FC2ブログ

~ ナックルボールを風に ~

なにせうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂え、此れ、室町期の閉吟集の一節であります。当時の末期的な世相と申しますか、無常観が根底にあり、凄味すら感じさせますよね。其れもその筈、室町の時代は、守護大名達は内乱に継ぐ内乱、人々の一揆は頻発しますし、徳政令と言って借金すら踏み倒す、モラル・ハザードそのものでありました。以前の拙ブログでも紹介した、日本史上に残る悪女、日野富子が君臨していた時代ですもんね。彼女、将軍の夫人の座にありながら、敵味方どちらにも高金利で大金を貸し、クーデターを起こすわ、畏れ多くも天皇陛下と密通するわのやりたい放題、西太后やエカテリーナ二世やアグリッピナと同等、希代の悪女でありました。日野さん、恐らく抜群に頭が切れ、照り映える様な容色とコケットリーな魅力に溢れていたんでしょうが、こんな女性と付き合っては、命が幾つあっても足りません、くわばらくわばら…。

さて、何故室町期の話をしたかと申しますと、現在の平成日本のモラル・ハザードぶりが、当時の様相と酷似しているんじゃないか、僕、そう思えてならないんです。先ずね、年金なんですが、此れって、政府が強制的に僕達から徴収している物ですよね。其のお金を運用しているんですが、此れが物の見事に大失敗しました。10兆単位の大損失が出たのですけれど、誰一人として責任を取りません。アベなんぞ、「利益が出なければ、年金の支払いに当然影響する」ですって…。アンタねえ、他人事かよ!こんな無責任極まりない答弁を許して良いんですかね!?其のアベのお友達の甘利元大臣、秘書と建設業者とのやり取りの録音テープが公開されました。「レクサスくれ」「補償金として20億払え」だの、強請りたかりの言葉が飛び交っています。幾ら秘書がやった事とは言え、甘利の監督責任は免れない、誰しもがそう思いますよね。でも、当の甘利は、「睡眠障害で1か月の静養が必要」なんでしょ。甘利クンさあ、余りにタイミングが良すぎない?って、駄洒落で済まないでしょ!そして、福島の子供達の、甲状腺癌ですが、とうとう100人を超えました。此れ、通常ですと、100万人に1人しか発症しないのですけれど、未だに、「健診をした事で、数として多く見つかった」と、ざれ言戯言寝言をほざいています。もう1つ、昨年、集団的自衛権の問題で、国会は揺れに揺れましたよね。国会議事堂前での大規模なデモが頻発したのは、記憶に新しい処です。憲法解釈については、国会議員と内閣法制局がやり取りをするのですけれど、其の協議や議事録について、一切記録を残していないんですって…。こりゃ、こんな大問題の協議の推移が、記録として全く残って無いなんて、考えられませんよね。当院の様な小さな病院でも、全ての会議の議事録を残しますし、例えば年2回開かれる理事会にしても、其の記録は署名捺印の上、公文書として官公庁に提出するんですよ。其の旨、新聞社が内閣に問い合わせた処、「忙しいのでお断りする」「文書がありません」との由、木っ端役人と腐れ政治家が何を言うか、馬鹿野郎この野郎、お前の母ちゃんで~べ~そ、おたんこなすのおたんちん!ホントね、こんな傲岸不遜で夜郎自大な政府は、必ず倒さねばなりません。僕、其の秘策を現在熟慮中ですので、まとまり次第、拙ブログで発表しますね!

閑話休題、数々の暴言多謝であります。佐野元春は♪つまらない大人になりたくない♪と唄い、ムーンライダーズのアルバムに、「ドント・トラスト・オーバー・サーティ」がありましたけれど、僕、今後の日本を背負って立つ若者達には、決して上記の様な、醜く無様な大人になって欲しくありません。と思っていましたら、まだまだ此の国は大丈夫、麒麟児達が沢山居るじゃありませんか。僕、何だか心強く感じまして、3人の将来有望な青年を紹介しますね。僕の大好きな、野球と将棋の世界ばかりなのは恐縮です…。

