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DAWN OF JUSTICE

うう~ん、どうにか治ったと思ったんですがねえ、どうにも身体が重くだるい感じ、今年の風邪はしつこい様でして、今朝も鼻水と咳が止まりません…。明日は、当院の創立60周年記念式典がありまして、僕、ご挨拶をしなくてはいけませんから、せめてこのハスキー・ボイスだけでも治って欲しいです。

この風邪、昨日映画館に行ったのが悪かったんですかねえ。という訳で僕、昨日は、「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」を観て来ました。もうね、久方振りの映画鑑賞でして、僕、嬉しくて堪らなかったんですよ♡本作は、かなりの話題作でもありますし、なるべく予備知識を入れずに、じっくりと観て来ました。先ず、画像は良いです。勿論CGはふんだんに使っているんですが、幾ら掛かったんだろうと、心配になるぐらいでして、そして独特の暗い質感があり、重苦しい世界観と良く合っていました。また、ザック・スナイダー監督好みの、スロー・モーションの多用も左程気になりませんでしたねえ。音楽は、ドイツのハンス・ジマーでありまして、「レインマン」に「テルマ&ルイーズ」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」に「ライオンキング」、「マダガスカル」に「ダークナイト」ですから、何でも造れる天才肌、安心して聞けました。役者さん達もね~、良い俳優を揃えてますから、皆さん熱演で素晴らしかったです。ベン・アフレックがバットマン?と思いましたけれど、思いの外似合ってましたし、ヴィラン--敵役ですね--を演じたジェシー・アイゼンバーグも、若手随一の演技派ですから、狂気に満ちた振る舞いが板に付いてまして、感心しました。ガル・ガドッド嬢も、剣と楯を持った姿が凛々しく、かつエキゾチックな美貌で闘う強い女を快演、中々カッコ良かったです。でもね、スタイルは良いにしても少々細すぎでして、もう少しグラマーな方が、僕は好みだなあ。そして、脇を固める、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン、ジェレミー・アイアンズ、そしてケビン・コスナーと、まァ皆さん演技派の大ベテランですからね、「久し振り、元気にしてた?」と、何だか旧友と再会した感があり、此れまた安心して観る事が出来ました。

と此処まで書いたんですが、此の作品、僕の個人的な感想ですが、はっきり書きます。面白くありません、ごめんなさいm(__)m。製作も監督も編集も音楽も、名立たるスタッフが勢揃いし、名優やベテランや若手スターが結集しました。バジェット、即ち製作予算も有り余る程ですし、取り上げたのは、バットマンとスーパーマン、誰しもが知っているであろう主人公でしょ。普通に考えれば、失敗しそうにないんですけどねえ…。尤も、ハリウッドの歴史を紐解けば、巨額の資金を突っ込んで大失敗、あえなく倒産って、結構ありますからね。MGMもパラマウントも、一度はやらかしてるもんなあ…。

さてさて、本作は、評論家筋や従来のアメコミファンからも大不評、酷評の嵐だそうですが、僕、先ず思いますのは、此の映画、重苦し過ぎて、クスリとでも笑えるシークエンスが、2時間半の長尺の中、1度も無いんですよ、トホホ…、肩凝るわ!僕、個人的にはシリアスな映画は嫌いじゃないんですが、バットマンとスーパーマンでしょ!?妙ちきりんな武器を操って敵を倒したり、爽快に空を飛んだり、派手な活躍が見たくありません?其れがねえ、スーパーマンもバットマンも深刻過ぎて悩みに悩むもんですから、お前ら思春期か、中2か、と胸倉掴んで問い質したくなるんですよね。大体ね、前作の「マン・オブ・スティール」も観ましたけれど、此れ、スーパーマンが悩み過ぎて、蟹工船に乗ってずうっと放浪してますもんねえ…。蟹工船ってアンタ、日本人のイメージですと、小林多喜二の書いた昭和の初めのプロレタリア文学でありまして、労働者が強制労働を強いられると言う、暗い暗い搾取のお話でしょ。スーパーマンが暗~く陰気に、暗い冷たい海で、蟹を獲ってるなんて、多分誰も観たくないですよね。いいからお前、空を飛んでとっとと解決しちゃえ、と檄を飛ばしたくなりましたもん。

そして、本作の暗さ、シリアス・タッチの演出は、或る意味リアルではあったんです。同時多発テロ以降のアメリカの姿を、象徴であるスーパーマンやバットマンに依拠して描いていまして、正義すらも一企業の利潤の為に利用されるだけである、という構図は、極めて現代的でした。でもねでもね、スーパーマンって、相当強過ぎるもんですから、彼の実力ならば、最初から全部解決出来そうでして、尻抜けと言うんですかねえ、リアル路線なのに脚本に穴がある感は否めません。只、スーパーマン役を演じた役者さんにも同情しますけれど、大変だったと思いますよ。元々、スーパーマンって、異星人でしょ。おまけに、本作では、神の様に扱われる設定ですから、幾ら若手の有望株の役者さんとは言え、そんな役作り、難し過ぎます!

