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駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋を作る人

さらさらと 竹に音あり 夜の雪、此処大分では、滅多に積雪なぞ無いんですが、先程窓を開けてみた処、チラチラと舞い始めました。いやまあしかし、今朝は寒かったですね~。僕、今朝の愛犬の散歩の際、歩いていましたら、足元からどうも音がするんですよ。公園の中には霜柱がびっしり、道理で寒い訳です。こな雪つぶ雪わた雪ざらめ雪 みず雪かた雪春待つ氷雪、お酒はぬるめの燗でいい、肴は焙った烏賊で良い、八代亜紀か新沼謙治を聴きたくなる気分ですねえ。此れから週末にかけて、益々冷え込むそうですから、皆様どうぞお気を付け下さいね。

それにしても、我が駄犬は今年で15歳になるんですが、人様で言えば80近い老婆、其れにしては元気溌剌でありまして、粉雪の舞う中を駆けずり回る始末、こちらの方が余程疲れておりました。でもね、先日読んだ本の最新の学説に依れば、ヒトが生き残ったのって、此の犬のお蔭だとか。ほら、ネアンデルタールからクロマニヨンから、僕達人類の親戚筋は、十幾つ居たんですね。人類以外は滅びてしまったのですが、其の能力差ってあんまり無いそうなんです。寧ろ、ネアンデルタール人の方が、僕達よりも筋力体格に優れていた由、そして同じ様に狩りをし、道具を使っていた訳です。ところが、僕達の方が能力に劣るだけ、知恵が働いたんですね。狼を飼い慣らし、従順にさせ、狩りのパートナーとして使う、即ち犬の誕生であります。犬も、野生よりは定期的に餌が貰え、暖かいねぐらがあり、人と居た方が安全性も高い、という事でして、協力し合う様になったんですね。へええ、学者の研究って凄いなあ、と痛感しましたのは、人が犬と暮らす様になったのは3万年前の事、そうしましたらね、マンモスの捕獲量が格段に増えたそうなんです。ちょうど3万年前を境にして、骨を切った跡があるマンモスの化石が激増した由、犬達が追いつめ、人が弓矢や槍でとどめを刺す、という訳なんですね。ネアンデルタール人は、其処まで組織だった狩りをしていなかった為、ヒトが足を踏み入れない僻地へと追い詰められ、其処では当然食糧も少ないですから、絶滅の道を辿った、という仮説でありました。ウン、そう思いますと、コロちゃんの祖先とは3万年前からの縁な訳で、徒や疎かには出来ません。寒い中、掌を暖めながら、彼女の散歩に付き合った次第です。お蔭で、全身が冷え切ってしまい、風呂に入った際には、思わず奇声を発してしまいました…。

閑話休題、拙ブログでは、再三再四取り上げていますけれど、近年の科学の進歩って日進月歩、日々新たな発見がある様に感じます。さて、30年以上冷凍していたクマムシが、日本の研究所に保存されていました。此れ、基本的に極地に棲む小さな虫なんですね。乾燥や低温になると、代謝を止める性質があるそうで、一種の冬眠状態になるのでしょう。1983年に冷凍保存していたクマムシを先週末に解凍、水を与えた処、見事に活発に動き出したとか。此の研究が進めば、人類がより長寿になる仕組みが解明されるかもしれません。そして、名古屋大・理研のチームが、ヒトの胚細胞から、脳下垂体を造る事に成功したとか。脳下垂体と言えば、脳の真下にあり、色々なホルモンを分泌する、非常に大事な器官です。此れが造れるという事になりますと、代謝や生殖や甲状腺等々、ホルモン系の病気の治癒に、多大に寄与すると思われます。もう1つ、日立製作所や川崎重工が、時速350㌔に達する、高速鉄道車両を開発中だとか。さて、鉄道って、軌間という、レールの幅を示す言葉があります。実はこの軌間、国によって異なるんですよね。やはりと言うべきか、国土の広大な地では、所謂広軌、レールの幅を広く作っています。ご存じの通り我が国は、小さな山国ですから、自然と狭軌、レールの幅が狭いんですね。となりますと、諸外国の広軌に較べ、日本の狭軌ですと、汎用性が極めて低く、使い勝手が悪くなるのは自明の理です。ところが、今回の日立製作所の車両は、一種のフリー・ゲイジ・トレインと申しますか、異なるレールの幅に対応可能だとか。其の利便性があり、しかも時速350㌔、運用コストも従来の物よりも1割以上安いそうで、日立製作所さん、あなたは凄い!そうそう、宇宙への物資を運ぶ輸送船、これらは無人だそうですが、国営では無く、民間企業がやってるんですね~。成程、其の定期的な補充があるからこそ、宇宙ステーションに長期滞在が可能な訳ですもんね。そうそう、その宇宙ステーションでは、とうとう植物の栽培に成功しました。僕、画像を見ましたけれど、碧い地球をバックに、オレンジ色の百日草が咲き誇っておりまして、何だか感動しました~。

