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ユーモアを解せざる者は海軍士官の資格無し

いや~、乾杯に献酒に返杯に余興と、昨日の当院の忘年会、非常に盛り上がりまして何よりでした。男性ダンサーの皆様、本当にご苦労様m(__)m。大受けでしたし、スタッフの日頃のストレス解消に繋がれば、誠に幸いです。是非又踊って下さいね~♪でもね、かっての当院ですけれど、僕が此処に来た12年前は、空気にGが掛かったと謂うと大仰ですが、かなり重苦しく、暗~い雰囲気だったんですよ。物言えば 唇寒し 秋の風と申しますか、出る杭は打たれると謂うのかな、皆さん、とっても萎縮した感があり、官僚的な事なかれ主義でありまして、僕、入社当時、愕然とした覚えがあります。ううん、此の社風、決して宜しく無いし、こんな環境では僕が参っちゃうと思いました。其れから10年、もし僕が当院に些か貢献出来たとするならば、体質改善には寄与したんじゃないかしら。院内では随分、笑顔と笑い声が目立つ様になりましたし、やっぱり職場って、人生の多くの時間を過ごす場所ですもんね、明るく楽しくなければやってられません。お蔭様で患者様も飛躍的に増えましたし、スタッフの皆さんも活き活きのびのび、積極的になって来た様に感じます。身内を誉めて恐縮ですが、尤もね、其れって、うちのスタッフの皆さんに元々優れた素質があったから故でして、僕はほんの少しだけ、お手伝いをしたに過ぎません。馬を水辺に連れて行っても、水を呑ませる事が出来ないという古い諺がありますけれど、本当に其の通りと思いました。

閑話休題、当院は素質に満ち溢れた優秀なスタッフがずらりと揃い、「しんけん」「すもつくれん」「おじい」「がさご」「おちゃきい」等々、少々大分弁が混ざるのが玉に瑕ですが紳士淑女ばかり、僕は幸せ者だなァと痛感します。でもね、今朝、ネットを見ていて僕、考え込んでしまったんですよ。と謂いますのは、高校生の記事でして、今、「教育困難校」という言葉があるんですって。記事を要約しますと、親御さんが生活に余裕が無く、子供に勉強を教える時間も無いと。無論、学習塾に行かせるお金も無い訳で、出来る事は「頑張って」と言葉をかけるだけ。其の結果、子供達は勉強がちっとも分からず試験が出来ないと。親からフォローされず、自己を肯定出来ない子供達は、苦手な勉強から逃げ、「其れは価値が無いんだ」と思い込み、自分の心を守るんですって…。そうなりますと、試験を受けても赤点ばかりなのは自明の理、生徒も困れば学校も困ると。で、先生が取った手段が、「試験対策プリント」の作成なんですって。此のプリント、試験前に生徒に配布するそうなんですが、此れ、試験問題から模範解答から、全部書いてあるそうなんですよ。で、試験には其のプリント通りの問題が其のまま出題される由、ひえええ…。

そしてね、これまた吃驚仰天したんですが、大阪に、或る幼稚園があるんですが、此れが凄まじいんです。極右幼稚園とでも申しましょうか、幼児達は、戦前の教育勅語や五箇条の御誓文や君が代を毎日唱え、制服は旧日本海軍の水兵さんの様、伊勢神宮に参拝し宿泊、皇族が来阪した際にはお出迎え、アベ総理の奥方も、何度も此の幼稚園に来られ、大絶賛したそうです。僕の亡父の言葉を借りれば、「アイツら、ありゃあだいぶイカレてるぞ!」でありましょう。またねえ、講師を招いて勉強会を開いているんですが、其のセンセイが、悪名高き田母神さんですよ。都知事選にも出馬した、バリバリの極右の方でして、賄賂で逮捕された方ですが、演題が「国防理念なき日本民族の将来」、ですって…。他の講師の方々も、「私の憲法論」に「日教組の影と功罪」、ってねえ、此れ、幼児教育と何か関係がありますか!?塚本幼稚園と謂う処ですが、どうやら小学校も近々造る由、文部省がよく認可しましたねえ…。其の学校名が、「瑞穂の國記念小學院」って、何もねえ、古い漢字をわざわざ使って、右翼チックにしなくても…。勿論、国防や憲法や教育の在り方について考えるのって、とっても大事な事です。でもね、其れは園児の段階では考えなくて良いと思うな~。好き嫌いなくお腹一杯食べて、運動してたっぷり寝て、友達を作って先生の言う事を聞いて、字を覚えて沢山遊んで、必要最低限のマナーを身に付ければ、其れで良いんじゃないでしょうか。昔々、「魁!!男塾」という、極右をからかったギャグ漫画がありましたけれど、まさか其れが現実になるとは、思いも寄りませんでした。

まァ、此の幼稚園は余りにも極端な例でしょう。でもね、僕、つくづく思います。上記の2つの様な体験をした子供達が、此れから続々と世に出て社会人になる訳で、夫々就職しますよね。となりますと、彼らを受け入れるであろう会社や組織の方々、本当に大変と思いますし、此れ、他人事じゃありませんよ。

さて僕、病院とは勿論、人の命や心を救う場所と思います。でも、最善の医療を患者様に提供する為には、医療人として、学び続けねばなりません。そして僕、病院とは客船に似ていると感じます。船ならば機関士に航海士、操舵士に船長に副船長、パーサーに調理士に船医と、様々なプロフェッショナルが集まって、安全な航海を心掛けますよね。病院も其れにそっくりでして、院長に副院長、薬剤師に看護師にPSW、検査技師に管理栄養士に作業療法士等々、国家資格者の集団が、患者様の社会復帰のお手伝いをする訳です。ハードでシリアス、大変な仕事ですけれど、やり甲斐もありまして、男子一生の生業に相応しい、僕、そう思います。でもね、話が戻りますが、此の仕事を続ける為には、絶間無い努力が必要ですが、其れでは息が詰まりますし、病院組織其の物に余裕や寛容さが無ければ、とてもやっていけません。

即ち、僕の理事長としての仕事は、「快適な職場環境を造り、スタッフの教育に力を注ぐ」事でして、上記の様に、最初から答えを教えて貰う教育や、偏頗で極端なスタイルでは、病院が潰れてしまいますよ。参考になるのがラグビー・チームであり、海軍兵学校でして、僕、其の教えを拳拳服膺、今に至っています。

ラグビーは、どんな人にもポジションがあると謂います。大柄で献身的な、縁の下の力持ちの人がフォワードです。のっぽさんはフランカー。マルチ・プレイヤーがNO8。身体が小さくとも小回りが利き、機敏な方はスクラム・ハーフ。チームの司令塔がスタンド・オフ。俊足で視野の広い人がバックス。守りの要であり、切り札でもあるフル・バック。ねっ、どんな人でも役割が必ずあるでしょ!?

そして、海軍兵学校は、本物の紳士を育てる教育を行っていました。勿論、普通の学校で学ぶ事もカリキュラムに入っていますけれど、テーブル・マナーがあり、ビリヤード台があり、昼休みにはクラシック音楽が流れ、使う辞書は英英辞典、国際社会で通用する人材を育てるべく、研鑽に励んでいたんです。校風は極めて自由、クリスチャンの士官がおり、文豪芥川龍之介が英語の先生をしていたぐらいでして、先程の幼稚園とは真逆のスタイルでした。ですから敗戦の後も、海軍兵学校出身者は、めきめきと頭角を現し、各界で大活躍したんです。其の数、枚挙に暇がありません。僕、微力ではありますが、何とか当院を自由闊達でのびのびとした組織にして来た心算です。当院に関わった人は皆、幸せになって欲しいと心から願いますし、僕、スタッフの成長に寄与出来れば、此れほど嬉しい事はありません。財を残すは下、仕事を残すは中、人を残すは上、此れからも一層頑張りますよ!
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