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❁ souvenir ✾

雲飛ぶや 凍てを知らざる 波の列、其れにしても今朝も寒かったですねえ。僕、必死の思いで、早朝の愛犬の散歩に行きましたけれど、耳がちぎれそうな程でして、閉口しました。彼女は甲斐犬でして、元々猟犬ですから、寒さに強いんですよね。♪梅は匂いよ 木立はいらぬ 人は心よ 姿はいらぬ♪、ホント、せめて観梅の時分になれば、もう少し暖かくなるんでしょうが、週末は大寒波の由、北海道や東北では2㍍を超す積雪だそうで、皆様、暖かくしてお過ごし下さいね。

さて、昨晩は有志の皆さんと会食の機会がありまして、焼肉とボルドーの赤ワインで談論風発、二次会ではバーに寄ってモヒートを呑んだりして、とっても愉しい時間を過ごしたんですが、こういう時って、お部屋に戻って一息すると、小腹が空きませんか!?ラーメンは翌日もたれますし、お茶漬けも胃に負担が掛かりそう、洋菓子なんてありませんし、ちょうど良い事に僕、昨日、大好物の「うなぎパイ」を頂いていた事を思い出しまして、「夜のお菓子」と謳ってますからね、濃い緑茶を淹れ、早速其れを食べ、人心地が付き、爆睡した次第でした。

でもね、近年は、ご当地のお土産って、すっかりありがたみが無くなった気がします。ネットでも百貨店でも、日本全国津々浦々の銘菓や珍味が、幾らでも手に入りますもんね。かってはね、赤福を貰ったら伊勢神宮を、梅ヶ枝餅で太宰府天満宮を、宇佐飴で宇佐神宮に思いを馳せていましたけれど、ネットで注文すれば、沖縄でも、北海道に居ても其れが入手出来ますから、或る意味、詰まらない様にも思います。其れにしても、神社仏閣の周辺には銘菓が多い様に思いますが、此れ、かっては遠路遥々参拝に来ていた訳ですから、どうしても甘味を身体が欲するから、其れで名物が生まれたのかもしれませんね。そうそう、僕、小さい頃、もみじまんじゅうを貰ったら広島だ~、到来物の福砂屋のカステラが来れば長崎だ、松風を頂いたら古都京都、薩摩揚げは勿論鹿児島、さが錦は佐賀、一六タルトは松山だ、といった気がして嬉しかったですもん。

でね、僕、色んな人を訪ねて行ったりする事が多いんです。其れが寧ろ、仕事の一環でもあるんですが、其の時に何時も頭を悩ますのが、手土産なんですよね。僕、人様が喜ぶ顔を見るのが大好きですし、其れはとっても嬉しい事ですし、大分を感じさせる物を先方に、と考えるのですけれど、かぼすは重く、ざびえるという地元のお菓子があるんですが此れは劇甘、干し椎茸は地味過ぎます。此れ、都内在住の人は良いなァとつくづく思うんですが、名物が大層多いじゃありませんか。空也の最中。上野の酒悦のお漬物。大心堂のおこし。日本橋の鮒佐の佃煮。にんべんの鰹節。ふりかけの錦松梅。虎屋の羊羹。銀座のたちばなのかりんとう。僕のお勧めは、人形町の重森永信堂の人形焼ですねえ。安価で美味しいですし、人形町には、創業大正3年の老舗の名店、森乃園さんがありまして、此処はほうじ茶で有名ですから、人形焼とセットで贈ると喜ばれる事請け合いです。そうそう、人形町には、すき焼の今半の支店がありますから、此処でお肉を買うのも悪くありませんね。

此の手土産やお土産というスタイル、どうやら縄文期の古代からあったそうです。山中の遺跡から、海の魚の骨が出土していたり、海浜の遺跡から山菜が見つかったりしていますから、勿論交易もあるでしょうが、贈答という習慣があった事は先ず間違い無いでしょう。文献には、平安期頃からお土産の記述があるそうですが、其れから時代が下がり、戦国期になりますと、スケールが大きくなります。室町時代の足利将軍は、インドから象を貰っていますし、大分の武将大友宗麟は、明の国から虎が届いたそうです。徳川家康公なんて、ベトナムから、象・虎・孔雀が献上されたそうで、昔から、感謝や礼儀として、贈答は盛んに行われていたんですね。此れが、織田信長公になりますと、非常にワールド・ワイドでして、欧州からは鏡にビロードのマントに帽子に赤ワイン、目覚まし時計に地球儀に黒人奴隷、お菓子では金平糖にカステラを貰ったそうです。インドからは孔雀の羽に杖。でね、余談ですけれど、此の黒人奴隷、容姿は端麗で長身、身体能力に優れ頭も良く、信長公は大層気に入り、弥助という名を付け、侍として取り立てており、何れは大名にしようと考えていたとか。本能寺の変で其れもおじゃんになりましたけれど、もし信長公が生きていたら、日本に黒人の大名が生まれていた訳で、非常に興味深い、ヒストリカル・イフですよね。そして、豪快だったのは、土佐の大名である長宗我部元親公でした。太閤豊臣秀吉公に献上しましたのは、何と鯨1頭です。高知の港に迷い込んで来た鯨を仕留め、700人の水夫達はすぐさま、海路大阪城まで運んだのでした。しかも其処で料理までして献上した由、太閤殿下は大喜び、長宗我部家は大のお気に入りになったとか。いやあ、此処までスケールのでかい接待というか、お土産は中々ありませんよね。

