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天国と地獄

あさみどり 染めてかけたる 青柳の 糸にたまぬく はるさめぞふる、昨日の大分はどうにも愚図ついたお天気でしたけれど、今朝になりますと快晴、暦の上ではもう立春ですし、そろそろ暖かくなって欲しいなァ☀でも、残念な事に花冷えと申しますか、またもや冬将軍が戻る由でして、三寒の 寒のつづきて 四温なし、どうぞ皆様、風邪には充分お気を付け下さいね。と書いている僕がどうも風邪気味でして、先週土曜日に先生方と会食があったんですが、鼻が詰まって閉口しました。同席した皆様方にうつらない事を祈っています。ともあれ、談論風発でありながら春風駘蕩であり和気藹々、誠に楽しい宴でありまして、ご参加頂きました先生方、本当にありがとうございましたm(__)m。是非又ご一緒出来れば幸いです。今後とも宜しくお願い致しますm(__)m。

でね、とあるバーで皆さんと、シャブリかモンラッシェか忘れましたが、白ワインとエスカルゴを楽しんでいたんです。此のでんでん虫、僕、大好物なんですが、所謂エスカルゴバターと謂うソースを使います。此れ、バターに、刻んだニンニクとパセリを混ぜた物でして、とっても風味が良いんですが、使うのはエスカルゴにだけじゃありません。サザエに良し、ロブスターにオマールにも勿論合い、ステーキでも大丈夫です。きっと、此の食材にも合うんじゃないかと、先人達が色々と試してみたのでしょう、将に創意工夫ですよねえ。僕、大袈裟かもしれませんが、其の精神こそが、人類が発展した鍵と思うんですよ。

例えば角笛だって法螺貝だって、食べた後の残骸を楽器にした物ですよね。此れを楽器にしてみようか、という発想には頭が下がります。そうそう、瓢箪ってありますよね。其の特異な形状から、使い易いのは分かりますが、世界中で、ありとあらゆるアイディアが試されました。出雲大社では神具ですし、茶人千利休は花器にし、太閤豊臣秀吉の旗印が、彼の有名な千成瓢箪でした。お隣韓国では縦に切って食器に、アメリカのインディアン達は煙草のパイプに、そして南米では、楽器や漁具や水筒になりました。閑話休題、地中海に面した南仏のマルセイユの名物は、謂わずと知れたブイヤベースですよね。カサゴや海老やホウボウ等、地元の近海魚がふんだんに入った海鮮スープであります。此れ、ハーブを相当入れるんですが、実は毒消しでありまして、元々余り新鮮で無い、売れ残りの魚介類を地元の人が美味しく食べる為、ブイヤベースが出来たんです。勿論今はマルセイユを代表する名物ですから、獲れたての新鮮な物しか使わないでしょうが…。其のフランス料理には欠かせないのがペシャメル・ソースですけれど、此れにしたって、元々は干し鱈を美味しく食べる為の物でした。17世紀のフランス、ペシャメル侯爵という貴族が居まして、彼は北大西洋の漁場を押さえており、山の様に干し鱈を抱えていたんですが、其れがちっとも人気が無かったんですね。其処で考え出したのが、小麦粉をバターで炒め、牛乳で煮詰めた、ペシャメル・ソースであり、鱈にぴったりと合い、大好評を博した訳です。将に必要は発明の母ですよね。日本人が発案した、明太子や納豆や醤油味のパスタなんて、世界に通用する工夫ですもんね。

