ていてつくづく思ったのですけれど、 fact finding 、「真実」に辿り着くには、私情を排した客観性が先ず必要でしょう。個人的な感情なぞ以ての外、推測や希望的観測は害でありまして、主観を排してただひたすらにデータを吟味熟読、様々な人の意見を聞き、決して鵜呑みにせず裏を取り、あらゆる角度から考え抜くしか無い様に思えます。此れを繰り返す事により、事の大小を問わず、意思決定の際にミスが激減するんじゃないかなァ。何故こんな事を縷々綴っているかと申しますと、世の中の様々な出来事において、判断ミスが頻発、目を覆う事態が増え続けている様に感じるんですね。

先ず、僕の生業であります、医療の事から行きましょうか。巷間、よく謂われますのが、「医師が足りない」でありましょう。でもね、僕が思うに、先ず、医師の数と謂う事だけ考えれば、足りなくは無いんです。そして、先生方は大変な激務でありまして、今、手元に幾つかの全国統計が揃っていますけれど、病院勤務医の平均労働時間は週61~66時間となっています。数的には足りており、しかも週60時間以上働いているドクターが殆どなのに、どうして医師不足と謂われるのか!?此れ、答えは簡単です。数が足りていると謂っても、其れはあくまで統計上の話ですよね。医師免許を獲得したばかりの人--大変失礼ですが、ドクターとは謂え、難しい手術を望んだり、第一線で戦力として考えるのは余りに無謀でしょう--がおり、産休中や子育て中の女医さん、病気療養中のドクター、リタイヤした方や大変なご高齢の先生も、医師数には含まれています。となりますと、ちっとも足りないんですよ…。しかもね、医療の世界でも地域格差は歴然としているんです、残念ながら…。聞いた話ですけれど、大分の看護学校を出て、地元の病院に残ろうとする人は殆ど居ないんですって。皆さん、福岡や大阪や東京に行ってしまうんですよ。生活費や物価を考えれば地方も都会も変わらない気はするんですが、まァ、都会の方が遊ぶ処は確かに多いですもんね~。此れ、看護師さんだけで無く、医師も同様の傾向があるんですよね。もう1つ、国の施策もあり、田舎は切り捨ての傾向がある事は否めません。でもね、人口の9割は地方に住んでいるんですから、そちらを大事にしなくてどうするんでしょうか!?となりますと、此の事実を踏まえ、国の政策を1から見直すべきでして、しかも此れからは未曽有の少子高齢化なんですから、介護や医療の需要は激増する訳で、其処で病院を減らそうと謂うのが現状ですから、ホントにホントに其れで大丈夫!?

お次は経済指標です。東京商工リサーチ、謂わずと知れた業界最大手であり最古参の調査会社であります。此処の調査に依れば、全国の企業倒産件数は減少の一方でして、2年連続で9000件を割り込み、此れ、26年ぶりの数字だとか。此処だけ見ますと、アベノミクス万歳、日本経済も漸く回復の兆しか、とハッピーな気持ちになりそうでしょ。でもねえ、同じ東京商工リサーチの調査を基にした、中小企業庁の政府発表に依れば、開けて吃驚玉手箱でありまして、倒産件数は確かに激減したと。でもねでもね、中小企業の廃業件数は激増しているんですって…。2016年の企業廃業件数は過去最多の2万9583件の由、でも其れ、単なる詭弁でありレトリック、言葉遊びでしょ!?「倒産」も「廃業」も、厳密に謂えば違うんでしょうが、でも、「会社が潰れた」事は間違いありませんよね。此れで国民を誤魔化している心算だとしたら、人を舐めてませんか、官僚の皆さん。あ、因みに、倒産件数+廃業件数の合計は3万8029件、此れ、アベノミクスを唱え出した2011年当時と殆ど同数なんですって。一体全体、何をやってんだか、へそが茶を沸かすとは此の事でありましょう。

僕、北朝鮮のミサイル防衛に関しても、全く同じ図式と思うんですね。「窓から離れる」「窓の無い部屋に移動する」「物陰に身を隠す」「地面に伏せて頭部を守る」…。……。………。あの、此れ、何の役にも立たないと思います。もし、政府が国民の安全を守るならば、先ずは敵にミサイルを打たさない様、不断の外交努力が必要です。其れが駄目なら、ミサイルって、大気圏近くまで上昇し、そして目的地に超高速で落下する仕組みです。ならば、敵がミサイルを打った瞬間に迎撃するしかありません。そしてもう1つ、核シェルターを沢山作るべきでしょ。又、其処に避難誘導出来る様、日々の訓練を欠かさない様にすべきでしょう。皆がパニックに陥らない様、マニュアル等も整備すべきですし、シェルターには水や食糧や医薬品も完備すべきじゃありませんか。其れ、何もやってないで、「窓から離れる」事を推奨するだなんて、余りにナンセンス、僕、情けなくて情けなくて…。此れを本気でやっているのが永世中立国のスイスでありまして、確か非常時には国民全員の役割も決まっており、毎年訓練も行っている筈ですよ。でね、拙ブログでは何度も触れましたけれど、原発にミサイルを落とされたらどうするんでしょうか!?ミサイルに核を積んでいなくとも、原発に其れが命中すれば同じ事でしょ。僕、原発を防衛する強固なシステムがあるなぞ、寡聞にして知りません。でね、今になって自民党のヤロウども、アリバイ造りか何か知りませんが、「核シェルターを造り、食糧品を置いてはと提言したい」なんて言ってるんですよ。余りに too late 、幾ら何でも遅過ぎやしませんか!?こういうのを泥縄と謂いまして、泥棒が来てから捕まえる縄をなうという、大変馬鹿げた行為です。しかも、状況は切迫していると思われるのに、アベ総理はロシアに外遊って、呑気だねェ。

天皇陛下のご退位の問題もそうでしょ。陛下や国民の意向はまるで黙殺じゃありませんか。TPPも原発も同じです。多くの人々が反対を表明していますのに、国民の疑問にすらまともに答えようとしません。僕、此の件に関しては性悪説になりますけれど、政府や官僚の皆さん、失敗を認めないと謂うのは、真実を直視していないのと同じですよ。大失政を分かっていながら、隠蔽や誤魔化し続けている訳でしょ。まァ、エリートとして自他共に認めて来て、失敗は敗北と同じ、ぐらいの価値観なんでしょうが、そりゃ幾ら何でも器が小さ過ぎやしませんか!?此の手の輩、大分弁で謂う処の「こんまい」奴、小さい男ですよ。しかもね、其の失敗の責任は決して追わず、国民に後始末させるだなんて、お前ら、其れでも男かよ、○○付いてんのか!と謂いたくなります。

僕、将棋をこよなく愛していまして、大好きなんですが、500年続く歴史の中で、永世名人と謂う将棋界最高の座に就いたのは、僅か19人しか居ません。此処最近の1世紀だけ見ましても、木村・大山・中原・谷川・森内・羽生の僅か6人しかおりませんで、将棋を極めた人達なんですね。では彼らは不敗なのかと問われれば、決してそんな事はありません。どの永世名人も、悔し涙を一晩中流す程の惨敗、完敗を喰らった事が何度もあるんですね。其処からが凡人とは大きく異なりまして、自分の完敗を受け入れ、認め、敗因を分析し克服、そして永世名人の座に就いたのです。即ち、「敗局は師なり」でありまして、其れが出来るのが大人物でありましょう。政治家や官僚の皆さん、いい加減に現実を直視しましょうよ。民間の日本人達は、世界有数のポテンシャルを持っています。日本国の足を引っ張り続けているのは、自分のミスを客観視出来ない、政界官界の人達、僕、そう思うなァ…。
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