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炎の男

おはようございます。僕、何だか慌ただしい1週間でしたが、皆様はいかがお過ごしでしたか?明日からはお休みなんで少しホッとしています。久し振りに映画でも行こうかな♪♪

数日前の事なんですが、僕が講師となりまして、院内で研修会を行ったんですが、テーマの1つとして、「日本の医療の現状」についてお話をしました。以前の本ブログでも触れましたが、日本中の地域で医療崩壊が起きていて、1つの病院が破綻すると、患者様が隣町の病院に殺到、スタッフが疲弊し離散し、そこも倒れてしまう、結果としてドミノ倒し現象が起きている、という酷い話なんです。僕が以前お世話になった事がある、千葉のある病院も先々月に閉鎖してしまいました。原因ははっきりしていて、小泉政権時代の政策ミスなんですが、それを是正しないままなもんですから、いよいよ厳しくなってきている、という訳なんですね(怒)。マスコミなんていい加減なもの、政策の検証、総括をしたなんて、僕、寡聞にして聞いた事がありません。先人達は上手い事を言ったもので、新聞記者やマスコミの事を、羽織ゴロ、なんて蔑称で呼んでいました。新聞記者は羽織を着る様に見た目は良いが、本性はゴロツキ、という意味ですね。

さて、医療崩壊の経緯と詳細は以前のブログをご覧になって頂くとして、最も大変なのは東北各県の病院と思いますし、同情を禁じえません。と言いますのは、元々医師不足看護師不足で困っている地方だった事に加え、今回の大震災と津波、原発事故によって、医療施設の復旧もままならない状況と仄聞しています。無借金経営の病院なんて滅多にありませんから、元々の借財に加え、施設の再建費用も又借りる必要があり、二重ローンという形になります。この状況下で、不足している医師や看護師を招聘し、壊れた病院を建て直し、資金繰りも大丈夫、なんて神様じゃなくては無理でしょう。もう既に廃院という辛い選択をした施設もある様で、胸が痛みます…。

こういう時こそ政治の出番と思いますし、新総理には決断と実行力に富み、大胆な改革をする人しかいないでしょう。候補者達の貌を見てますと、器が小さい気がしてなりません。ここは悪評も多いですが、剛腕と呼ばれる人が総理をやるしか選択肢は無いと僕は思っています。何はともあれ、日本の医療が何卒良い方向に進みますように…。

さて、暗い話ばかりでも気が滅入りますから、今日は元気が出る話を、と思います(^^)。僕の大好きなボクシングの話を書くと、悲しい事に本ブログの拍手数があまり伸びないんですが、ここは、今の日本に最も必要な、ど根性を持つ男、どんな悲惨な境遇にあっても底抜けに明るい男、学歴は無いかもしれませんが真のインテリジェンスを持つ男、輪島功一選手を取り上げるしかないでしょう。輪島選手は北海道出身、貧困に苦しむ両親から3歳にして養子に出され、極寒の中、幼い頃から徹夜でイカ釣り船で働き、高校を中退して上京、トラック運転手や土木作業員として働きます。25歳という、下手をするとボクシングの世界では引退する年齢でプロボクサーとしてデビュー、所謂噛ませ犬(有望な選手を育てる為、弱い相手をぶつけて自信をつけさせるという意味です)としての扱いを受けながら、臥薪嘗胆と艱難辛苦を重ね、世界チャンピオンへの挑戦権を掴みます。相手は、オリンピック銀メダリスト、生粋のテクニシャンとして知られた世界チャンピオン、カルメロ・ボッシ選手でした。下馬評では輪島が勝つと言った専門家は皆無、誰もが無残な敗北を覚悟していたのですが、本人だけが勝算を抱いていたのです。有名になった「カエル跳び」、いきなりしゃがんで相手の視界から消え、ジャンプしてパンチを叩きつける、という奇策に加え、敢えてセオリーを無視した奇襲戦法で、見事世界チャンピオンの座についたのです。その後も、輪島選手は、最強の挑戦者と戦い続けました。世界チャンピオンになった途端、なるべく弱い相手を選び、長期政権を目指すボクサーも少なくない中、彼の姿勢は素晴らしかったと思います。胴長短足という、ボクシングには決して向いていない体型ながら、智恵と勇気と度胸を武器に、6度の防衛に成功します。中には、リーチ差(手の長さ)が30㌢もある相手や、輪島選手を知り尽くした選手、凄まじい強打を持つ挑戦者もいましたが、チャンピオンの座を4年間守り抜いたのです。

その栄光の座にも落日の日が訪れます。若きアメリカ人挑戦者からKO負けを喫し、試合後は病院に直行しそのまま入院する程のダメージを受け、引退を勧められるもカムバック、歩くまでに2カ月かかったというリハビリを終え、猛練習を積み、一度負けた相手に見事雪辱を果たしました。そして次の試合は韓国人挑戦者にKO負け、世界王座から転落しますが、再戦では見事にKO勝利、3度世界チャンピオンの座に就いた偉大な選手なのです。ファンは決して諦めない彼の姿勢に涙ながらに共感し、付いた渾名が、炎の男、という訳です。引退後はボクシングジムと「だんごの輪島」が大成功、第二の人生でも成功を収めた、真の偉大なチャンピオンと言えるでしょう。

最後に輪島語録を少しだけご紹介します。

無くした金は諦めてしまえばそれで済むが、意地というものは無くしたら一生手元には返ってこない。

チャンピオンのまま引退するのは確かにかっこよく映る。でも、本当はちっともかっこよくないのさ。何故引退する?負けると思うからじゃないか、負ける事を恐れるからじゃないか、臆病だからじゃないか。身体が決定的に壊れてもいないのに引退するのは卑怯だ。格好を気にする奴は臆病なんだ。まだ戦える。だったらたとえ負けても戦うべきだ。

うお~、僕は元気が出て来ましたよ!皆さんも良い週末を!!
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