FC2ブログ

♪ ガルシアの風 ♪

天候猶定まらず。新聞紙例によりて国内諸河の出水鉄道の不通を通ず。四五日雨降りつゞけば忽ち交通機関に故障を生ずること、江戸時代の川留に異ならず。当世の人頓に労働問題普通選挙の事を云すれども、一人として道路治水の急務を説くものなし。破障子も張り替へずして、家政を口にするハイカラの細君に似たりと謂ふべし。

いやしかし此の文章、先日都内出張の折に、神田神保町で購入した永井荷風先生の日記、「断腸亭日乗」第1巻、大正9年5月9日の記述なんですね。今から96年前、ほぼ1世紀前に書かれたものなんですが、平成の今、殆ど其のまま通用する気がしますが、皆様如何思われますか!?つい先日、台風の所為で、岩手のグループホームで多大な被害が出たばかり、謹んで被害者のご冥福をお祈り致します。そして九州各地で警報や注意報が頻発しています。どうぞ皆様、充分お気を付けになって、くれぐれも屋根に登ったり、田圃の用水路や河川敷の様子を見に行かないで下さいね。

でもねえ、大正時代に荷風先生が愚痴った通りでありまして、地震台風火山に津波、此れだけ天変地異が多いのに、我が国の政府の無為無策ぶりには呆れるばかりです。しかもね、今回入閣した閣僚も目を覆わんばかりの酷い連中でしょう。山本地方創生大臣、インサイダー疑惑の人物から5000万貰った上、其の捜査に圧力を掛けたそうでして、極道も裸足で逃げますよねえ。鶴保沖縄北方担当相は、交際相手が妊娠したそうですが、「結婚届も出すけど、離婚届も書く様に」と言い放ったそうで、コイツ、何なんですかね!?結局、籍を入れて出産後直ぐに離婚したそうなんですが、慰謝料も養育費も殆ど支払わず、男の風上にも置けない品性下劣な奴です。しかしまァ、そんな事しといて、よく大臣なんて受けますよ。皆さん、もうお忘れかもしれませんが、安倍内閣の閣僚って、本当に酷く、スキャンダルばっかりなんですよ。口利きの甘利、そして、小渕・松島の女性閣僚も政治資金のスキャンダルで辞任しました。宮沢・江渡・西川・望月の大馬鹿四天王大臣も同様です。酷かったのは高木元大臣でして、彼は下着泥棒の常習犯として、地元の地方紙に書かれました。此れだけ不祥事だらけで、どうして皆が自民に入れるのか、僕、不思議でなりません。もしかしてもしかすると、かってのアメリカ大統領選の様に、不正選挙してるんじゃないでしょうね!?さて、僕達の年金は、官僚どもが運用を大失敗、1年間で11兆4000億円もの巨額が無くなりました。そして福島第1原発の凍土壁、今回の台風の大雨で溶けてしまい、此れまた見事な大失敗、400億円も掛けたのに、台無しであります。大騒ぎになった、東京五輪誘致の賄賂問題も、調査の結果は限りなくクロに近いグレー、結局無罪でして、相当怪しくないですか!?先の荷風先生の断腸亭日乗じゃありませんが、こんな嫌な話ばかり聞かされると陰々滅々、此の国の来し方行く末を思えば、大仰ですけれど、 heart of darkness と申しますか、厭世的な気持ちになります。

閑話休題、先程、O事務部長と話す機会がありました。当院には、大分市内の就職前の学生さんが、職場体験と銘打ち、毎年来られるんですね。当院フェイスブックにも、近隣の明野中学の皆さんの写真と記事が出ています。今年はね、其れに加え、大分商業の学生さん2名を受け入れたんですよ。非常に優秀なお2人でして、女性の方は大変な読書家、当院図書室の本を、1週間で5冊読破されました。其の上、将来設計も堅実かつ緻密でした。男性の方は、未だ学生さんなのに、企業と組んで商品開発に取り組み、街の活性化を立案中だとか。近々、其の件で、地元TVの特番の出演も決まっているそうでした。僕が高校生の頃なんて、学校にはちっとも行かず、酒に煙草にロックに映画に夢中となり、不純異性交遊が無かったのは誠に残念ですが、文学書を読み耽るばかりでしたから、彼らと較べ、顔から火が出る思いがしました。2人共、もしご縁があれば、うちに来て欲しいですよ。

もしかして、此の国の若い人って、野に遺賢あり、優秀な芽が続々と育っているのでは、僕、何だかとっても嬉しくなったんですよ。終わったばかりのリオ五輪でも、メダル・ラッシュだったのは記憶に新しい処ですもんね。昨日のWBO世界スーパー・フライ級タイトルマッチに出た井上選手、未だ23歳なのに世界チャンピオン、しかも既に2階級制覇でしょ。弟さんや従兄弟も勝利を飾りまして、此れ、3人とも世界チャンピオンになるんじゃないかしら。尤も、昨日の井上選手は、腰や拳の怪我もあった所為か、珍しく凡戦でした。身体の切れは今一つ、サイド・トゥ・サイドの動きが見られず、攻撃は単調で攻防分離気味でしたし、接近戦には課題を残し、パンチも貰いました。其れでも10R、怒涛の攻撃で、ランキング1位の挑戦者に見事なKO勝ちですから、やはり物が違いますねえ。ところでね、井上選手の階級には、とんでもない怪物が居るんですよ。ローマン・ゴンザレス29歳、南米ニカラグア出身の、世界的なスター・ボクサーでして、プロアマ通じて132戦無敗、3階級制覇を成し遂げました。僕、彼の試合は何度も観ましたけれど、古の伝説のボクサーである、アレクシス・アルゲリョやホセ・ナポレス、カルロス・サラテやエデル・ジョフレの域に達しつつある様に思います。将にガロ・デ・オーロ、黄金のバンタムでありまして、抜群のテクニックと強打と冷静沈着なハート、兎に角死角がありません。僕、感心しますし、此れぞ日本男児、侍と思いますのが、井上選手、此のゴンザレスと戦うと広言しているんですよね。正直、今やったら流石の麒麟児井上選手も分が悪い気がしますけれど、強い男と闘いたいという、其の心意気が、果てしない強い向上心が、嬉しいじゃありませんか。近い将来、ボクシングのメッカ、ラスベガスで、ゴンザレスVS井上のビッグ・マッチが観られるかもしれませんね。

そして昨日、高校野球のアジア選手権の決勝戦が台北で行われ、我らが日本は台湾に1-0で勝利、見事優勝を飾りました。日本代表は大会を通じて69得点1失点と、将に王者の貫録、圧勝でした。全てのメンバーが良かったんですが、特筆すべきは、今夏の甲子園で優勝した作新学園のエース、今井君です。僕、本当に驚きましたが、甲子園大会の際には全く投げなかった、カーブを多投していたんですね。150㌔を超すコントロール抜群の真っ直ぐ。チェンジアップなのかな、沈む球。そして鋭く横に滑るスライダー。どれも素晴らしいボールですが、ブレーキの利いた、縦の大きなカーブまで持っていたとは。どうやら、台湾は日本とはマウンドやボールが違い、カーブが有効と直ぐに察知したのでしょう。いやはや何とも、国際舞台で新球を使うとは、恐れ入った度胸ですし、修正能力の高さには驚きます。是非、我が愛する阪神に入って欲しいですが、多分全く縁が無いでしょうね~、トホホ。そうそう、惜敗した台湾チームも、手足が長くすらりとしたアンダー・スローのジャン君と、面構えが良く巨躯の4番のチェン君は、中々の逸材でした。きっと、作新の今井君と並び、日台野球界を引っ張って行くに違いありません。

もう1つ、将棋界でも大快挙がありました。以前の拙ブログでもご紹介したんですが、名古屋の藤井君という子が居るんですね。5歳で将棋を覚え、小学4年生で奨励会というプロ養成期間に入会、順調に昇段を続け、昨日、何と中学2年生でプロとなりました。中学生でプロになる、此れ、大変な偉業でして、将棋400年の歴史の中で、そんな天才は僅か4人しか居ませんでした。加藤・谷川・羽生と、皆さん名人となったビッグ・ネームが並ぶんですが、偉大な大先輩達を見事にごぼう抜き、藤井君、何と将棋史上最年少の14歳2か月でのプロであります。公式戦デビューは12月の由、果たして何処まで伸びるのか、藤井君では失礼でして、もう藤井先生ですね、彼の行く末が本当に楽しみです!

何だか僕、昨日の日中、暗いニュースばかりで気分が沈み気味だったんです。でも、昨夕から今朝にかけ、各界の麒麟児達の大活躍に触れ、すっかり嬉しく、そして元気になりました。上記の優秀な若者達こそが、きっと此の駄目な日本を建て直す、僕、そう信じています。君達の世代に綺麗にバトン・タッチすべく、僕も負けずに頑張りますし、読者諸賢の皆様方も、そう思って頂けたら幸いです!!
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR