FC2ブログ

北の海

読者の皆様、おはようございます。久方振りの更新、5日ぶりですかね!?僕、週末を利用し、都内に出張に行って参りました。いやあしかし、寒かったなァ…。♪外は冬の雨 この胸濡らすように 傘がない訳じゃないけれど 帰りたくない♪、演歌「氷雨」の世界でありまして、折角一張羅のスーツで行ったのに、足元なんてずぶ濡れですよ、全く。其れでも、悪天候の中、アテンドして頂いた多くの方々には、此の場を借りて、厚く厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございましたm(__)m。そして、大分に来られる際には、是非ご一報下さいませ。次はこちらが歓待しなくては。

さて、半年ぶりの上京だったのですけれど、良い悪いは別として、時々刻々と変わり行くのが東京の特徴でありまして、今回目に付きましたのが、東京駅の地下一番街でした。此処、様々な有名店が出店している激戦区でして、僕、お土産を買う際には重宝しているんですが、今回のお目当ては、横浜の崎陽軒が開いた、其の名もシウマイBARでした。僕、此処のシウマイ、大好物でして、お酒のアテに良し、ご飯のおかずに良し、安価で美味しく、重宝しますよね。さて、此処で熱々のシウマイを頬張りながらハイボールを呑みまして、ほろ酔い気分で人形町のホテルに入り、チェックインして蕎麦をたぐり、今度は人肌燗でご酒を頂き、その日は爆睡しちゃったんです。さて、其のシウマイバル、大変な盛況でして、沢山飲んで食べて2000円台、東京駅の地代を考えたら、此の値段でよくやっているなァと感心したんですよ。其れ以上に凄いのが、崎陽軒の横浜にある本社ビルであります。此処、シウマイのバイキングレストランがあり食べ放題、喫茶店やイタリアンレストランも併設しているんですね。何と結婚式場までありまして、コンセプトは、「大勢が集うバイキングで出逢い、イタリアンレストランでデートをし、個室のあるレストランで結納、そして式場で披露宴まで挙げられます」との由でして、年間100組近いカップルが、ジャンボシウマイに入刀しているとか。いやあ、此の企業努力、当院も見習わねばなりませんねえ。

閑話休題、僕、浅草で洋食三昧、上野の鈴本で落語或いは国立博物館、銀座の画廊、渋谷で映画、下北沢辺りでライブ、後楽園ホールでボクシング観戦、色々と考えたのですけれど、とても時間が無く、そりゃそうで仕事で来てますからね、神田は神保町に出て、古書街を歩くのが関の山でした。其れでも収穫があり、大分の様な地方ではとても手に入らない、吉行淳之介に林芙美子に永井荷風、鏡花に鴎外に高村光太郎、志賀直哉に谷崎に乱歩等々、希少な古書を格安で買えまして何よりでした。そうそう、句集も入手しまして、山又山 山桜又 山桜、という句を鑑賞しながら帰途に附いたのですけれど、今回の往復の道中、夢中になって読み耽ったのは、先の物とは全く別の、ノンフィクションだったんですよ。

「縄文生活の再現」楠本政助著 ちくま文庫、「七帝柔道記」増田俊也著 角川文庫、「アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極」角幡唯介著 集英社文庫、の3冊でして、将に巻を擱く能わず、一気に読了しました。さて、先ずは「縄文生活の再現」ですけれど、此れ、本当に其のままでして、著者は衣料品の行商をしながら、考古学の研究に勤しむ在野の方なんですね。感心しましたのは、徹底的に実証的でして、遺跡から縄文時代の釣り針や銛が見つかりますよね。そうしましたら、其の複製品を自分の手で造り、実際に其の針で魚を釣る処まで試すんですね。其の研究が認められ、宮城教育大講師となり、実験考古学、という新たな学問を造ったという、素晴らしい方でした。だってね、鹿の角を削った釣り針で魚を釣り、天然のアスファルトやタールを接着剤として銛を完成させ、縄文式土器を焼きあげ其処に栗の実を盛り、捕まえた兎の皮を石器で剥ぎ、当時のやり方で火を熾し、竪穴式住居を造り其処に住むんですから、もうねえ、学者と謂うより原始人でした。しかし、此のフィールドワークに撤退したやり方、素晴らしいと感じましたし、文章が生き生きとしてビビッド、魅力的なんですよね。

そして、「七帝柔道記」ですが、此れ、著者は僕とほぼ同級生の年代なのですけれど、昭和の末に、こんな壮絶な青春があったとは…。僕、浅学菲才で寡聞にして知らず、目から鱗の思いでしたが、此の七帝柔道とは、現代の柔道とは大きく異なるんです。かっての柔術の流れを汲むもので寝技に特化、現代のスポーツである柔道と謂うよりは、七帝とは格闘技でありましょう。完全な形での1本しか認めず、腕が折れるまでやり、制限時間も柔道の倍であります。そして、旧帝国大学の7大学のみが此のルールで試合をしているので、七帝柔道、と謂う訳なんですね。基本的には、寝技重視であり、試合形式も15人の団体の勝ち抜き制、長い時には4時間掛かるそうでして、此れに耐える為には、凄まじい練習が必要とか。作中、1日の練習が終わると7㌔も体重が落ちると書かれていまして、ひええ…。又、現代柔道とは全く異なるルールでやり、競技人口も少ないですから、メディア等には全く取り上げられないんですね。しかし、全く日が当たらずとも、自分達が正当な柔道の流れであるという誇り、そして明治から100年を超す歴史を持つ七帝柔道の歴史、日々の練習で培った精神力、これ等を背負い、彼らは誰からも褒められずとも必死に闘う訳でして、此れ、感涙必至の名著でした!

最後の1冊、「アグルーカ~」ですけれど、此れ、1845年に、英国のフランクリン隊が、北極探検に向かったんですね。ところが全員が凍死や餓死や病死、全滅したのですが、当時のルートに沿い其の足跡を追う、日本人冒険家2人の話でした。何とまァ、零下40℃の酷寒の中、50㌔の荷物を橇に乗せ、徒歩で4か月、北極大陸を走破する、という大冒険なんですね。本書には写真も掲載されていますけれど、鼻水が直ぐにつららになる様な過酷さ、1日に5000㌔カロリーを摂取しても、体重がどんどん落ちるという、いやはや何とも、想像を絶する大冒険でした。其の旅の果てに、作者は何を見たのか、未読の方の為に書けないのが残念ですけれど、講談社ノンフィクション賞を満場一致で受賞したのも頷ける一冊でした。

上記の3冊の本に共通するのは、常に実証しようとする地に足の付いた其の姿勢でした。過酷な状況に置かれた時、人は己の小ささを知り、過去の叡智に学び、自ずから謙虚になれるのだと思います。其れが人間と思うのですけれど、我が国の総理夫妻は酷過ぎませんか…。旦那の方は国会で切れまくり見苦しい態度、奥方の方は、「どうしてこんなに騒いでいるか分からない」とまァ、他人様を舐めきった言動でしょ。僕、TVを観ていて、「総理婦人は公人か私人か」とやってますが、誠に下らないと思います。公人に決まってますぜ。だって、公務員が5人も付いてお世話してくれる私人なんて居ないでしょ!!あの右翼幼稚園の理事長と、総理夫人を国会に呼べば済む話なのに、其れをしないんですから、僕、こいつら黒と思いますよ。此の手の輩、とんでも無い世間知らずの大馬鹿者ですから、全員揃って北極圏を歩いて修行しなさい!
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR