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♪ G線上のアリア ♪

いやあ、中々風邪が治りません。熱が無いのが不幸中の幸いでして、其れでもどうにか鼻や喉も回復しつつあり、でも、こういう治りかけの時が一番大事ですもんね。寒き田や 馬上にすくむ 影法師、こういう時こそ暖かい物を呑んで食べて、沢山眠って、しっかり養生しなくては。皆様もどうぞお気を付け下さいね。

さてさて、右を向いても左を見ても、馬鹿と阿呆の絡み合い、うんざりするニュースばかりであります。毎度毎度の事ながら、北朝鮮はまたまたミサイルをぶっ飛ばしてますし、もうねえ、ロケット花火と同じ感覚じゃないかしら。日米への威嚇なんでしょうが、そんなお金があるのなら、自国の食糧問題を解決すべきでしょう。ロシアのプーチンは、日本の北方領土の無人島に、勝手に名前を付けた由です。其れもね、日本に対し勇敢に戦い、勝利した軍人達の名前がズラリと並んでいるそうで、此れ、北方領土を返す気なぞ、更々無さそうですよね。あ~あ、日本の甘い見通しは将に画餅に帰す、確か経済協力と謂う名目で、何千億円も支払わされませんでしたっけ!?天皇陛下のご意向はちっとも通らず、ご退位の問題も、一代限りなんでしょ。国民の殆どと、陛下は同じ考えなのに、何故政府が邪魔するんでしょうか!?アベとトランプの会談は、欧米各紙からは冷やかに皮肉られています。そうそう、数日前の拙ブログで触れました、軍歌を斉唱させる極右小学校への国有地払い下げ問題、朝日新聞のみならず、とうとうイギリスのロイター通信でも取り上げられた由、此れ、政権を揺るがす大問題になるかもしれませんよ。

と申しますのも、本件を整理しますと、先ず、極右団体の幹部が此の小学校の総長なんですね。そして、此の法人の幼稚園と小学校の名誉校長が安倍総理の奥方であると。そして、此の法人は、大阪の国有地を地価の10分の1の価格で購入していると。しかもね、此の学校が寄付金を募っており、其の払込み用紙の画像がネットにアップされました。「安部晋三記念小学校への寄付を云々」としっかり書かれていまして、僕、確かに見ましたよ。先ず、国の財産を格安で入手するって、利益斡旋の罪でしょう。口利きであり政治的圧力であり、マスコミの皆さんが大好きな言葉、「説明責任」があると思うんですが如何!?何でも、地元の市議が長年に渡り執拗な調査を行い、漸く分かったそうでした。此れ、事実であれば、首相どころか議員辞職は免れない程の大スキャンダルなんですが、どうなります事やら…。もし、此の国に自浄能力があり、マスコミが正常ならば、首相を追求する筈です。もし何も動きが無ければ、此の国には、最早正義はありませんね…。

閑話休題、こういうブルーな気分な時は、心を清める音楽に限ります。という訳で僕、今朝のBGMは珍しくクラシック、バッハをかけています。チェンバロとフルートの清らかなソナタ、癒されますよね♪彼の音には一種独特な感じがあります。其の調べは宗教的でもあり禁欲的であり、美しい渓谷を流れる清冽な清水の様、そして精密な彫刻を思わせます。バッハは近代音楽の父と呼ばれていますけれど、其れも其の筈、後世の音楽にも多大な影響を及ぼしました。モーツアルトやショパン、シューマンにベートーベン等、後輩達が彼の音を精査し研究し咀嚼し、自分の音楽を造ったのは有名な話ですよね。此れ、ロック・ファンならご存じと思うんですが、ビートルズのフォーク調の名曲、「ブラックバード」のコード進行はバッハの影響であると、ポール・マッカートニー自身が認めていました。ハード・ロックバンドのディープ・パープルの大ヒット曲、「ハイウェイ・スター」もバッハのコードを借用した由です。そして、僕の大の贔屓である、ザ・フーというバンドの名盤「フーズ・ネクスト」では、如何にもバッハ調のフレーズを、シンセサイザーとピアノを使い、ハイ・テンポで演奏していまして、ううん、此れぞ将に近世と近代の融合と、僕、しびれましたもんね♪

さて、バッハと謂えば対位法、即ち、複数のメロディを同時に演奏し、調和させる、という手法を編み出しました。勿論、画期的なスタイルだった訳ですが、此処からは僕の推測なんですが、此れ、音楽のみならず、他の分野の芸術にも、多大な影響を与えた様に思えてならないんです。

と謂いますのは、バッハと同時期、欧州を席巻したのは、バロックと呼ばれる芸術形式でした。建築から文学から絵画に音楽と網羅しているんですが、僕、乱暴ですが一言でバロックを表せば、其れはシンメトリーであり、聖と俗の混合の様に思います。だってね、バロック期の建築物を見れば一目瞭然、左右対称に造ってますもんね。そしてね、当時の彫刻等を観ましても、美しい聖女が彫られているんですが、何処となく艶っぽく色っぽいと申しますか、何かセクシーなんですよね♡そう、バッハの音楽の特徴である、2つの旋律が調和している訳なんです♪其の傍証として、当時を代表する画家と謂えば、レンブラントとフェルメールの両巨頭でしょう。皆様疾うにご存じの通り、両画伯とも、明暗のコントラストを特徴としてますもんね。レンブラントの綽名は「光の魔術師」ですし、僕、フェルメールは上野の国立博物館で「真珠の耳飾りの少女」の原画を観ましたけれど、背景は漆黒の闇と思っていましたが、ポツリポツリと、星の様な煌めきがあり、ううん、将に此れが対位法なのかと感心しましたもん。

此の対位法、絵画や音楽や建築や彫刻だけではありません。僕のこよなく愛する映画の世界でも、名画では必ず使われています。2つだけご紹介しますと、天下の黒澤明監督の出世作となった、「酔いどれ天使」、タイトルが既に対位法ですけれど、劇中、主人公の三船敏郎がどん底に落ち、闇市を徘徊する、暗いシークエンスがあります。其処で流れる曲が、小学校の唱歌である、カッコウワルツですもんね~♪其の明るい曲調が、主人公の惨めさを強調するという、素晴らしい演出でした。そして、永遠の名作、ゴッドファーザーでは、ラスト近く、主人公の姪が教会で洗礼を受けるんですね。ちょうど其の時、主人公に敵対するマフィアや裏切り者を一網打尽、皆殺しにするんですよ。幼児が洗礼を受ける神々しい場面と、何人も虐殺するシーンが交互に来るという按配でして、此の対位法、僕、映画史に残る名場面と思います。

でね、様々な芸術界に多大な影響を残したバッハですら、「バッハ小学校」とか無い筈なんですよ。しかもねえ、現役の総理が、自分の名前を冠した小学校を造るなぞ、もうね、恥ずかしい限りですから、僕、即刻中止にした方が良いと思うなァ。
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