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チャーリーとチョコレート工場

春の夜の やみはあやなし 梅の花 色こそ見えね 香やは隠くるる、何だか艶なる艶っぽい調べでありまして、流石は古今集、此れならば大歓迎なんですが、僕、昨夜は、寝ぐるしき 窓の細目や 闇の梅、でありまして、閉口しました。風邪の所為か、どうも夕食が喉を通らず、其れでお腹が空いてしまい、余りよく眠れなかった様でした。空腹で仕方が無く、食べたのが、虎屋の羊羹の「夜の梅」、って此れは駄洒落の冗談です…。

其れにしても、嫌な話ですから手短に切り上げますが、アベ夫妻の極右小学校の件、何だか矮小化と論点のすり替えを行っている気がしてなりません。100万円の金銭授受なぞ小さな事でして、要は、「国有地をタダでプレゼントしたのは何故か?誰がやったのか?」でしょ。此の点については、他の学校法人でも100億単位の金が動いているそうですから、真相究明を急いで欲しいと思います。でもね、此れは恐らく間違って無いと思うんですが、こんな大きな案件、上司の決裁が無くては出来る筈もありません。特に官僚機構って、責任を取るのを忌み嫌いますから、僕、政治家の関与は確実にあると思っていますし、其れは権力の中枢、しかも政界のトップに位置するお方じゃないかしら…。

此の問題については、産経・読売VS朝日・毎日の論調が綺麗に分かれている様に思います。尤も、極右小学校に限らず、様々な問題において、常にそうなんですけどね…。一言で申しますと、産経側は自民党べったりであり「小学校側がおかしい」、朝日側は「総理夫妻がおかしい」ですね。僕、本件に限っては、朝日側の肩を持ちたいんです。でもね、僕、日頃は、どちらの情報も全く信じておりません。本件で謂いますと、「国有地をタダでも貰えるのは何故か」、此れを大マスコミが追求出来る筈が無いんですよ。だって、大手マスコミ各社は、政府に癒着して、都心部の絶好の土地を貰ってますもん。読売は皇居の直ぐ傍。朝日は築地。かっての毎日は神田。かっての産経も日経も大手町。此れ、全部国有地の格安の払い下げでしょ。ですから、社会の木鐸だと威張っていても、あの極右小学校の事を笑えないんですよね~。仮にもマスコミならば、自社の事とは謂え、隠蔽や歪曲や黙殺って、恥ずかしく無いのかしら。しかしまァ、どいつもこいつも悪行三昧でありまして、とりあえずは、アベ夫人を国会に呼んで、身の潔白を晴らして貰えば良いだけじゃありませんかね。

閑話休題、先の産経VS朝日の争いで最も大きな物は、旧日本軍の扱いでしょう。産経は「日本軍万歳!長年植民地にされていたアジア諸国の独立の為、自らを犠牲にしてよく戦ってくれた。」です。朝日は「日本軍はアジアの民にも多くの犠牲者を出し、大変な迷惑をかけた。誠に申し訳無い。」なんですね。相反する意見でありまして、ええっ、一体全体、どちらが正しいの!?と思いますよねえ。因みに僕の考えは、どちらも正しく、どちらも間違っている、なんですよ。「太平洋戦争において、アジア諸国が独立出来たのは事実だが、其れは結果論である。日本軍が善戦健闘したのも事実。ただ、アジア全域で300万人を超す犠牲者を出したのも事実。結論は、『日本軍は良い事も悪い事もした。是々非々で、毅然と主張すべき事はしなくてはならず、謝るべき処は謝るべき。』」なんですね。どうして直ぐに、善悪二元論になっちゃうのかなァ。盗っ人にも三分の理と謂うじゃありませんか。完全なる善人も居なければ完璧な悪人だって居ない訳でありまして、皆、もっと大人になりましょうよ~。