さてさて、個人的な例で恐縮ですけれど、僕の生家は病院であり、生まれも育ちも葛飾柴又ならぬ、医療という世界にどっぷり浸かって育ちました。長じてからは、日本の各地や異国の地に住み、幾つかアルバイトを経験しましたけれど、基本的には、病院という組織しか、体感しておりません。其の未熟者の私見ですけれど、先の偉大な発見や開発も、決して1人では出来ないと思うんですよ。病院って、国家資格者のプロフェッショナル集団ですから、どうしても、自分1人の力で、患者様を治していると思いがちです。でもねえ、其れって、大きく間違っていると思うんですよ。事務の人が患者様を呼び出し案内し会計し、看護師や医師が診察し、検査技師やレントゲン技師が検査データを精査しますよね。患者様の社会復帰の為には、OTさんやPSWさんの下支えが必要不可欠です。患者様の入院生活の根幹である、病院施設を清潔に快適に保つには、営繕や設備や掃除のスタッフも欠かせません。当院ですと、スタッフが働きやすい様、保育所も備えていますから、保育士さんもいらっしゃいますし、皆さんの日々の食事も提供しますから、管理栄養士さんや調理師さんも無くてはならない存在です。でもね、繰り返しになるんですが、人は悲しい事に、ついついその場の目先しか見えず、皆が支え合って、病院が成り立っている事を忘れがちなんですよね。病院のみならず組織とは、ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン、全員の協力あってこそと言えましょう。うちのスタッフには、其れを決して忘れて欲しくありません。

阪神園芸、という会社があります。殆ど知られていないでしょうが、此処、緑地の維持管理を生業としている、創業半世紀に近い、園芸会社なんですね。庭園、学校、美術館、福祉施設、商業施設、ホテル、事業所、住宅地、数多くの顧客を持っていますが、中でも最大の物は、阪神甲子園球場の管理でしょうか。是非皆様にもご覧頂きたいんですが、夏の甲子園大会の際、炎天下の中、1日4試合が連日行われます。グラウンドは当然荒れる筈なんですが、此処で阪神園芸さんの出番でありまして、2週間の大会中、芝と土は、綺麗に保たれたままなんですよ。未だ寒い時期にはプロ野球のオープン戦、そして公式戦が80試合程度、高校野球は春・夏とあり、コンサート等のイベントで貸し出す事もあり、そうそう、秋にはアメフトや小中学生の体育大会も毎年やるんですね。ほぼ1年中稼働しているんですが、甲子園球場のグラウンドが荒れた事はありません。芝と土の維持、此れには細心の注意と創意工夫を払っている様ですが、グラウンド管理の秘訣は門外不出な由なんです。例えば甲子園の土です。鳥取の海浜の砂等々、全国各地津々浦々の土をブレンド、ミックスして水はけの良い状態を1年間保つそうですが、その塩梅、混ぜ具合は阪神園芸の方しか知らないそうですよ。何でも、其の年によっても、土のブレンド具合が微妙に違うんですって。そうそう、今年から、楽天の宮城球場は、総天然芝になるんですが、阪神園芸さんに白羽の矢が立ち、1年間スタッフが東北に常駐するそうです。日本一のグラウンド・キーパーが阪神園芸さんであり、球児達、そしてプロ野球選手達のプレイを支えているんですね。駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人、此れこそが組織でありましょう。ところで僕、阪神タイガースをこよなく愛し、四半世紀を優に超えました。阪神園芸さんが、日本一のグラウンドを、日々精魂傾けて整備してくれているのに、其処で戦うタイガース・ナインにはちっとも精彩が見られずエラーを連発、大敗するって、どうかしてるぜ!
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