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☁ 一瞬の夏 ☁

いや~、暑いですね~。僕、昨夕はちょっとお外に出る用事があり、ハイボールを呑んだりしてたんですが、夏草に 呻く鉄路の 切れっぱじ、ウッと来る様な猛烈な湿気には閉口しました。こういう時って、瓜に生姜に胡瓜等、旬の物を食べて英気を養うべきなんでしょうが、精進料理じゃあるまいし、野菜だけでは元気が出ませんよね。鰻にステーキにトンカツなぞ、やる気が出そうで何よりなんですが、ついつい冷麦や冷やし中華や素麺にしたりして、其れでは益々夏バテしてしまうのが関の山、やっぱりね、こういう時は辛い物ですよ!カレーに担担麺にトムヤムクンも素敵ですけれど、此の季節、僕の得意料理の1つに、プッタネスカがあります。此れ、娼婦風パスタ、との異名が付いているんですが、其れは忘れて頂いて、とっても簡単で美味しいですよ♪先ず、沢山の唐辛子とにんにくを刻みます。其れらをオリーブ・オイルで弱火で炒めると。唐辛子とにんにくが色付きましたら、フライパンから一旦出しまして、刻んだブラック・オリーブ、そしてメインの具材はお好みですが、アンチョビ、海老、烏賊、浅蜊、蛸、お好きな物を投入、塩胡椒に白ワインを振り、先の唐辛子とにんにく、そしてホール・トマトと一緒に煮込むんですね。此れでソースは出来上がり、後はアルデンテのパスタを和え、パセリでも散らせば完成であります。ねっ、簡単でしょ!?クレソンのサラダや、ガーリック・トーストや、キンキンに冷えた白ワインと一緒に食べれば、其の辛さと酸味で、気分爽快間違い無しの逸品です。是非お試しあれ。

世を厭う 姿か月の 影法師 かしこき知恵の 廻り灯篭、という江戸時代の言葉があります。此れ、僕なりの解釈なんですが、人の世は、単純の様で複雑、複雑の様で単純、人生は廻り灯篭の様に、日々の暮らしが巡り来る、という事かと思います。柄にも無く、どうしてこんな事を思ったかと申しますと、昨日のボクシングの世界戦を観ていまして、何だかデジャブの様な気がしたからなんです。IBF世界スーパー・バンタム級王座決定戦が昨夜行われたんですが、1位の日本人和気選手と、2位のドミニカのグスマン選手との試合でした。和気選手は、東洋太平洋のチャンピオンであり、其のタイトルを5度も防衛した強者だったんですが、昨日は彼の夜ではありませんで、見るも無残な完敗でした。もうねえ、観ていて辛くなったんですが、顔面は変形し流血し腫れ上がり、5度のダウンを喰らうという酷い負け方、相手も、其処までの強さは感じなかったんですけどねえ、差は大きかったという事でありましょう。近年の日本ボクシング界は、以前に較べ、随分と強くなりました。海外の檜舞台で戦う選手も増えて来たのが、其の証左であります。かっての日本人ボクサーは、一部のハード・ヒッターを除き、パンチ力に劣る選手ばかりでしたが、山中・三浦・内山・井上と、皆さん敵をバンバン倒しますもんねえ。此れ、WOWOWやYOUTUBEによる、技術の伝播と思いますし、喜ばしい事です。でも、昨夜の和気選手の姿は、かってのひ弱な日本人選手を体現していたかの様でした。世界戦という大舞台での過度の緊張。其の緊張による身体の硬さ。そして、稚拙な防御。此の3点に集約されるのかなァ…。アッ、誤解しないで欲しいのですけれど、和気選手、序盤の大劣勢の連続にもめげず、本当に良く頑張りました。敵も顔を腫らしていましたし、上記の3つの欠点を克服出来れば、充分勝てる相手でしたよ!どうかゆっくり休んで、もう1度リングに上がって下さい。

さて、此れ、日本人の民族的な短所なのかなァ…。どうもね、僕達日本人はあっさりし過ぎていて、防御とか籠城とか、非勢を耐え抜いて状況を逆転する、という事が苦手な様に思います。型にはまったと申しますか、ワン・パターンの行動に成りがちですしね。先のボクシングで謂えば、ディフェンスのやり方って、沢山あるんです。日本人は直ぐに、「ガードを上げろ!手が下がったらパンチを貰うぞ!ブロックしろ!」と言いますし、其れは決して間違いじゃないんです。でもね、ボクシングって、原始的な格闘技に見えて、多種多様なテクニックがあるんですよ~。例えばパーリング、此れは相手のパンチをグローブで弾く方法です。スウェイ、此れは頭を逸らすやり方。ダッキング、頭を下げてパンチをかわします。ヘッド・スリップは、頭を僅かに横にずらします。スリップ・アウェイは、相手のパンチと同じ方向に頭を動かし、パンチを流す超高等技術。此れ以外にも、肩を使うショルダー・ブロック、頭を上下左右に動かすウィービング、そして、フット・ワークやボディ・ムーブメントもある訳で、其の状況に応じた防御をしなくてはなりません。さて、話を戻しまして、此の防御、特に欧米については、凄まじいまでの執念ですからねえ…。

