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A ROBOT IN THE GARDEN

読者の皆様、おはようございます。さて、昨日午後の天皇陛下のお言葉の特別放送、皆様ご覧になりました?僕、とっても感動したんです。「皇室は常に国民と共にあり、相たずさえてこの国の未来を築いていける様」「何よりもまず、国民の安寧と幸せを祈る事を大切に考えて来ました」「国民を思い、国民の為に祈るという務め」、もうねえ、ありがたいお話じゃありませんか。また、どの地方の国民をも常に大事に思っている旨、ご発言されてましたが、中々言える事じゃありませんよ。僕、寛容、という言葉が浮かびましたし、海の様に空の様に広いお心を持たれ、国民の幸せをひたすらに祈る、為政者ってのはこうじゃないといけません!

そしてね、ご自身のご高齢と健康状態から、公務が疎かになり国民に迷惑を掛ける事を恐れ、近いうちに退位を、というのが陛下のお言葉の大意と思いました。僕、今生天皇のご意志通りに、直ちに法整備をすれば良いだけの話と思います。80歳を超え、2度の大きな手術をされた訳で、陛下、美智子妃殿下と共に、葉山の御用邸で、どうぞごゆっくりご静養なされて下さい。実際、世論調査を見ても、8割以上の国民がそう感じていますよね。でもね、自民党を筆頭に、其れに反対している人も多い由でして、僕、どうにも解せないなァ。かって、上皇という形があり、いみじくも陛下が仰った様に、摂政というスタイルだってあるんだから、何の問題も無いでしょうに。そしてね、皇太子殿下という立派な跡継ぎが居るんですから、後顧の憂いは無い訳でして、陛下の思う通りにして頂いたら良いじゃありませんか。僕、皇太子殿下のご結婚の時のコメント、忘れられませんよ。「雅子さんは、僕が一生、全力でお守りします。」と言われたと記憶していますが、流石は日本男児、此ういう人ならば日本を託せる、僕、そう感じました。

聞く処に依れば、どうやら右寄りの考え方の人達が、陛下の生前退位に反対しているそうです。僕、前々から不思議でなりませんでした。第二次世界大戦前の昭和の暗黒期、日本陸軍と右翼が跳梁跋扈、陛下の意向を踏みにじり、結局は300万を超す戦死者を出した時代です。其の元凶だった陸軍も右翼も、口を開けば「陛下の御心に従い…」なんて事を言うんですが、実際やってる事は、平和を希う昭和天皇のご意志に反し、満州からノモンハンから、インドシナ半島から盧溝橋から、ドンドン戦争を進めていた訳でしょ。僕、右翼ならば、陛下のお考えに沿う形で動くのが筋と思うんですが、其れは全くしないんです。自分達の頭の中にある、都合の良い天皇像、其れが彼らの本音でしょう。自分達の意向と違えば、天皇を変えてしまえ、というのが本音でして、だからこそ、昭和史の前期、暗殺やクーデターが頻発していたんですよね。傲岸不遜で夜郎自大で自家撞着、とんでもない危険思想でありまして、僕、幕末の偉人、勝海舟先生の言葉を思い出しました。「なァに、憂国の士という者があって、国を滅ぼすのさ。」、其の通りでありましょう。昭和天皇も今生天皇も、夫々のお言葉を見ますと、極めてリベラルで平和志向で穏健、そして寛容なお心の持ち主じゃありませんか。天皇は日本国の象徴です。ならば、陛下のお言葉に素直に耳を傾け、国民一人一人が、真剣に真摯に考えるべきでしょう。陛下は決して政治的な事は仰いませんが、僕、此れって、国民の責務と思いますよ。