では、トップ・バッターは、将棋界の未来のスーパースター、藤井聡太君です。彼は、何と史上最年少で、プロの三段になりました。あの羽生名人よりも速い昇段でして、5歳でお祖母ちゃんに将棋を習い、13歳にしてプロの三段って、常人では考えられない進化です。僕、彼のインタビューを見ましたけれど、まァ聡明そうで落ち着き払っていまして、とても中学1年生とは思えません。因みに、4段からプロ棋士になるんですね。藤井君は、最短ならば中学2年生で、プロ棋士として給与を貰える事になります。棋界最高位は竜王というタイトルなんですが、此れが確か優勝すれば5000万円の対局料や賞金が出るんですね。もしかしてもしかすると、藤井君が順調に伸びれば、将棋一本で、中学2年生にして5000万円の賞金を獲得出来るかもしれません。いやあ、楽しみですねえ。

2番バッターは、彼も未だ中学生なんですが、根尾昴君14歳です。まだまだ無名なんですが、野球好きの間では既に話題沸騰でありまして、中学2年生で146㌔の快速球を投げています。此の数字、既にプロ野球の投手の平均球速と変わりませんで、末恐ろしい逸材でしょう。小学校の時、ソフトボールの遠投が90㍍で日本一となり、因みにダルビッシュ投手は74㍍だったそうで、身体能力は、根尾君の方が上かもしれませんね。おまけに、スキーでも中学生全国大会で優勝、成績はオール5で生徒会長の由、ご両親がドクターだそうで、キャプテンシーまで併せ持ち、此れが本当の文武両道でありましょう。早速、YOU TUBEで見ましたけれど、中学生の時点で、我が愛する阪神の投手よりも速い球を投げていました、トホホ…。早稲田実業の清宮君もそうだけど、2人揃って阪神に来ないかなァ。

トリは、慶應大学在学中の、佐野川投手です。彼が凄いのは、慶應ボーイでスポーツマンですから、文武両道である事に加え、独立心と自立心に富む、本当に素晴らしい若人なんですよ。さて、佐野川投手は、ナックルボールという球種しか投げません。此のナックル、ボールに爪を立てて握り、押し出す様に投げる、無回転の球種なんですね。フワフワと飛んで行きまして、風向きや空気抵抗や其の日の湿度等々が絡み、打者の手元で浮いたり沈んだり揺れたり、不規則に変化するボールです。キャッチャーすら捕れない時がある、という魔球なんですが、習得するのが難しく、日本球界でナックルを投げた人はほんの僅かでしたし、大リーグでも数える程なんです。そしてね、もしボールが回転すれば、只の打ち頃のスローボールですから、いとも簡単にホームランを打たれてしまうんです。恐るべきは佐野川投手、何せ投げた人が殆ど居ませんから、独学で此のナックルボールを習得したとか。因みに佐野川君、元々は内野手だったそうで、どうしても投手をしたかったそうですが、上背に恵まれず、一度は諦めたとか。でも、どうしても諦めきれず、「ならば、誰も投げられないボールを会得しよう」という訳で、魔球ナックルに取り組んだんですね。僕、温故知新と言いますかハイブリッドと申しますか、凄いアプローチだなァ、流石は慶應ボーイと心底感心したんですよ。なんと佐野川投手、古武術の道場に3年間通い、棒手裏剣を投げる練習をしたとか。僕、無知で恥ずかしかったんですが、棒手裏剣って、無回転で投げるそうで、其れがナックルに結び付くんですね~。そして、慶應大学工学部の協力を得て、自らの右腕やボールに精密なセンサーを付け、其れを特殊なカメラで撮影、指先や腕の動きを解析、科学的に研究したとか。自ら書いた其の論文が、学内で絶賛、表彰されるんですから、佐野川君、本当に凄いなァ…。独学で此処まで来るのに10年掛かったそうですが、努力を続けていれば、誰かが必ず見ているものでして、佐野川君のナックル・ボールを認めたのが、イチローのチームメイトだった、元マリナーズの長谷川投手でした。「メジャー・リーグの投手のナックル・ボールと較べても、全く遜色無い」と大絶賛、とうとう先月末、野川君は太平洋を渡りました。現在は、世界中のスカウトが集結する、アリゾナのプロ野球キャンプ地でのトライアウト、即ち入団テストを受けている真っ最中とか。頑張れ、佐野川投手!海を越えての吉報を、僕、待ってますよ!

僕、思うんです。上記の3人は特殊な世界ですから目立ちますけれど、各界には、寡黙に頑張っている謙虚な日本人が沢山居る筈です。でなければ、こんなバカな政府が上に居て、此の国が廻る筈はありませんもん。よおし、当院も益々教育に力を入れて、優秀な人材を輩出せねば!
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR