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12人の怒れる男

ほのぼのと 春こそ空に 来にけらし 天の香具山 霞たなびく、新古今集の後鳥羽院の句ですけれど、どうやら漸く暖かくなり、気持ちが良いですよね~。昨日の大分はそぼ降る雨、些か冷えましたけれど、今朝は綺麗に晴れて快晴、此処数日、風邪気味で参っていたんですが、お天気にも誘われ、少し気分も良好です☀

僕、今、仕事以外の時間は殆ど、床に就いている様な有様なんですが、熱にうなされながらも、そうそう熟睡出来る筈も無く、枕頭の書を読み耽る事もしばしばでした。ホント、手に取るのは何年ぶりか、久方振りに谷崎の「細雪」を読んでいましたら、気分はもうすっかり、上方の上流階級の4人美人姉妹の心境でありまして、思わずはんなりとした大阪弁が出そうになりました。其れは兎も角、流石は大文豪の谷崎でありまして、其の流麗な文章にはしびれます。とりわけ、女性の着物や脚に関しては丁寧過ぎる?ぐらい書き込んでまして、僕、思わず苦笑いでした。でもね、谷崎は大の食通ですから、此の春先の鯛について書いてまして、所謂桜鯛ですが、僕、最近寝込んでいてずうっと粗食ですからね~。此の風邪が治ったら是非、桜鯛を食べて快気祝いをしようっと。塩竈焼きもカルパッチョも煮付けも、勿論潮汁も鯛飯も笹寿司も大変結構ですが、僕、シンプルに、お頭付きの塩焼きで充分です。最近、体調不良でお酒とも縁遠いですから、さっきの塩焼きと、辛口の日本酒の冷やをやりたいですねえ❀

閑話休題、安倍昭恵夫人、流石にもう、年貢の納め時じゃないでしょうか。今回の証人喚問、100万円の金銭授受が問題ではありません。「総理や其の夫人と仲良くなると、国有地が何故タダで貰えるのか。そして、其れに関与した者は誰か。」を追求すべきでありまして、どうもねえ、与党や官僚は、問題を矮小化し論理をすり替えている気がしてならないんですよね。大体ね、将棋で謂えば詰み、チェスならばチェック・メイトでありまして、昭恵氏の秘書の政府職員が、国有地に関し財務省に問い合わせ、其れを夫人には報告した、というFAXが出て来たでしょ。此れ、立派な物証であり、証拠品と思うんだけどなァ。そしてね、自分の秘書が政府職員で、国有地の件で財務省高官に確認出来る私人って…。そりゃあ公人でありまして、幾ら何でも理屈が通りません。

昭恵夫人が、国有地をタダで譲渡する事に関与していたのは、此れでほぼ確定でありましょう。此れ、明らかに口利きであり、利益の斡旋と思いますがねえ…。因みにアベ総理は、「私や妻、事務所が関わっていれば、首相も国会議員も辞める。」と、2月の国会で断言されてました。では、其の言葉を守るなら、昔の侍ならば切腹ですし、直ぐにでも辞めるのが筋かと思うんですが、読者の皆様、如何思われますか!?でね、もし其れが納得出来ないのならば、昭恵夫人を国会に呼び、証人喚問してはどうでしょう?或いは検察に動いて貰い、司直の手に委ねては如何?でもね、知らぬ存ぜぬで蛙の面に何とやら、僕、何やかやと小理屈を捏ね廻し、総理の座からは中々降りないと思いますよ…。そうそう、もう1つ、素朴な疑問があるんです。昭恵夫人には、5人の官僚が秘書として付いていると聞きます。彼女は、日本全国津々浦々を、講演等で飛び廻っていまして、其の数、年間数十件にもなるとか。となりますと、計6人の出張になる訳で、交通費宿泊費を考えたら、1回に何十万か掛かる筈なんですよね。となりますと、年間一千万円単位の、移動の経費が掛かります。私人と謂う事ならば、全額ポケットマネーで出している筈であります。裕福な方とは思いますが、其のお金、何処から出ているのか、野党の皆さん、是非追求して欲しいなァ。

