BOXER JOE

読者の皆様、こんにちわ!今日は、朝から部門長面接を行っておりまして、さっき漸く休憩時間となりまして、今やっと自分のオフィスのPCの前に座った処です。半年に1度、夫々の部署の長の方のお話を聴く、貴重なチャンスですからね、一言一句聞き逃さぬ様、こちらも必死でありまして、些か疲れました…。其れにしても皆さん、毎日真摯に業務に取り組んでおられるのが、ひしひしと伝わり、頭が下がりました。本当に連日ご苦労様です。僕も身の引き締まる思いがしましたし、此れからも患者様の為に、地域の為に、お互い頑張りましょうね!しかし、3時間程ずうっと面談が続くと、流石に少々疲弊します。とりあえず、エスプレッソ淹れて、一息入れようっと。

哭く女 窓の寒潮 縞をなし、東北を襲った大震災から、早5年が経ちました。ちょうど此の拙ブログを始めて直ぐの天災でありまして、僕達日本人は、東北の犠牲者の方々の事を、未来永劫忘れる事は無いでしょう。此処に、謹んでご冥福をお祈り致します。将に、海行かば水漬く屍 山行かば草生す屍、でありまして、僕、未だにあの津波と地震の地獄絵図は忘れられませんし、もう2度と、あの様な天災が起こらない事を、切に切に願っています。

僕、悲しくて悔しくてならない事があります。其れは、復興がちっとも進んでいない事です。拙ブログを読み返してみたんですが、当時の様子がリアルタイムで綴られているのですけれど、現状は5年前と、余り変わっておりません。数字は嘘を付かないと申しますけれど、幾つかデータを挙げてみますね。ニュース・ソースは、産経・読売・朝日・日経等の全国紙各紙であります。

東北から圏外への避難者は17万人。震災後の東北地方の貧困家庭は倍増。仮設住宅で暮らす方々は5万8千人。復興住宅は未だ半分しか建っていません。メルトダウンした核燃料は放置したまま、放射能汚染水は垂れ流し。福島の小中学校の土地の8割で、高濃度の放射性物質が検出。被災自治体の慢性的な人員不足。復興行政の機能不全。166人の子供達に甲状腺癌の疑い。政府・官僚・東電の無為無策と情報隠蔽。震災で亡くなった方は2万人弱。被害総額は約17兆円。また、PTSDや引きこもり等、心の病を患った方も多いと仄聞します。それなのに、政府は無謀にも、全国各地の原発を再稼働しようと企んでいます。

要するに、東北の復興は、日暮れて道遠しでありまして、当初の予定の半分も進んでいない、という処でありましょう。ホント、此の国は、自国民を守らないなァと痛感します。中国残留孤児、北朝鮮による拉致被害者、南米への棄民政策、太平洋戦争時の日本陸軍の一連の諸作戦、全て、日本政府による日本人の虐待に近い、僕、そう思えてなりません。自国民を、数としてしか見ていないんですよね。だってね、南米在住の日系の人達って、其の殆どが、日本政府に甘言を弄されて海を渡った方々なんですよ。例えば、昭和30年代に、ドミニカに移住された方々を例に取りましょうか。「東京ドーム数個分の肥沃な土地を、タダで貰える」と日本政府から聞かされ、いざ着いてみると、大嘘だったんですね。土地なぞ貰えず、案内されたのは水も出ない荒野であり、内乱に巻き込まれて略奪までされたってんですから、国ぐるみの詐欺でありましょう。因みに、日本政府はドミニカ移住者から訴えられ、完敗して補償金を支払い、謝罪しています。

僕、此の、自国民に冷たい体質、どうにかならないのか、本当に憤慨しているんです。平成の今でも、ちっとも変らないなァと悲憤慷慨しましたのが、今朝のNHKニュースでした。東北各県では、まだまだ放射能の数値が高い処が多く、子供達が遊ぶ場所も少ないとか。其処で手を差し伸べたのは、プロ野球の楽天イーグルスでした。楽天側が各地にグラウンドを整備、子供達に無償で提供しているそうなんですね。僕、三木谷オーナーを見直しましたよ!偉い立派な男だなあと感心しましたし、今年は陰ながら楽天を応援しますよ!楽天野球団の意気や良し、大変素敵な社会貢献をしたと思うんですが、でもねでもね、子供達に遊び場を造る、其れってね、行政の仕事じゃないかしら…。幾らお金があり、素晴らしい壮挙とは言え、一企業である楽天さんだけにおんぶに抱っこってのは、おかしくありませんか?