閑話休題、先週末から読んでいまして、昨夕読了したのが、「ロボット・イン・ザ・ガーデン」 デボラ・インストール著松原葉子訳 小学館文庫、です。大人になりきれない、引きこもりの主人公ベンの家に、壊れかけた旧型ロボット、タングが闖入して来ます。会話を交わすうちに、ベンはタングに惹かれて行くんですね。タングを修理すべく、ベンは生まれ故郷を出て、サンフランシスコから東京、そしてパラオと、世界一周の珍道中と相成ります。とまァ、此れが簡単な粗筋でして、僕、本作は映画化される可能性大と思いますねえ。頼りない相棒と主人公が出て来る形を、バディ・ムービーと呼びまして、映画にし易いんですね。そして、本作は世界一周しますから、ロード・ムービーであり諸外国を自然に映せます。基本的にはハート・ウォーミングな心温まる話ですが、ビターな味わいもあり、大人も子供も楽しめるんじゃないかしらん。そして、主人公のベンもロボットのタングも、其の他の登場人物も、皆さんとっても魅力的なんですよ。まァ、作者のデボラさんの処女作という事もあり、お話に粗や傷はありますけれど其処はご愛嬌、其れも手練れの脚本家ならば、直ぐに直せるでしょう。我儘で子供だった主人公も、旅をする過程で、他者の痛みを知り、寛容の大事さが分かり…、という、謂わば王道のお話なんですね。先の陛下からも、此の小説からも、僕、寛容の重要性を痛感します。そしてね、話は飛びますけれど、僕、中東の歴史に思いを馳せるんです。実は此処も、寛容がキー・ワードでした。

さて、現在の中東情勢を俯瞰しますと、ISやアルカイダがテロを繰り返し、イスラエルや各国の思惑があり、宗教に石油利権が絡み、今までの紛争の恨みや憎しみが積もり、領土問題もあり、将にカオス、どうしようも無くなっています。アラブ諸国とイスラエルだけで、4度の大きな戦争があったぐらいですから、にっちもさっちも行かないですよね…。実は此れ、全ての原因は、アメリカとイングランド、アングロサクソンの連中にあるんです。特にイングランドですけれど、かって中東各地に割拠していた沢山の部族、それらを時には手懐け、時には裏切り、或る時は武器を横流しし、又或る時は宗派の諍いにつけ込み、まんまと植民地にした訳です。ところがイングランドが力を喪った時、此処からはイラン、こっちはシリア、あちらはサウジ、という塩梅で、其れまでの歴史的経緯や宗教の差異なぞ何のその、土地の境界線を勝手に引き、とっとと逃げて知らんぷりなんですよ。無責任極まりないんですが、其の後に来たのがアメリカ、こいつらも又、本当の田舎者ですから、イスラム教の信者の前で平気でクリスマスを祝い、強烈な反感を買う訳です。勿論、アメリカは中東の紛争に、今まで散々首を突っ込んでますもんね。此の果てしない流血と復讐の連鎖、もう止まらない気がしますけれど、困った時は常にバック・トゥ・ベーシック、原点に戻れ、です!史書を紐解けば、最高の教材があるじゃないですか。そう、かって、中東から地中海から東欧、そしてアフリカまでを700年間統治した、オスマン帝国です。

此のオスマン帝国、学校の教科書なぞでは、「西欧諸国に対抗した野蛮な独裁国」というイメージで書かれていたと思います。学生時代に世界史を取った皆さんも、きっとそういう印象じゃないかなあ。寛容の心を忘れ、物事、何でも一方的に見るって、ホントに怖いと痛感します。じゃあね、本当に野蛮で独裁的な国が、そんな700年もの間、持つと思います!?教科書すら本当の事を書いていない、という好例と思えてなりません。さて、ズバリ書きます。其のオスマン帝国、時代や人種は違うにせよ、古代ローマ帝国と酷似したスタイルだったんですね。其れは、「ミッレト制」と言いまして、今の状況では俄かに信じ難いんですが、イスラム教が国教なのに、全ての宗教を認めていたんですね。具体的には、キリスト教徒にもユダヤ教徒にも、大幅に権限を委譲、異教徒にも自治権を認めていたんですよ。実際、欧州で戦乱が起きた際など、迫害され追放されたユダヤの民が向かったのは、オスマン帝国でした。異教徒にも大変寛容で、規制の少ない緩やかな集合体、とでも申しましょうか。只、其の長所が仇となり、産業革命と中央集権化で近代軍隊を持った欧州諸国に対抗出来ず、オスマン帝国は、憐れにも1924年に滅んでしまいました。

ISやアルカイダのテロは勿論言語道断、決して許されない事です。ただ、歴史を振り返れば、欧州諸国の一方的な略奪であった十字軍に始まり、国境問題からイスラエルから、僕、7-3でムスリムの人達の言い分が正しいと思います。そしてね、此処はイスラム教徒の皆さん、かっての歴史に倣い、オスマン帝国当時の寛容の心を持って、異教徒と和解されたら如何でしょうか。以前は、どの宗教の人も笑って暮らせる、700年も続いた大国を築いたじゃありませんか。僕、広い心を持つ皆さんならきっと出来る、そう信じて止みません。
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