ホント、総理と其の夫人と謂うのに、前言を翻すのは当たり前、二枚舌でありまして、彼らの発する言葉って、絶望的に軽いですよね。「存在の耐えられない軽さ」と謂う、名優ダニエル・デル・ルイス扮する希代のプレイボーイの映画がありましたけれど、何だか其れを思い出します。コイツがまた、滅茶苦茶に女癖が悪く、嘘ばかり付くんですよね。僕、仕事を始めてもう30年近く、採用面接もずうっとして来ましたし、様々な業界の人達と会いました。そして、生家も矢鱈と人の出入りが多かったんですね。此の年齢にしては、多くの人に会って来たと自負しているんですが、最近、頓に感じますのが、先に触れた、言葉の軽さなんですよ。

前に謂った事を忘れているのか覚えてないのか、前言撤回朝令暮改なぞ当たり前で平気の平左、発言が二転三転すると、当然の事ながら周囲は大混乱に陥ります。其の場は殊勝に反省の弁を述べるんですが、暫くしますと元の木阿弥、こりゃ参っちまいますよねえ。どうやらね、僕の観察に依れば、そうなるのって、物事を余り深く考えていないからだと思うんです。もしかすると、昭恵夫人も、個人的に会ってみれば、無邪気で良い人なのかもしれません。でも、ご自身の立場や言動が、国政にまで強い影響を与えるという、想像力が大きく欠如しているんじゃないかしら。ホント、日本の全ての人に、ほんの少しの思いやりと想像力がちょっぴりあれば、きっともっと素晴らしい国になると思うんだけどなァ。

僕、つくづく思うんです。ヒトと其の他の生き物がどうして差が付いたかと問われれば、其れは言葉だと。かっては僕達も、猿と同様だったのですが、二足歩行となり、其の段階で喉や口腔の位置が変わったんですって。其れが約5万年前だそうで、其処から人類が世界中に飛躍するそうなんです。火や道具の使用も勿論でしょうが、喉や口腔の位置が猿とは大きく異なり、複雑な言葉を喋れる様になったんですね。こうなりますと、言葉を使っての情報の共有が可能ですから、「あそこには木の実が沢山あるよ」「向こうの川で去年鮭が取れた」「あっちに行けばグラマーで綺麗なお姉さんがいっぱい」、最後は冗談ですけれど、此れは他の生き物には不可能な事ですもんね。僕、長年犬を飼っていまして、今は甲斐犬という種なんですが、今年16歳の彼女は、本当に頭が良いんです。恐らく、今まで飼った様々な犬種の中で最も聡明なんですが、悲しいかな、意思疎通や情報共有において、彼女との間には限界がありますもんね。滅多に鳴かない割に色んな鳴き方をするんですが、「お腹が減ったのか」「寒いのか」「甘えたいのか」、こちらが一所懸命推測するしかありません。長年の付き合いですから、大体は分かるのですけれど、細かいニュアンスになりますと、とてもお手上げでして、彼女の意思とは異なる様で、妙に不機嫌な顔をされたりします。其の時、つくづく思うのが、「犬の声帯や喉の位置が違っていれば、人間との立場は逆転していたかも」なんです。だって、身体能力においては、人間が叶わない点も多いでしょ。犬は服も入りませんし、抜群の嗅覚や聴覚や走力を持ち、社会性を持った動物ですから、かなり有能ですよ。

以上、縷々述べて来ましたけれど、僕、人間の特徴である此の言葉、皆が大事に使って欲しいんですよね。だって、言葉の使用、此れこそが万物の霊長たる由縁です。秘すれば花、沈黙は金と謂う格言もありますけれど、お互いエスパーじゃないんですから、黙っていては、分からないですもん。しかもね、一国を代表する総理と、其のファースト・レディが、真っ赤な嘘を付き続け、自分の吐いた言葉も大事にしないのでは、社会の根幹から崩れるんじゃないでしょうか。此れが杞憂に終わる事を心から願っています。

さて、週末は少々冷え込んでお天気は下り坂の由、皆様、僕の様に風邪を引かずに、ウィーク・エンドをお楽しみ下さいね。其れでは又来週、お会いしましょう(^.^)/~~~
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