僕、ピンチをチャンスに変える、此れこそが真の男、そう思うんです。確かに、遅々として進まぬ復興を見れば、絶望的な思いにかられるかもしれません。でもね、諦めたら終わりでありまして、でもやるんだよ、ですよ!かって、辰吉丈一郎という偉大なボクサーが居ました。ボクシング・ファンは勿論ご存じでしょうが、今の人は知らない方も多いかな。さて、辰吉選手は、彗星の様に現れ、プロ8戦目で世界タイトルを奪取した麒麟児でした。順風満帆、瞬く間にスターとなった彼でしたが、好事魔多し、2度の眼疾と、世界戦3連敗という、現役引退の危機に見舞われました。僕、今でも覚えています。97年11月22日、大阪城ホールで、辰吉選手は世界戦に挑みました。恐らく、ファンの殆どは、此の試合で引退だろうと思っていたんですね。それもその筈、チャンピオンのシリモンコン選手は、無敗の若者でありまして、倒した相手は、ラバナレスにタノムサクとビッグ・ネームばかり、僕、辰吉選手の大ファンでしたが、流石に勝てないだろうと、覚悟を決めていました。そして、シリモンコン選手はかっての辰吉選手と、全く同じなんですよ。シリモンコン選手は若く、自信と才能に満ち溢れ、ビッグ・ネームを倒し、チャンピオンになった訳でして、其れは辰吉選手が彗星の様に現れたのと酷似していました。スポーツの世界、特にボクシングは反射神経と動体視力が物を言いますから、若者が圧倒的に有利なんですね。辰吉選手にとっては、過去の自分に勝てるのか、という試合でもありました。

ところが、試合が始まりますと、辰吉選手の身体の切れが抜群に良く、彼の武器である多彩な左が伸び、若きチャンプを追い詰めました。5Rでしたか、カウンターで見事なダウンを奪いまして、場内騒然、僕もTVの前で大声を出しましたもんね。此のまま行くかと思ったのですが、敵もさるもの、6Rはチャンピオンの意地を見せまして、今度は辰吉選手がダウン寸前にまで追い込まれました。勝負はもう、どちらに転ぶか分からない状態でしたが、今客観的に思えば、若さで追い上げて来たチャンピオンが僅かに優勢だった気がします。運命の7R、辰吉選手のサンデー・パンチ、得意の左ボディ・ブローが美しい弧を描いてチャンピオンの脇腹に炸裂、ダウンを奪うんですね。場内は狂喜乱舞、意地で立ち上がったチャンピオンにも驚きましたけれど、辰吉選手の連打がまたもヒット、劇的な勝利を収めました。

網膜裂孔、網膜剥離、左手骨折の3度の手術とブランク。恩師の死去。世界戦3連敗。若い頃から強い信頼関係にあり、長年パートナーを組んだトレーナーとの決別。何れも、極めて短期間の間に起きた事でして、どれもボクサーにとっては致命傷とも言うべき大難関、人生の切所でありました。凡庸なボクサーならば、即引退だったでしょう。其れをはねのけ、かっての自分の様な若く才に溢れたチャンプに、見事に打ち勝ったんですね。過去の自分、年齢の壁、冷ややかな戦前の予想、全てを払い除けた、これぞ日本男児であります。此の辰吉選手に出来た事が、同じ日本人の僕達に出来ない筈がありません。真の意味での東北復興を目指し、日本人全員の心を合わせ、頑張りましょう!

さて、週末は随分と冷え込む様子、皆様、体調管理には充分お気を付け下さいね。それでは、また来週お会いしましょう。
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