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✿❀ 柳橋新誌 ✾❁

読者の皆様、おはようございますm(__)m。週末は如何お過ごしでしたか!?さて僕、毎年年末の恒例、新人漫才コンテストのM-1を観て笑っていました。決勝に残ったのは、銀シャリ・スーパーマラドーナ・和牛の3組でしたけれど、皆様疾うにご存じの様に、銀シャリの優勝となりましたよね。実は僕、うう~ん、と首を傾げる思いだったんです。審査員の方々は、漫才のテクニカルな面を評価し、プロの芸人の観点から銀シャリの優勝にしたんでしょうが、ご覧になった人に聞きたいんですが、彼ら、面白かったですか!?僕、単純に誰が一番笑えたかと聞かれれば、文句無しに和牛と思うんですけどね~。実際、ネットの評価を見ましても、圧倒的に和牛の勝ちでしたけれど、M-1って、ボクシングの様に、明確な判定基準がありませんから、難しいですね。ボクシングではエフェクティブ・クリーンヒット、如何に効果的なパンチを当てたかが最大のポイントですから、此れを漫才に置き換えれば、どれだけ笑わせたか、になると思うんだけどな~。まァ、素人の繰り言でして、でも僕、第1回から全て観ていますけれど、年々歳々レベルが上がっている様に思いますし、しかし其の反面、頭抜けた芸人さんは減った様な…。そしてね、先の審査員の話に戻しますと、主観と客観って本当に難しいと痛感しました。自分の主観って、どうしても独善的になりがちですし、上手くバランスを取るのが社会人の嗜みでしょうが、物事を如何に客観視出来るか、此れは万人の課題ですよね。沢山の経験と幅広い読書、そして良い人達との出会いにしか、自分の心の中の客観性を保つ方法は無い気がします。僕、自分の事を笑い飛ばせるか否かが、己を客観視出来ているか、1つの判断基準だと思いますよ。「俺ってこんな馬鹿をやって、しょうがねえな~、アッハッハ」、此れが出来る人は、きっと余裕を持って、人生を楽しく過ごせる気がします。最近感じる事が多いんですが、プライドの高い人は多いんですが、美意識を持った人って少ないですよね。勿論プライドって必要ですけれど、僕、「陰口を言ったり、自分だけ楽をして良い思いをしようだなんて、こんな生き方をしたらカッコ悪い」という美意識の方が、大事な気がしてなりません。

閑話休題、日本政府の考えている主観と、日本人の意識や世界各国の潮流、即ち客観は、随分とずれている気がするんですよ。だってね、余りに急いで成立させたカジノ法案だって、6割の国民は反対でしょ。アベが必死になって推進したTPPも、アメリカ側に思い切り断られたじゃありませんか。近々来日するプーチン大統領との北方領土交渉も、どうやら上手く行く気配は皆無でお金だけ取られそうですし、僕、拉致被害者のご家族の心中を思うと、本当に遣る瀬無く悲しいんですが、確かアベの奴、「最重要課題であり最優先課題、私の内閣で解決する」と大見得切ってましたけれど、何か進展はあるんですかねえ…。日本の内政面は、御用マスコミを使って何とか誤魔化せても、他者や他国が介在する外交面では、ちっとも上手く行ってません。

今、全世界の国々は、感情的なポピュリズムと申しますか、ナショナリズムやファシズムの様な、排他的で独裁的な傾向にあります。オーストリアでは、負けはしましたが、極右の指導者が大統領になる寸前まで行きましたよね。先程、急な辞任が決まったニュージーランド首相の後任も、どちらかと謂えば右派の方になりそうです。イタリアでは国民投票の結果、今日にもレンツィ首相が辞任しそうでして、レベラルだった彼が退陣すれば、極右の台頭は必至でしょう。フランスでもドイツでも同様の傾向があり、ポーランドもハンガリーもそうでしょ。豪州でも、ワン・ネイションという極右政党が急伸しています。アメリカのトランプを筆頭に、ロシアのプーチン、フィリピンのドゥテルテ、中国・北朝鮮もそうですし、独裁的な指導者達が揃って台頭して来ました。そして、女性の政界進出も目覚ましい物があります。アルゼンチン・ブラジル・チリの南米3国の大統領や、イギリス・スコットランド・北アイルランド・北欧各国・台湾の指導者も、韓国の大統領は風前の灯ですが、フランス最大の極右政党、国民戦線を率いるルペン党首も、皆さん揃って女性ですもんね。スケールは随分小さいですけれど、日本にも小池都知事が誕生しました。要約しますと、排他的なファシズムが台頭し、女性政治家が増えつつあると。そして此の時期に、旧世代を代表する為政者であり、国内では絶大な人気を誇った、タイのプミポン国王や、キューバの元首相カストロさんが亡くなったのって、何だか象徴的ですよね。

