FC2ブログ

疝気の虫

夏衣 かたへ涼しく なりぬなり 夜や更けぬらむ ゆきあひの空、新古今の一首であります。此の行き合いの空とは、ちょうど今の時分の事でして、去り行く夏と来たる秋が入り混じる、空の色を表現した古くからある素敵な言葉です。特に逢魔が時、夕暮れの時間帯、マジック・アワーと申しますか、日没後の淡い薄明りに漆黒の宵闇が絡まり合い、此の世の物とは思えない美しさと言えましょう。まだまだ暑いのに、ほんの少しだけ冷やかさを感じたり、そして日暮では無くコオロギの音に変わり、四季に恵まれた日本は、本当に素晴らしい国と痛感します。

でもねえ、昨日の拙ブログでは与党の悪口を書きましたが、野党も駄目ですねえ。今現在、民進党の代表選挙が行われていますが、僕、先ず蓮舫さん、苦手なんですよ。妙に芝居がかった、自己陶酔的で大仰な立ち居振る舞いも苦手ですし、彼女は顔と名前は知られていますが、政治的な実績なんて皆無でしょ。そして前原は問題外、「言うだけ番長」の言葉通りでして、コイツ、小沢さんと会った際に、「好き嫌いで政治をしてすみません。」と謝ったそうでして、あのねえ、感情だけで政治をしないで欲しいですよ、全く…。僕、今回立候補した若手の玉木と言う議員に期待していたんですが、此の男も駄目でした。47歳になるのに、討論会では感極まり泣き出す始末、蓮舫さんから、「男なら泣くな!」と言われてました。挙句の果てには立合い演説会に遅刻って、ダメだ、コイツ。あ~あ、与党の自民党は横暴で傲慢で強欲で無知、野党の民進党は稚拙で未熟でひ弱で無恥、こんな有り様で、世界の列強と伍して行けるんですかねえ、僕、心配でなりません。

と申しますのも僕、昨日の寝しなに、「イギリス解体、EU崩落、ロシア台頭 EU離脱の真相を読む」岡部伸著 PHP新書を読破しましたら、まァ此れが面白くて、結構興奮しました。著者は、産経新聞元モスクワ支局長を5年務め、現ロンドン支局長でありまして、米国にも留学経験のある国際人であります。本書の内容を要約しますね。「イギリスのEU離脱、欧州全土の極右の台頭、アメリカでのトランプの躍進は、全てロシアのプーチン大統領が裏で糸を引いている。プーチンが仕掛けているのは、ハイブリッド戦争と呼ばれる手法だ。即ち、ロシアの強大な軍事力を背景に、テロ・スパイ・ハッキング・デマ・プロパガンダ・宣伝・特殊部隊・利益誘導・資金提供等を同時進行させ、敵国を弱体化させ、自国に有利な状況を造る。戦わずして勝つやり方だ。欧州がEUとして固まっている際は超大国だが、結束が緩めば、只の中小国の集まりである。EUを分断し、ロシアの豊富な資源、天然ガスや石油を取引材料に、中小国の殆どをエネルギーを通じて支配下に置く。アメリカに対しては、トランプ--ロシア側は、役に立つ馬鹿者、 useful idiot と呼んでいるそうです--を大統領にさせ、分裂と弱体化を図る。」ですって!またね、此の本に信憑性があるのは、著者の方がモスクワ支局長時代、取材後にホテルに戻り、ルームサービスでボルシチを取って食べていたら、服を来たまま朝まで熟睡しちゃったんですって。取り立てて被害も無かったそうですが、只、お財布の中の米ドルだけが盗まれていた由でした。外務省に相談した処、ロシア側から回答があり、「あなたの行動は全て監視されている。今回は警告だ。」との返答だったそうで、こりゃボルシチに強力な睡眠薬を混入されたんでしょうね、うう~ん、恐ロシア…、って、駄洒落言ってる場合じゃありません!新聞記者に其処までやるかと感じますけれど、本年度末には其の親分であるプーチン大統領が来日しますよね。どうみてもオツムの出来が宜しく無い現首相や、小さな事で泣き出す程度の野党で、ロシアに対抗出来るとは僕、とても思えませんよ~、ホントに大丈夫かなァ!?

閑話休題、信州信濃の 新蕎麦よりも わたしはあなたの 側が良い、江戸期の古い都々逸です。実は拙ブログが始まった当初から、しばしば訪問して下さる読者の方がいらっしゃいまして、静岡は富士宮市のお蕎麦屋さんなんですね。僕、是非一度伺いまして、新蕎麦と鰊の棒煮と卵焼きで一杯やりたいんですよ~♡蕎友館さん、何時の日か必ず、お邪魔しますからね~♡さて、唐突な蕎麦のお話となり、皆様意外に思われたかもしれません。でも此の蕎麦、実はロシアとは切っても切れない、長く細い縁があるんですよ。僕達日本人は、どうしても、ざるなりせいろなりおろしなり、麺としての蕎麦のイメージしかありませんよね。でも、麺という形では無くとも、蕎麦は世界中で食べられています。フランスやイタリアでは、蕎麦はクレープやパンケーキの材料です。僕、ネパールに行った折には、蕎麦がき?状の物を、カレーと一緒に食べました。さて、ロシアでは、肉と蕎麦の実のお粥が一般的でして、かつ、ウォッカの材料であり、家畜の餌であり、なくてはならない物なんです。実際、生産量はずっと、世界でもトップ・クラスでして、ロシアは隠れた蕎麦大国なんですね。実はロシアの蕎麦のルーツ、其れは戦争にあったんです。

蕎麦を栽培し、食べ始めたのは、紀元前のインドだそうですが、其れを欧州に持ち帰ったのは、アレクサンダー大王の大遠征からでした。大王はギリシャの人ですから、地中海を通じ、フランス・イタリア・スペインと伝播したんですね。さて、ロシアに蕎麦を伝えたのは、ジンギスカンなんですね。モンゴルの地には、韃靼蕎麦と呼ばれる種があり、元々蕎麦の原産地でした。蕎麦は美味しく、栄養価が高く、携行に便利であり、種を蒔いて2か月程度で実が成り、痩せた土地でも収穫が出来、軍用食にはぴったりだったんですね。ジンギスカンの帝国が、ロシア全土を支配したのは、何と400年近いんです。当然、モンゴルの食習慣がロシアの地に根付いたのは間違い無いでしょう。さて、ジンギスカンが去り、ロシアとなってからも、戦は絶え間無く続きました。ドイツが、ポーランドが、フランスが、スウェーデンが、夫々ロシアを虎視眈々と狙い、何度も戦が繰り返されました。実際、首都モスクワが陥落した事もありますし、其の間際で撃退した事もしばしばです。其の後、日露戦争があり第一次第二次と世界大戦があり、東欧にも兵を出し、アフガニスタンもそうでしたよね。最近ではチェチェンと戦い、ウクライナにも出兵と、もう数え上げたらきりがありません。其の激しい戦いの中、ロシア兵を支えたのが蕎麦という訳です。戦乱で土地が荒れても、蕎麦なら収穫出来るという塩梅ですね。そしてね、此のロシアの貪欲な領土欲、どうも自国の周辺には友好的な緩衝地帯を造りたがる癖があるんですが、そりゃね、此れだけ1000年以上に渡って、首都の周辺まで攻め込まれる事を繰り返せば、誰でもそうなりますよねえ。

ですから、日本がロシアに出来る事、其れは、長い時間を掛けて対話を繰り返し、「誰も貴方の処をもう攻めないよ」と理解して貰い、友好関係を造れば、今の様なハイブリッド戦争を自然と止めると思うんですよね~。元来、お蕎麦って、とっても美味しく、庶民的なのに優雅で粋な食べ物です。戦争の為に食べられる蕎麦なんて可哀相でしょ。総理、プーチン大統領来日の際は、是非一緒に美味しいざるそばでも食べて、友好関係を築いて下さいね~。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR