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心中天網島

うまそうな 雪がふうわり ふわり哉、うう~ん、やっぱり一茶は良いですねえ。蕪村も芭蕉も、子規も虚子も素晴らしいとは思うのですけれど、一茶の剽げた感覚と言うか、客観的な視点というのは、他の俳人には中々見られません。何処かね、空回りしたり、上から目線だったり、粋を気取った心算が野暮になったり、情に棹させば流される、兎角此の世は生きにくいんですが、しかしまァ、自民党は酷いなあ…。

いえね、甘利大臣なんですが、このご仁、しっかりと賄賂を貰っていた事はほぼ間違い無く、と言うのも、其の模様を全て録音されていたんでしょ。其れを政治資金収支報告書に記載していないんですから、立派な脱税でもあります。此れ、小沢さんの時と較べて、余りに報道が大人しいんで、面食らってしまいます。其れもね、小沢さんの場合は完全無罪だったのに極悪人扱い、今でも犯罪者と思っている人が多いんじゃないかしら。小沢さんの場合は、何年間も検察が捜査して、犯罪の証拠は何1つありませんでした。だからこそ完全無罪だったんですが、マスコミの皆さんは全員土下座して謝るべきですが、そんな事があったとは、僕、寡聞にして知りません。しかもね、甘利を自民党の面々が庇っておりまして、「罠だ」「喧嘩両成敗だ」「用意周到にストーリィが造られていた」って、被害者面をしてるんですよ。ちょっとちょっと…、大金をせしめておいて、そりゃ無いでしょ。もう1つ、甘利って、東京電力から多額の献金を受け、政府の補助金を受けた企業からもお金を貰い、自分の事務所の家賃を誤魔化し、スタッフの労働保険は未加入、己も国民年金払ってないですもんね。そしてね、TVニュースでも取り上げられていましたが、甘利に賄賂を渡した建設業者なんですが、この会社、千葉県の土地を不法占拠、建物を建てていたんですって。千葉県側は訴訟を起こしたんですが、甘利が間に入り和解、その見返りに、建築業者から賄賂を貰った、という図式であります。此れ、殆ど、●●ザのやり方の様な気がしてならないんですが…。甘利アウト~、と此れではダウンタウンの大晦日のお笑い番組ですけれど、お尻を叩かれるぐらいじゃ済みませんよ、全く。刑務所の塀の上を歩いている様な男でありまして、早く臭いメシを食べてらっしゃい。

ところで僕、見たり聞いたりして、ははァ成程、と1つ勉強になったんですよ。精神科医の香山リカ先生、並びにイングランドの政治家であり同じくドクターの、デービッド・オーウェン先生が紹介している概念があるんです。其れは、「傲慢症候群」という概念らしく、甘利の親分の安倍が、その症状に罹患しているのでは、という仮説でありました。普段は温厚な人が、権力を手中にすると途端に急変、傲慢極まりないパーソナリティに変貌する、という事なんですね。オーウェンさんは自らも大臣を務めていましたから、日頃は謙虚だった同僚が、要職の座に着くと、人が変わるのを目の当たりにして来たんですって。14の項目が列挙されていまして、それらに3つ当てはまると、其の傲慢症候群の疑いがあるそうですよ。幾つか挙げてみますね。

自分の事を「国」や「組織」と重ね合わせ、考えや利益も同じと思ってしまう
自分を審判するのは、「歴史」や「神」である
せわしなく、向こう見ずで衝動的
政策や計画を進める時、基本を蔑ろにし、詳細に注意を払わないので失敗する
自己陶酔の傾向がある

まだまだあるんですが、此れ、独裁者は皆そうなんでしょうねえ。ヒトラーにせよチャウシェスクにせよスターリンにせよ、左程学歴は高くなく、其の成育歴においては挫折の連続でありまして、大変失礼ながら、我らが総理も、「自らの努力で掴んだ成功体験」って無いに等しいんじゃないかしらん。僕、此の間、安倍総理の生い立ちの本を数冊読む機会がありましたけれど、至って大人しい平凡な甘えん坊、という印象しかありませんでした。もしかすると、平凡な勤め人だった方が、安倍総理は幸せだったかもしれません。それが、生まれた家柄や時の運が味方し、そして権力闘争に勝ち、ひょんな事から最高指導者の地位に立つと、「傲慢症候群」に到ってしまうのかもしれませんね。やはりね、男子たる者、成功体験って必要と思うんです。其れは、学問でも仕事でも恋愛でも良いのですけれど、他者から認められた経験が無ければ、おかしな方向に行ってしまい、現実を見る事が出来なくなるんですね~。実る程頭を垂れる稲穂哉、此の言葉を安倍総理と自民党に贈りたいと思います。

閑話休題、今日の日経に、新潟県は鯖江市の記事が出ていました。新潟と言えば日本屈指の米どころではありますが、豪雪地帯であり、鯖江市は人口僅か6万人の小都市であります。盆地でもあり夏は暑く冬は寒く、一見平凡かつ、農業しか取り柄の無い街の様に感じますけれど、ところがどうして、日本一の物が2つあるんですよ。1つは、歌舞伎の大立者である近松門左衛門が此処の生まれという事。そしてもう1つは、眼鏡のフレームの製作です。何と、国際的にも高評価の上、国内のシェアの90㌫は此処鯖江なんですね。豪雪地帯の小都市ですから、大きな産業が育つのも難しく、ならば、家内製工業だ、という訳で、鯖江市の眼鏡造りの歴史は1世紀を超えたとか。現在では、最先端医療にも大きく貢献しているそうで、眼鏡造りの技術を活かし、眼科や脳外科の医療機器を手掛けている由なんです。そしてね、近松ですけれど、想像力だけは何からも自由でありまして、外にも出られない豪雪の中、「曽根崎心中」等々の大傑作の想が練られていたのでしょう。僕、豪雪という厳しい気象条件をしっかりと認識し、それを逆手に取っての大成功に、心からの敬意を表します。スイスも鯖江とそっくりですよね。此処も険しい山岳地帯であり、酷寒の地ですけれど、スイスの時計は世界中で売れているじゃありませんか。オランダのアムステルダムだってそうですよ。元々は、漁師2人しか居なかった場末の寒村であり漁村が、ダムを造り、干拓し、運河を築き、国際金融センターとなり大貿易港となり、オランダの首都となった訳じゃありませんか。

大事な事、其れは現状認識でありまして、己の力を過信せず、威張らず驕らず、肩の力を抜いて黙々と努力する、此れこそが成功の鍵でありまして、安倍クン、少しご自身を見直す必要があるんじゃない!?

よし、僕、急遽出張となりまして、今日思い立つ旅衣、少々遠方に行く事となりました。次回の拙ブログの更新は金曜日の予定でして、読者の皆様とは暫しのお別れです。汽笛一声新橋を はや我汽車を離れたり、電車の時間も刻々と迫って来ました。それでは皆様、そろそろ出発進行、行って参ります!
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