話は変わりますが、僕、戦車が大好きでして、特に、第二次世界大戦時のドイツの物が贔屓なんです。でね、欧州戦線では激戦続き、ドイツ軍は常に戦車不足に悩んでいたんです。其処で考えましたのが、古くなった自国の武器や、敵国からの捕獲品や戦利品をアレンジして流用、戦車に仕立て上げるというやり方でした。マルダーⅢは、チェコ製の車体にロシアの大砲を載せた物。フランス製の車体に火炎放射器を搭載したB-2。殆ど廃物利用に近かったエレファント駆逐戦車。どれも涙ぐましい程の工夫を感じます。僕のこよなく愛する映画の世界でも、かって、マカロニ・ウエスタン、というジャンルがありました。アメリカで造ると製作費がどうしても高くなりますから、イタリアの映画会社が、スペインの荒野でロケをした物なんですね。「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」等が世界的な大ヒットを飛ばしまして、一世を風靡しました。やっぱりねえ、大事な事は、創意工夫と努力と熱意でありまして、観客からすれば、スペインで撮ろうとテキサスで撮ろうと、面白ければ其れで良い訳で、企業努力って、本当に大切と思います。

其の映画の世界ですけれど、平成の今、意外なんですが、邦画の方が洋画より、お客さんが入っているそうです。でもね、此の世の春を謳歌しているのは、実は東宝だけなんですよ。本邦の映画会社の三羽烏と謂えば、東宝・東映・松竹の3社です。どの社もメジャー中のメジャーですけれど、売上を見ますと一目瞭然、東宝2000億、東映1000億、松竹880億でありまして、どれだけ差があるかがお分かりでしょう。実はね、20年ぐらい前まではドングリの背比べ、此の3社は殆ど横並びでした。ではどうして差が付いたかと申しますと、東宝だけが企業努力や創意工夫を惜しまなかった、其れに尽きます。

東宝は阪急の系列でして、宝塚を造った小林一三がルーツです。アーバンでスタイリッシュな山の手文化と謂えましょう。ゴジラに黒澤に社長シリーズですね。東映はバイオレンスでアナーキーで反社会的、「極道の妻たち」「仁義なき戦い」「相棒」が其の代表です。松竹は人情もの。寅さんに釣りバカ日誌、そしてアカデミー外国映画賞を獲った「おくりびと」ですね。こうして見ると、何れも大ヒット作があり、カラーがはっきりしていて、目玉商品に差は無いんですが、東宝だけが打つ手が速かったんです。ほら、TOHOシネマズってシネコンがあり、日本の何処にでもありますよね。でも、TOEIシネマズとか、SYOTIKUシネマズって無いですもんね。一応、MOVIXが松竹系で、T-JOYが東宝系なんですが、スタートが遅れ、スクリーンの数では完敗であります。TOHOシネマズは、イギリスのバージンシネマズを早い段階で買収、そして急激に伸びたんですね。また、現在の映画製作は、TV局と映画会社が手を組む形が一般的です。映画の事を「本編」と呼ぶ言葉があるぐらいでして、映画人は、TVをずうっと蔑視していたんです。でも、東宝はそんなプライドを棄て、TV局と組むのも一番早かったんですね。其の結果、東宝の独り勝ちが、此処10数年続いている訳です。だってね、日本映画の歴代興行収入のベスト10って、全て東宝なんですよ。「踊る大捜査線」、「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「もののけ姫」等のジブリ作品、ポケモン、妖怪ウオッチ、名探偵コナン君、ドラえもん、全部東宝ですもん。

東映も松竹も、此の差を埋めるのは臥薪嘗胆、茨の道でしょう。でも、今ではネットフリックスと謂う、インターネット経由で映画を楽しめるサービスが出来、全世界で大人気ですからねえ。僕、東宝か東映か松竹か、或いは新たな処か、ネットフリックスを押さえた映画会社が、次の勝者になるのではと思っています。個人的には、東映に頑張って欲しいけどなァ…。

ホント、当院もね、東宝の様に、時代の流れをきちんと押さえ、創意工夫と努力と熱意で、頑張って行かなくては。全国の病院の倒産件数も増えていますし、職員全員で力を合わせ、精進努力を惜しみません。今後とも、読者の皆様方のご指導ご鞭撻を賜れば幸いです。では、今週も、当院並びに拙ブログをご贔屓の程、何卒宜しくお願い致しますm(__)m。
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