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AVATAR

葉桜や 人に知られぬ 昼遊び、永井荷風散人の、何とも言えない艶っぽい句ですけれど、今朝の犬の散歩の際に思ったのは、今、将に春爛漫、まだまだ数日はお花見も行けそうですよね。昔々、僕が前の病院に勤めていた頃、事務長をしていまして亡父が院長、お花見の幹事をさせられたんですよ。「おい、たかし、今年はバーベキューをやるぞ!」と申し付けられまして、炭から網から、野菜からビールから、全て用意したんですが、肝心要のお肉が如何にも少ないんです。30人以上は来る計算でしたから、こりゃ困ったと、院長の父から予算を増やして貰おうと思ったんですが梨の礫、ええい仕方無いと当日が来ました。案の定、直ぐにお肉が無くなりまして、幹事の僕に冷たい視線が…。「だから足りないって言ったじゃん!」と心の中で叫びながら父を睨みましたら、やおら懐から財布を取り出しまして、「何だ、仕方ねえな。此れで幾らでも肉を買って来い!」ですって…。自分の器を大きく見せる為の小芝居だったんですね!?どうも、父は演出好きと言いますか、♪憎み切れないろくでなし♪、という沢田研二の曲がありましたけれど、其れを地で行く感がありましたねえ。

さて、其のバーベキュー、花見でもちょくちょく見かける様になりましたけれど、やはり本場は欧米でありまして、やはり彼らは肉食人種ですねえ。何かと謂えば、直ぐに肉を焼きたがりますもん。例えば公園なぞに行きますと、煉瓦の上に大きな鉄板が置かれていまして、其れが点在していまして、此れ、30分100円で火が付く代物、どうぞバーベキューをやって下さい、という訳なんですね。僕、豪州に住んでいた頃は、しょっちゅうやっていましたけれど、肉は安価ですし、紙パック入りの5㍑ワインもありますし、何よりも開放的ですから、此れ、病みつきになるんです。日本では真冬の筈なのに、あちらは南半球ですから、メリー・クリスマス・イン・サマー、アロハシャツを着て、公園で肉を焼いてかぶりつき、真昼間からビールをグイグイ呑んで、火照った頬を撫でるのは南極からの風、そりゃあ開放的にもなりますよね!?そうそう、近未来の当院は、大改築が必然でして、今までに無い形態の精神科病院の建物を考えていますから、敷地内の片隅に、BBQの鉄板を置きたい処です。拙ブログによく来て下さる、愛犬家であり豪快な女性設計士の方に、是非図面を引いて貰おうかな!?

閑話休題、技術や科学の進化って、もう何だか畏怖の念すら感じます。今現在、火星の空の上を、幾つもの宇宙船が飛び、観測を続けているんですね。地球に送られて来るデータを解析した処、驚愕の事実が沢山分かったそうです。先ず、火星では、重力が絶えず変動し続けている事。火星の北極と南極に、季節毎に4兆㌧から成る、二酸化炭素の巨大な氷が出来る事。火星は伸縮するという事。かって、火星には地球同様の強い磁場があったが、何時しか其れが無くなり、太陽光線が直撃、海を干上がらせ、生命が全て焼失した事。いやあ、僕達が安寧に地球でのほほんと暮らしていて、5400万㌔先の火星の歴史が分かるだなんて、此れ、凄い事と思いませんか!?そして、人間の棋士と、コンピュータソフトが昨日、平泉の中尊寺で対戦しました。僕、早速棋譜を並べてみたのですけれど、コンピュータソフトは、今まで殆ど前例の無い戦型に持ち込み、人間側はやられっ放しの完敗でした…。コンピュータ側から、定跡を外して力勝負にするだなんて、僕、ちょっとショックです。と申しますのも、コンピュータの強みは、江戸時代から残る将棋の棋譜、数万を超える実戦例を、全て瞬時に検索出来る事と、王様を詰める段階の正確さと思っていました。其れがね、力勝負の将棋になり、前例が殆ど無いですから、想像力が問われる訳です。其の分野で人間が完敗を喫するとは、コンピュータは日進月歩、途轍も無く強くなっていますね。もう1つ、此れは笑ってしまったんですが、香港の若者が、600万の自費を投じ、2年の歳月を掛け、ハリウッド女優の原寸大のロボットを造ったんですよ。今、最もセクシーとの呼び声高い、スカーレット・ヨハンソン嬢がモデルなんですね。骨格は3Dプリンター。体内にはサーボモーターに電子機器。皮膚はシリコン。眼球には人の顔を認識し追跡するカメラ。音声機能もバッチリでして、僕、其の映像を見ましたけれど、かなりの出来ですよ~。吃驚しましたのは、「綺麗だね」と人間が言うと、はにかみながら「ありがとう」と返事をするんです。しかし、製作者の香港のお兄さん、其の熱意や努力や技術力には頭が下がりますけれど、色んな意味で問題が沢山ある様な…。

