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☨ The Jerusalem windows ☨

蓮舫さん、こりゃ駄目ですねえ。まァ僕、此のヒト、軽佻浮薄で嫌味を感じますし、演技がかった上滑りな、どうにも付和雷同で底が浅すぎる気がして、元々好きになれなかったんです。あ、誤解しないで欲しいんですが、日本と台湾の二重国籍の問題より、政治家としての資質に欠ける様に思いました。資質については後述します。先ず、野党第一党の党首になるという事は、政権交代が起きたら総理になる訳です。僕、個人的な考えですが、苟も国の代表が二重国籍ってどうなのかなァ、と思います。2つの国の利害が一致する事って殆ど無い訳ですから、非常に微妙な立場に置かれますよね。そして、日本の法律は二重国籍其のものを認めておりません。ですから、蓮舫さんは其処を考えてなかったのか不思議です。只ね、国際的なトレンドとして、グローバル化もあるのでしょう、二重国籍を認めている国って結構多いんですよね。米英仏、ロシアにスイスにカナダがそうであります。政治家でも、カリフォルニア州知事だったシュワちゃん、アーノルド・シュワルツネッガーは、アメリカとオーストリア国籍だった筈です。ペルーのフジモリ元大統領は、お名前で見当が付きますが、ペルーと日本の国籍をお持ちです。アウンサンスーチーさんもそうでしょ。タイの元首相もそうでした。ですから、僕個人は総理が二重国籍って抵抗ありますけれど、あくまで法的な問題、テクニカルな話です。きちんと日本の法に法り、台湾国籍を外せば良いだけですし、ちょっと余りに大騒ぎし過ぎでしょう。

そしてね、此れが最も大事なんですが、此のヒト、政治家としての資質に大きく欠けます。国籍という、自らのアイデンティティに関わる、とっても大きな問題に対し、余りに杜撰で適当なのが気になります。そしてね、言ってる事が二転三転、出鱈目なんですよ。「生まれ育った時から日本人」「生まれ育った日本で、ずっと日本人でありたい」、いやいや、まだ台湾国籍あるじゃん…。「台湾は国として認められていないから二重国籍では無い」「在日の台湾国籍の者として、アジアからの視点にこだわりたい」、って、お前誰やねん!?恐らくね、インタビュアーの求めている答えを、其の時其の状況に合わせて言っているんでしょう。でもね、僕、こんな適当で胡乱で、誰にでも迎合するいい加減なヒト、決して信用出来ませんよ。戦国時代なら、真っ先に斬られるタイプですわ。

閑話休題、つい先日、イスラエルの湖の畔で、シナゴーグ--礼拝堂であり教会ですね--の遺跡が発掘されました。どうやら古代ローマの時代の物の由、土を掘り起し、埃を払えば、大量のモザイク画が、壁に床に描かれていたとか。僕、ナショナル・グラフィック誌で、其の映像を見ましたけれど、素朴で稚拙ながらもビビッドでカラフル、一見の価値ありと思いました。演劇用の仮面。キューピッド。沢山の野鳥。象。兵士。王に司祭に貴族。花飾りとワイン。どういう目的で描かれたのか、皆目見当が付かないそうで、全体像は未だ、公開されていないのが残念でなりません。でも、伝統というか、慣習って凄いなァと思いますのは、此のシナゴーグには、古代ローマから現代まで、ステンドグラスや絵画を飾るんですよね。僕の生家にも、小さなステンドグラスが幾つかありましたけれど、シナゴーグの絵と謂えば、何と言ってもやはり、日本人のみならず世界的に有名な、シャガールでありましょう。ジ・エルサレム・ウィンドウズと言いまして、1959年、ユダヤ教の新しい教会が出来る事となり、其処を飾るステンドグラスの絵が、シャガールに依頼されました。シャガールは、旧約聖書を基に、美しい12枚の絵を描き、題して「イスラエル12部族」と言います。僕、クリスチャンじゃ全くありませんが、余りに素敵ですからね、「ヨゼフ族」だけ、リトグラフですが、オフィスに置いているんです。其の「ヨゼフ族」、目にも鮮やかなオレンジ色を主体に、鳥さんや牛さんや羊さんが描かれていまして、テーマは「祝福。恩恵。進出。」でして、当院に相応しいかな、と思った次第です。原画は今、エルサレムの大学病院の中のシナゴーグにあるそうです。謂わば同業種ですから、シャガールさんもきっと、喜んでくれるでしょう。