ただね、最近どうも宜しく無いと感じますのは、旧日本軍礼讃と申しますか、産経側の意見が日に日に強くなっている様に思うんです。先だって僕、「戦車と戦車戦」というマニアックな本を読んでいたんですね。僕、戦車が大好きなんですよ、お恥ずかしい…。アッ、戦争は嫌いですからね。で、其の本を読んでいましたら、「世界に誇る九七式戦車の特徴と魅力」とありまして、当時の設計者が書いたものでして、同戦車が如何に素晴らしかったかが、縷々綴られていました。此の九七式、旧日本陸軍の主力戦車であり、戦時中ずっと、世界各地を転戦していたんですね。で、大活躍したかと問われれば、大変申し訳ありませんが、全くしておりません。「棺桶」と呼ばれた程の酷い出来でして、其のスペックたるや、世界最弱でありましょう。装甲は薄くてペラペラ、弾が当たると直ぐ貫通しますし、大砲にしても九七式は47㍉、アメリカのシャーマンは75㍉、ドイツのティーガーに至っては88㍉、そしてエンジンの馬力も大きく劣りまして、全く勝負になりませんでした。実際、多くの戦記にも戦闘記録が残され、酷評されているんですね。其れをね、戦後70年経ち、もう知っている人も居ないだろうと、当時の設計者がいけしゃあしゃあと責任逃れの大嘘を付くだなんて、僕、許せませんよ!此の大欠陥戦車に乗って、何人の日本兵が死んだと思ってるんですか!何か、日本人のメンタリティって、昔から変わらないんですかねえ、原発事故の際も、当初と今では、政府の謂っている事は全く違いますもんね。「メルトダウンしていない」筈が、何時の間にやら、「メルトダウンした」という事になってますもん。

でもね、どの国も長短ありますよね。例えば欧州を旅すれば、ウェストミンスター宮殿も、モン・サン・ミッシェルも、サンティアゴ・デ・コンポステーラも、夢の様に美しいでしょう。でもね、其れを築く為にどれだけの犠牲が払われたかと思うと僕、気が遠くなります。そうですねえ、食べ物が最も分かり易い例と思うので、以下列挙してみましょう。トマト、カボチャ、トウモロコシ、蕪。じゃが芋を筆頭に多くの芋類。カカオに珈琲に紅茶にお米。ピーナッツやレモン、人参にレタス。各種の果物に豆類に茄子。胡瓜牛蒡大根玉葱ニンニクほうれん草。将に百花繚乱、これだけあれば、殆どの料理が網羅出来そうです。まだまだあるんですが、実は此れらの食材は、欧州には元々無かったんです。冬季に欧州を旅すれば、直ぐに分かる事なのですけれど、彼の地の寒さは底冷えがするんですね。其れも其の筈、緯度は北海道より上ですもんね。となりますと、温暖な地中海近辺は兎も角、上記の食べ物が育つ筈がありません。全て、世界中の植民地から略奪し、持って来た訳です。イタリアンには欠かせないズッキーニにしたって、ありゃあ元々メキシコ原産ですもん。話は少々ずれますが、大英博物館だって、ありゃあ世界中から盗品を集めた様なもんでしょ。「カエサルの物はカエサルに」、聖書にそう書いてあるのに、クリスチャンの癖に其れを守らないんだから、どうかしてるぜ!

とりわけ、ご婦人方が大層好まれるチョコレートなんて哀しいもんですよ。カカオの原産地は中南米、紀元前から、古代アステカの皇帝が飲んでいたのがチョコレートですけれど、スペインによって侵略され、哀れ彼らは滅んでしまいます。スペイン人達がカカオに目を付け、カリブ海の島々に黒人奴隷を十万単位で連れて来るんですね。其処でカカオを栽培、強制労働の末に数十万の奴隷達が死ぬのを物ともせず、欧州に送っていた訳でして、ゴディバもデルレイもロイズもハーシーも、其の事には一切触れませんものね…。ズルい奴ら!何だか、チョコレートが食べづらくなる様な文章になってしまい恐縮です。

でもね、どの国も長短ある訳で、其れを踏まえて仲良くやっていかねばなりません。僕の生きている間に、世界平和が訪れると良いなあ。ともあれ、欧米各国はだんまりを決め込んでますが、旧植民地の国々に、きちんと謝罪と賠償をすべきでしょう。そして我らが総理も、非を認めるべきと思いますけどねえ。其処からが全てのスタート、僕、そう思えてなりません。
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