でもね、流石は日本、この手の研究では世界一でありまして、大阪大の石黒浩教授って、皆さんご存じでしょうか。石黒博士は、何と、ご自身そっくりのロボットを造り、しかも其れに人工知能を搭載し、講演まで出来るってんですからねえ!石黒教授と其のロボットのツー・ショットを拝見しましたけれど、まるでドッペルゲンガー、何も此処までやらなくてもと、僕、吹き出してしまいました。自立歩行をし、人の指示は不要、転んでも自力で立ち上がるロボットなんですよ。昔々、「ウエストワールド」という映画がありました。此れ、近未来のお話でありまして、大人の男性の遊園地が舞台なんですね。其の遊園地を訪れた人は、西部のガンマンか、中世の騎士か、古代ローマの英雄を選べます。お客さんは、美女達を救い恋に落ち、美酒美食を楽しみ、剣や銃で悪者を倒し、此の世を救うと。勿論、美女や悪漢どもは皆ロボットでありまして、体験型テーマパークとでも言うんでしょうか。ロボットは決して人間に逆らわない様、プログラミングしているんですが、其処でトラブルが発生し…、と此処からは未見の方の為に書けませんけれど、此れ、僕が劇場で観たのは確か1974年、当時、本作をドキドキしながら観賞していましたけれど、其れが40年後に、現実世界で可能になるとは、夢にも思いませんでした。

其の「ウエストワールド」の原作者はマイケル・クライトン、僕、彼のファンですし、大概の物は読破したり、観ていると思います。「ER」「ジュラシック・パーク」「ディスクロージャー」を書いた、世界的な大作家なんですね。僕ね、此処で思い当たるのは、マイケル・クライトン先生と、先に挙げた石黒教授の共通点なんです。共に世界的な人物ですけれど、両巨頭共に、「全ての権威を疑い」「自分の中の疑問を大事にする」と仰っているんですよ。クライトン先生は、医学博士なんですが、元々は文学青年でした。文学部在籍時代に、或る教授から、自作を頻繁に貶されたそうです。其処で、クライトン先生は、或る有名作家の昔の作品をわざと盗用、其れを論文として提出したんですって。すると、「こんな詰まらない小説は無い」と、今までに増して低評価を貰ったとか。成程、「全ての権威を疑う」訳ですね。石黒先生はもっと辛辣かもしれません。先生は幼い頃から、様々な疑問があったそうなんですね。「人の気持ちを考えなさい」と小学生の時に言われ、ではどうしたら良いのか、考え続けたそうですが、誰も教えてくれなかったと。人の気持ちを考えるには、「人とは何か」「気持ちとは何か」「考えるとは何か」が分からないといけない、でも其れを先生に聞いても返事が無かったそうです。「大人は人の言う事を鵜呑みにするだけで、思考停止になっている」という訳で、「人間とは何か」を知る為に、ロボット製作に邁進したとか。もうこうなりますと、ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか、哲学の領域ですよねえ。

僕、お二人の様な博覧強記の碩学でも無く、世界的な人物でもありません。でも、万が一、僕がお二人に近い処があるならば、「何故?どうして?」という心は、常に持ち続けて来ました。其の所為か、変人扱い馬鹿者扱いされたりする事は日常茶飯事ですけれど、此の、「何故だろう」「物事の本質に迫ろう」という気持ちが、当院の運営面に少しでも寄与出来るのならば、僕が此処に居る意味もあるのかもしれませんね。うん、今日は何だか、柄にも無く、哲学チック?なお話となりましたけれど、今週も拙ブログをご贔屓の程、何卒宜しくお願いしますm(__)m。アッ、ボクシング界のスーパー・スター、マニー・パッキャオの引退試合の話を書く心算だったのを、今思い出しました…。其れは又の機会としまして、では、お昼ご飯を食べに行って来ます(^_^)/~
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