恋愛映画の傑作、もうスタンダードかもしれません、「ノッティングヒルの恋人」でも、シャガールの絵は非常に効果的に使われます。恋人同士が、同じ感性で同じ絵画を好きになるという、気恥ずかしいのですけれど、とっても素敵なシークエンスでありました。其れで分かります様に、僕、シャガールのテーマは、愛と自由だった様に思います。只ね、シャガールさんの一生を俯瞰しますと、艱難辛苦の連続でして、よく辛抱したと思われてなりません。

シャガールさん、1887年、日本ならば明治の御代、ロシアに生を受けたユダヤ人であります。ユダヤ人は、宗教や慣習の違いから、全欧州の地で数千年、差別と迫害を受け続けて来ました。シャガールさんはより過酷でありまして、生まれた時代も悪かったのですけれど、ロシア革命で母を亡くし故郷から追い出され、第一次世界大戦時はパリに避難、やがてナチス・ドイツが台頭し自身の絵は焼かれ、第二次世界大戦中に多くのユダヤ人同胞が殺され、アメリカに亡命します。でも其処で最初の奥さんを亡くし、アメリカとも肌が合わなかったのでしょう、60を過ぎて、フランス国籍を取得、2度目の奥様と、生涯南仏に住む事と相成ります。

シャガールの絵の面白さ、其れは、其の自由さにあります。私小説的と申しますか、兎に角自由なんですよ。シャガールの時代、キュビズムだジャポニスムだシュールリアリズムだと、画壇を席巻し、一世を風靡した、様々な芸術の潮流がありました。実際、シャガール自身も、所謂エコール・ド・パリのグループに居ましたから、藤田嗣治からローランサン、モジリアーニからユトリロから、影響を受けていない筈が無いんです。其の欠片や片鱗はあるんでしょうが、あくまでシャガールの絵でありまして、無重力か浮遊と言いますか、羊さんからカップルから天使から、皆自由に呑気に、ぷかぷかふわふわ、大空に浮いてますもん。そしてね、色彩の魔術師と呼ばれた程のビビッドな色使いは、やはり一見の価値はあるでしょう。僕、やっぱり彼の絵は好きだなァ♡自由闊達さに加え、彼には心底愛する女性と、とっても大事な絵があったからこそ、激動の時代を生き抜けたのでしょう。そして、とても楽天家だったと聞きますし、だからこそ、戦乱に巻き込まれ、絵を焼かれ、何度も国籍が変わり、果てしない差別を受けても、96歳の天寿を全うする事が出来たんだと思います。

僕、シャガールさんの絵も勿論好きですが、彼のエピソードも大好きなんですよ。絵を描く際は常に全裸、全て丸出しのすっぽんぽんであります。でも、裸婦を描く時はどうしたんでしょうね!?画家もモデルも全裸って、もう何が何だか分かりません…。サーカスと甘い物をこよなく愛し、そして好奇心が旺盛でした。だってね、60を超えてからリトグラフを習い、傑作を描き、97歳で亡くなる其の日まで、アトリエに籠っていたそうです。天下のホンダの社長、本田宗一郎さんがシャガールさんに会った時、お土産に、筆や硯や墨を持って行ったんですって。そうしましたらシャガールさん、「此れはどう使うのですか」と興味津々、本田さんが斯く斯く然々説明した処、其のままアトリエに入って出て来なかったとか。新たな筆や墨や硯をどう使うか、もう其れで頭が一杯となり、天下の本田さんを忘れてしまったんですね~。

蓮舫さん、シャガールさんの辛抱強さや自由さ、そして愛や大らかさを見習い、もう少し余裕を持って大きく構えてはどうでしょうか。お顔に険がある様にお見受けしますし、一歩進んで二歩下がる、今の貴方には、とても総理の器がある様には思えませんよ~。とりあえずは、国籍の問題をはっきりさせてから、代表の座を目指すのが筋、僕、そう思います。
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