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DAY TRIPPER

何だか心なしかホームページやブログの来訪者が増えてきた気がする今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今朝は少々冷え込みましたが、春の訪れも近い様です。季節が良くなって来ますと、旅に出たくなりますね~。旅衣 八重着重ねて 寝のれども なほ肌寒し 妹にあらねば、これは確か万葉集でしたか、意訳しますと、旅に出て重ね着をして寝ても、お前がいなくて肌寒いよ、というとても艶っぽい短歌、恋の歌が千年以上前に詠われていたんですから、人間の営みなんてそうそう変わるもんじゃありませんね。

さて、旅の話。僕、もともと旅は大好きでして、1つところにずっといますとフラフラフラフラ、落語の若旦那や弥太郎の様に何処かに行きたくなっちゃうんで、困ったもんです。印象深い土地は沢山ありますし、行ってみたい所も沢山ありますが、今日は十数年前にインドに行った時のお話をしましょう。

僕、国内海外問わず旅は単独行が主です。デリーかカルカッタかもう忘れましたが、空港到着と同時に半日近くターミナルに閉じ込められました…。拙い英語で情報収集しますと、空港職員が賃上げでストライキをしていた由、いきなりの手荒い歓迎に寝不足と時差でふらふら…。朝食は、インドはイギリスの植民地だったせいで、完璧なブリティシュ・スタイル、参ったのは、イギリス人が最も好み格式の高いサンドイッチって、キューカンバーなんですよね。キュウリです。イギリスは寒冷地で曇りが多い気候ですから、キュウリが貴重品、というのは頭では理解出来ますが、日本人にはキュウリには味噌か糠漬けか塩もみだろう、と思いながら、頼りないサンドイッチを劇甘の紅茶で流し込む僕でした。ほぼ3週間かけてインド・ネパールと回りましたが、昼夜は毎日カレーを食べました。決して不味くは無く、何でもカレーにしますから、臭みのある羊や魚介も美味しく食べられます。でも連日ですと拷問に近くなりますね。

終戦直後の買い出し列車の様に、中央線や山の手線よりも人が多い電車にも乗りましたし、釈迦の生誕地も見ました。タージマハール、石窟に寺院、インダス河、宗教上の理由ですが街中に平気で沢山いる牛達、そしてその牛の糞ですっころぶ日本人のオジサン達、と其々印象には残っていますが、何よりも美しかったのは、ネパールの空の色と満天の星空と美味しい空気、そして何処からでも見えるエベレストでした。僕は登山には全く興味がありませんが、世界一高い山々を見上げれば、荘厳で厳粛で神聖で、気高く孤高で宗教的な気配がしました。ハイドンやバッハでも無いしモーツアルトは軽すぎる、やはりエベレストに合うのはベートーベンかワーグナーかなあ、と通俗的な感想を持ちながら、ネパールのオンボロ飛行機に乗った僕は、フライト中に凄まじいエアポケットに落ち、何百メートルも一瞬に高度が下がり、美しいスチュワーデスさんも飛行機の天井に頭をぶつけ号泣、機内サービスの珈琲は天井に跳ね上がり滴が垂れ、酸素マスクが顔面に降りてくる始末、すっかり筋金入りの飛行機嫌いになってしまったのでした…。
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No title

テンポの良い紀行文ですね
思わずふきだしてしまいました(>-<)
インド、いつか訪れてみたい場所です

No title

インドっすかー。いってみたいっすねーv-233何か人生観が


かわるような体験をしてみたいっすね!ブログ、面白いっす!これから



もいろんな体験、知識を聞かせてください!期待してます!
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