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早矢仕ライス

毎朝寒いですね~。読者の皆様、風邪なぞひいてませんか?今朝、必死に布団から這い出まして、愛犬の散歩へと出たのですけれど、まァコイツが全く言う事を聞かず、拾い喰いはするわリードを絡ませるわやりたい放題、注意をしましたら吠えかかり、唸り声を上げ、僕の周囲を徘徊し威嚇する始末、険悪な雰囲気のまま帰途に就きました。彼女も流石に反省したのか、しおらしい態度でしたが黙殺、ネットを立ち上げて、或る記事を見たのですが、僕、猛省しまして、頭を撫でて声を掛けてあげました。其の記事ってね、アルゼンチンの愛犬家の物語でして、ご主人様が不慮の事故で亡くなられた際、ワンちゃんはショックを受けたのか、お葬式の混乱の中、失踪してしまったそうなんです。必死に探したものの見つからず、お墓詣りに行った処、誠に不思議な事が起きました。広い広い墓苑の中、しかもご主人様の墓の前に、ずっと行方不明だった其のワンちゃんが居たとか。其のワンちゃん、キャピタン君と言うそうですが、何度連れて帰っても、必ずご主人様のお墓の横に居るそうでして、6年経った今でも、夜は必ず其処で寝るそうなんです。僕、思わず泣いてしまいまして、我が愛犬はかなりの駄犬ですけれど、抱き締めてあげた次第です。

でもね、人も犬も、何時かは此の世とはお別れする訳です。一期一会という言葉があります様に、日々の出会いを大切に生きて行きたい、そう思えてなりませんでした。僕、常々感じるんですが、良薬口に苦しでありまして、耳障りの良い事ばかり言う間柄って、其れは本当の信頼関係とは思えません。時には苦言を呈するのも、友情であり愛情じゃないかなあ。女性の皆さん、甘い言葉ばかり言う男性には要注意ですよ、なんちゃって…。さて、僕、その不器用なスタイルながらも誠心誠意やって来た心算ですし、己の言動に責任を持ち、人に対して一所懸命に長年やって来たんですが、昨晩大変な吉事がありまして、職場を出たのは8時過ぎだったのかな、帰り着いてビールを抜いて自祝した次第です。コイツは春から縁起が良いや、てな具合でして、今年の当院の医療内容は、益々の充実を図れそうであります。正式発表の際には、拙ブログで告知しますね!我流で稚拙で迂遠だったかもしれませんが、人様とのご縁を、僕なりに大事にして来て、本当に良かったです。読者の皆様、今後とも拙ブログならびに当院をご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い申し上げますm(__)m。

閑話休題、という訳で、昨日は朝の7時に出勤して夜の8時に退社しましたから、割と拘束時間が長かったんですよね。其れはちっとも構わないんですが、忙しい際には、どうしても短時間で食べられて栄養価の高い物が欲しくなります。となると、やっぱり丼物になるのかなァ。僕の個人的な位置付けですと、横綱鰻重、東大関天丼、西大関カツ丼、東関脇牛丼、西関脇の嘉風関頑張れよ、と冗談は兎も角、こんな按配でしょうか。でもね、僕、赤身の牛肉と玉葱に生のマッシュルームをサッと炒めて、赤ワインを少々、フォン・ド・ボーとウスターソースにトマトソースを絡めて一丁上がり、ハヤシライスも結構好きなんですよ。という訳で、今日の拙ブログは、ハヤシライスに纏わるお話を。

さてさて、このハヤシライス、洋食をアレンジした和洋折衷の物でありまして、ざんぎり頭を叩いてみれば文明開化の音がする、明治期に生まれた事は間違い無いんです。ただ、誰が此れを発明したのかという事になりますと、「ハッシュドライスが訛った物」「宮内庁お抱えのシェフが造った」「東欧から来たんだ」「いやいやアメリカだ」「ドイツだオランダだ」、諸説入り乱れて五里霧中なんですよね。でも僕、最も有力かつ自然と思われるのは、早矢仕--はやし、と読みます--さんが考案したハヤシライス、という説なんですよ。此の早矢仕さん、元々は江戸期に生まれたドクターでありまして、僕、常々明治の男は偉かったと痛感するんですが、様々な顔を持つ大人物でありました。

早矢仕さんは岐阜県の産、藩医を務め、殿様の診察を任せられる程の凄腕でしたが、青雲の志を抱いて上京します。先の話の一期一会じゃありませんけれど、江戸で医院を開業した際、生涯の盟友と知り合うんですね。我が大分が産んだ最大の偉人の1人でありましょう、慶應義塾の祖、福澤諭吉と肝胆相照らす仲となります。早矢仕先生はドクターでありながらも慶應に入塾、様々な学問を学ぶんですね。其処で福澤先生が早矢仕先生に、「海外の本が欲しいんだよね、でも中々入手出来ないんだ」「ウン、じゃあさ、僕が本屋を開くよ」とでも話し合ったんでしょう。早矢仕先生が横浜に開いた本屋の名、其れが彼の丸善でありまして、今も尚続く一大チェーンですよね。早矢仕先生、ちゃっかりしていると申しますか、商才があったのでしょう、洋書だけでは勿体無いと、薬品に医療機器、雑貨に家具等々も輸入しまして、日本全国に支店を持ち、ニューヨークにもロンドンにもフランスにも支局を造るんですから、商社マンの元祖と言えましょう。此の才能が放って置かれる筈がありません。銀行の開設、国の薬剤を取り仕切る役職も任され、本邦初の生命保険会社を設立、そして本業である医療面では、西洋式かつ近代的な病院を横浜の目抜き通りに建てるんですね。此の病院が、後の横浜市立大学の基礎となるんです。

此れだけの八面六臂の大活躍の先生ですから、当然食事の時間も忙しなかったでしょうし、ドクターとして社長として、職員の健康状態にも留意していたんですね。その際、サッと食べられて滋味に富んだ栄養食として、肉と野菜を煮込み、短時間で造れる、早矢仕ライスを考案した、という訳なんです。因みに、丸善日本橋店にはカフェがありまして、其処では元祖早矢仕ライスが今でも食べる事が出来ます。僕、1度だけお邪魔した事がありますけれど、早矢仕ライスのご飯の部分はオムライスになっており、濃厚かつ重厚な味わい、そして流石は元祖だけありまして、当時のハイカラな雰囲気もあり、とっても美味しかったですよ~。よし、近いうち、お昼は是非ともハヤシライスにしようっと!
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