話を戻しまして、僕、足りない頭で必死に考えまして、此れならきっと喜ばれるであろう手土産、ベスト5を今日、読者の皆様に一挙ご紹介します!ジャジャ~ン!では先ず、第5位は、駿河屋の羊羹です。此の駿河屋、羊羹発祥の店でありまして、室町期からずうっと造り続けています。豊臣秀吉公が聚楽第で開いた大茶会、3000人のゲストへの引き出物が此の駿河屋の羊羹という、由緒正しい一品なんですね。でね、実は僕、左党ですから、甘い物はあんまり得意じゃないんです。其の僕でも美味しく頂けますし、駿河屋の羊羹の、上品ではんなりとした甘さは、きっと喜ばれると思うなァ…。続いて第4位は、愛知に本社がある、坂角総本舗の「ゆかり」です。此れ、要するに海老煎餅なんですが、ぱりぱりで香ばしく、麦酒にもお酒にもぴったんこ、大変な美味です。何せ、江戸初期からずっと、徳川将軍に献上されてますからね。左程高くありませんし、何よりも其の軽さが、持ち運びの際には便利なんです。続いて第3位は、今治の正岡タオルです。国内外の一流ホテルのタオルは、大体此処の品を使っていまして、吸水性に肌触りが最高ですし、全てメイド・イン・ジャパンですから安心ですよね。タオルなら日用品ですし、其処まで高くありませんし、此れもね、持ち運びが楽なんですよね~。そして第2位は、新潟は加嶋屋の鮭の瓶詰であります。スーパーで売っている凡百の鮭の瓶詰とは全く違いまして、其の風味、味わい、此れを差し上げて喜ばなかった人はいません。確か、品質の確かなキング・サーモンを求めて、加嶋屋のスタッフは北欧からカナダから日本海沿岸から、全世界を飛び回っているそうです。そしてね、冬季には、地元新潟の銘酒、越乃寒梅や八海山を付けたセットを売り出しまして、此れがねえ、頬っぺたが落ちる程美味しいんだ…。そうそう、いくらや帆立や貝の瓶詰もありまして、其れも勿論美味しいのですけれど、僕はやっぱり、鮭かなァ。

そして、栄光の第1位です!地元贔屓も入っていまして大層恐縮なんですが、大分は佐伯市にある、清家水産さんです!僕、佐伯は、日本一お魚が美味しい処と確信しているんですが、清家水産さんは、地元の干物屋さんなんですね。ホームページなど無く、店舗の中は殆ど民家、お店に入りますと、其処の子供がギャーギャー泣いているのが聞こえるぐらいです。良く言えば気取りが無くアットホーム、悪く言えば商売っ気がまるで無いんですが、干物の味は僕が保証します。季節によって品が変わり、鯵だったりカマスだったりと色々なんですが、僕のお勧めは鰯の丸干しです。獲れ立てで新鮮な鰯を其のまま干していますから、臭みが殆どありませんし、程良く太って脂が乗ってまして、僕、頭から尻尾までバリバリ食べちゃうんですが、酒にも飯にも合いまして、これは堪りません。でね、すこぶる旨い事に加え、驚愕するのは其の安さです。だってね、30匹入って700円とか、そんな値段なんですよ。其れが都内の鰯になりますと、1匹1200円とか言ってました…。馬鹿野郎この野郎、僕、其の画像を見ましたけれど、ガリガリに痩せ細ってまして、とても食べれるもんじゃありませんで、そりゃあねえ、グラマーで豊満でむっちりした方が良いに決まってます!って、鰯の話ですよ>゜))彡

と、縷々綴って来ましたけれど、食べ物の話ばかり書いてましたら、僕、滅茶苦茶にお腹が空いて来ました…。という訳で、此れからお昼を食べに行って来ます。其れでは皆様、寒さにはどうぞお気を付けて、素敵な週末をお過ごし下さいませm(__)m。
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