ほら、日本人って、まるで桜の花の様に、派手に戦って美しく散る、といった美意識がありますよね。でも、例えば第一次世界大戦ですが、此の戦は独仏両軍が向かい合って膠着状態となりました。互いに塹壕を掘り、時に攻め時に守りを繰り返し、前進出来ても僅か数㍍、其れが4年間ずうっと続くんですよ~。此の粘り強さ、驚嘆すべきものがありますけれど、戦車1つとっても、国によって発想が全く異なりますもんね。アメリカは兎に角、マス・プロダクションの大量生産、少々戦車の性能が劣っても、数で圧倒して防御するという考えです。フランスは、戦車を軽視しており、ドイツとの国境沿いに長大な地下要塞を築きました。ロシアは、国土の広さを活かし、幾ら攻め込まれても退却しながら耐え、敵の補給が伸び切った処で、温存していた大量の戦車で猛反撃を加えます。ドイツは、1台1台の戦車の性能を高め、質で勝負という考え方。イギリスは、海に囲まれている利点を活かし、強力な海軍を保持し、そして名立たる外交上手ですからね、戦車を使う防衛というのは最後の手段でした。我が国は、戦略的にも戦術的にも、防御思想が無さそうで、怖くなります。だってね、北朝鮮がミサイル撃ってますけれど、あれが原発に落ちたらどうするんでしょう!?僕、自衛隊が原発付近に常駐して警備しているなぞ、寡聞にして知りませんが、本当に本当に大丈夫!?

さて、諸外国は上記の様な行動パターンをするというのは、外交においても通商においても、知っておくべき事でしょう。そしてまたボクシングの話に戻るんですが、和気選手の最大の敗因は、世界戦の雰囲気に場慣れしておらず、緊張していた事ですよね。此れ、日本と世界の距離感を、きちんと分かっていなかったんだと思います。中南米の選手のリーチの長さや身体能力、そして身体の柔軟性を、頭でしか理解してなかったんじゃないかなあ。僕、かって豪州に住んでいた時、彼の地の世界地図を見た事があります。吃驚しましたし、成程、と膝を打ったのは、其の世界地図、当然オーストラリアが中心に描かれている訳です。我が国は将に、 far east 、極東でありまして、此れ、欧州でも米国でも、日本は端っこに描かれています。此れこそが、世界の認識ですもんね。どうしてもね、此の狭い国にずっと住んでいますと、ドメスティックな価値観に囚われがちですけれど、其れは世界の認識とは一致しないんです、残念ながら…。

ではどうするかなんですが、僕達日本人は、此の激動の時代を生き抜く為、極東の地に居ながら、常にアンテナを張っておく必要があります。日本で最高のボクシングジムは、帝拳ジムですけれど、此処はずっと、日本一の座にあります。と言いますのはね、海外の優秀なボクサーや世界チャンピオンと多数契約していまして、彼らも帝拳ジムで練習したり、日本で試合をするんです。となりますと、此の国に居ながらにして、世界のボクシングのトレンドが常に体感出来る訳で、道理で強い筈ですよ~。もう引退しちゃいましたが、かって、木村悠、という世界チャンピオンが帝拳ジムに居ました。先にご紹介した和気選手より、ボクサーとしての資質は、随分劣ると思います。だって、木村選手の戦歴を見ますと、22戦18勝(3KO)3敗1分、という、平凡なレコードです。特に、KO率は13㌫と、世界チャンピオンとしては、異例の低さです。では何故世界を制したかと謂えば、帝拳ジムという恵まれた環境の中で、切磋琢磨したからでしょう。そして、木村選手は、商社マンでもありまして、植松エンジニアリングという、電力設備関連の、下町の中小企業に勤務しているとか。木村選手が世界を獲ったのは32歳の時でして、ボクサーとしては引退を考える年齢です。素質という意味では劣り、年齢の壁が迫る彼が勝てたのは、帝拳ジムで得た世界的な視野と、下町で見た現場感覚、其の異なる複合的な視点を持てた事であり、視野の広さだった、僕、そう思えてなりません。

和気選手もそうですが、当院においても、より一層のレベル・アップをすべく、充実した教育プログラムを再構築しなくては!読者の皆様、今後とも当院並びに拙ブログに、叱咤激励とご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い申し上げますm(__)m。
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