そして、数多くのグローバル企業の急成長・全世界を繋ぐソーシャルネットワークの爆発的普及・1000万単位の移民の急増・新聞等古いメディアの低落により、従来通りの自国への依存度が、大きく減りつつある様に感じます。要は、イノベーションでありエボルーション、パラダイム・シフトが現実の事として起きているんですね。となりますと、其れに脅威を感じる人は、国に頼らざるを得ず、様々な法規制を強化すべきだ、移民はとっとと出て行け、となる訳で、其れが右翼政党の台頭に繋がっているんじゃないかなァ。そして、いやいやそういう考えは違うでしょう、移民もなるべく受け入れるべきだし、もっと開かれた社会を造りましょうよ、という人達も勿論沢山いらっしゃいます。僕、心配なのは、前者と後者の価値観が余りにも異なり過ぎますから、よもや無いとは思いますが、WWⅢ、第3次世界大戦なんて起こらない事を切に願っています。

さてさて、其の社会の大きな変化ですけれど、日本の指導者の面々は、其れをきちんと把握しているのか、甚だ疑問が残ります。だって、イギリスのEU離脱も、トランプ新大統領の誕生も、全く読めてなかったでしょ。僕、其処に、自分に都合の良い、勝手な主観が入っているんじゃないかと思うんです。でもね、かっての日本人は、環境の激変にも、余裕綽々で対処していました。例えば幕末の人で、成島柳北という方がいらっしゃったんですが、此の先生なぞ、日本人の柔軟性を端的に体現した方と思いました。

成島先生は幕末に浅草に生まれまして、儒学を極め、将軍の侍講と謂いますから、家庭教師の様な役割を担っていました。アメリカの黒船を筆頭に、ロシアにイギリスにフランスと諸外国の船が頻りに来航、国内の世論は攘夷、即ち外人を追い払えと激昂します。成島先生は、其の時勢を客観的に観察、そして将軍に度々の献策をするのですが受け入れられず、風車 風が吹くまで 昼寝哉、さっさと隠居して芸者遊びに明け暮れる様になります。でもね、遊んでいる振りをしながら、何れ日本は開国すると読んでいたんでしょう、英語やフランス語を独学、明治維新の際には、新政府から抜擢されるんですね。日・中・仏・英語が堪能という其の語学力を生かし、岩倉具視や木戸孝允ら政府首脳の外遊に随行します。其処でビジネス・チャンスに気付き、日本初の生命保険会社--後の安田生命ですね--を設立、新聞社社長や雑誌編集長となり、自由民権運動の雄であり、早稲田大学の役員をし、商工会議所まで創り、文部大臣の職はあっさりと断り、当時のアメリカ大統領の接待まで任されるんですから、文学者兼思想家兼実業家兼外交官兼学者、とでもなりましょうか。またね、芸者遊びの実体験を活かし、「柳橋新誌」という、華やかな夜の世界のルポルタージュまで書いちゃったんですから、作家の一面もあったんですね。此処までの才人はそうそういませんけれど、かって、此れだけの柔軟性を持っていたのが僕達日本人です。ですから僕、如何に現政府が悪政を振るおうとも、民間人の生き生きとした逞しさは、必ずや其れを凌駕する、そう信じて止みません。

さて僕、明朝より急遽出張となりまして、なるべく明日書く心算ですけれど、拙ブログの更新は、木曜日になるかもしれません。其れでは皆様、行って参りますね~(^.^)/~~~
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