そして、大問題でしたのは、禁じ手とさせる夢オチが散見されるんですよ。此れが出来るなら、もう何でもアリになるんですよね…。またね、相当無理な展開もありましたし…。最後はもう、ゴジラVSモスラみたいですし…。もう1つ問題なのは、製作のDCコミックスさん、余りに殿様商売過ぎました。本作は、DCコミックスの主要メンバーである、バットマン・スーパーマン・ワンダーウーマン等々の基礎知識が無いと、非常に分かり辛いと思うんですよね。折角、リアル路線を追求していたのに、突然美女が大変身して刀を振り回してしまうのは興醒めでしょう。此の美女がワンダー・ウーマンなのですけれど、そんな人、殆どの日本人は知りません!不親切過ぎます!3席くらい隣に座っていた男子中学生2人も、全くの無反応でしたもん。僕、「お客さん、うちの店の味や評判は勿論知ってますよね」なんて敷居の高い権高で高飛車な処、決して行きたくありませんね。少々門構えは貧弱でも、お客さんには懇切丁寧、フランクな接客で笑いに満ち溢れ、家庭の味を出してくれるお店の方が、断然人気が出ますよね。前者がスーパーマンのDCコミックス、後者がアイアンマンのマーベルコミック、であります。

このDCとマーベル、アメリカン・コミックの2大勢力なんですね。先行したのはDCでありまして、スーパーマンやバットマンは、何と1938年から人気を博しているんですね。38年と謂えば、昭和13年、日本と中国が戦争を始めた頃ですよ~。後発のマーベルは、一部のヒット作はあったものの、経営面では長い間苦境が続き、一度は破産の憂き目に遭います。其の悲惨な経験があるからでしょう、マーベルは、自社のヒーロー達を先ずは覚えて貰おうと、常に営業努力を欠かさないんですよ。ツムツム、という世界規模の超大人気ゲームがありますよね。其れに直ぐに参入、マーベルツムツムが既にありますもんね~。僕、近々購入予定なんですが、物を収納すると目が光る、アイアンマン冷蔵庫も売られていますし、TV東京系のアニメ番組も、マーベルは既に枠を持っています。自社製作の複数のTVドラマを全世界で放送、そして欧州の巨大航空会社では、マーベルのヒーロー軍団、アベンジャーズの面々が、機内安全のビデオに出ています。各国政府とタイアップして、撮影をする代わりに出資をお願いしたりしてますもんね。そうそう、慈善事業にも熱心でして、生まれつき右手を欠損している子供に、無料で義手をプレゼントしているんですね。其のプレゼンターが、ロバート・ダウニー・JR、アイアンマン役のトップ・スターでありまして、僕、其れをYOU TUBEで見ましたけれど、子供さん、感動の余り、嬉し泣きで号泣してましたもん。此処まで徹底して、自社作品のアピールをし、皆さんに知って貰おうという、心意気が嬉しいじゃありませんか。劇中、殆ど説明が無く、美女が中世風の衣装で刀を振り回すなんて、此れで売れると思ってるのかなあ…。

現在、マーベル社製作の映画は、独り勝ちの様相を呈していますけれど、自社のキャラクターが定着するまで、1998年の「ブレイド」から始まって、以来18年間掛かりました。その間、40本の映画を世に出し、其の殆ど全てが大ヒットですもんね。片や、DCは、大ヒット作はあったにせよ、製作本数はマーベルの半分以下であります。僕、思うんです。映画のみならず、エンターテイメントって、要は如何にお客さんに喜んで貰えるか、でありましょう。其の為には、撮影現場の雰囲気から宣伝から、ヘッドハントに映画の内容から全て、おもてなしの心で、お客様をお出迎えしなくてはなりません。エンターテイメントとは、即ち、ホスピタリティであります。僕達病院業界にも当て嵌まる事でして、患者様が快適に入院生活を送れる様、常に目配り気配りが必要と思えてなりません。明日でとうとう、当院も60周年ですけれど、マーベル・コミックを見習って、益々頑張らなくては!

今日の拙ブログは、久方振りに映画を観た嬉しさから、其の話に終始してしまい、大変申し訳ありませんでしたm(__)m。明朝は、記念式典がありまして、拙ブログの更新は、些か難しいかもしれません。其の際は、日曜日か月曜日に更新予定です。其れでは皆様、一足早いですが、素敵な週末をお過ごし下さいませm(__)m。
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