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ECONOMIC ANIMAL

おはようございます。明け方でしたか、凄い雷と雨でしたね~。朝方はすっかり涼しくなって、自転車通勤の僕には大変ありがたい気温でした(^^)。

皆さん、週末は如何お過ごしでしたか?僕、昨日は丸一日何も予定がありませんでしたから、大洲で高校野球大会の準々決勝を観戦に行くか、映画を観るか、迷いに迷って、暑さに負けてしまい、府内町のシネマ5に行きました。かっての府内町は映画館のメッカ、多くの劇場がありましたが、今はもうシネマ5だけ、寂しい限りですが、ミニ・シアターがあるだけで貴重です。シネマ・コンプレックスだけでは味気無いですもんね。大手の配給するものだけでは、マイナーなもの、特殊だけれど貴重なフィルムが埋没してしまいますし、映画文化は衰退する一方です。僕は未だ行った事はありませんが、日田市にあるミニ・シアター、シネマテーク・リベルテにも近々是非行きたいと思っています。大分県では最も老舗の、別府シネマブルーバードも頑張って欲しいですね。

さて、昨日観ました映画は「インサイド・ジョブ」というドキュメンタリーです。僕、予備知識が全く無く見始めたんですが、今年度のアカデミー賞ドキュメンタリー部門受賞だった由、字幕が非常に見にくいのが難点でしたが、傑作と思いました。数年前に起きた、リーマン・ブラザーズの経営破綻による世界同時不況の真の原因は何か?という話でありまして、概略だけ書きますと、リーマンやシティバンク、ゴールドマン・サックスといった大金融会社達が政府や格付け会社まで巻き込み、住宅ローンを証券化し、貧しい人や融資の危険性のある人達にもお金を貸しまくり、とどのつまりは倒産するのですが、金融会社はそこまで全て計算済みで、崩壊前に利益はきちんと回収済み、困っているのはローンを払えずテントに住む事になってしまった多くの貧困層であり、裕福な層だけがマーケットから莫大な利益を得た、という夢も希望も無い話でした。

色々と感じたのですが、まずは日曜日の10時という時間帯だったのに、館内には40人以上のお客さんがいた事です。お金が人生の全てという訳では決してありませんが、避けては通れない大事な要素ですから、出口の見えない日本経済の不況に対し、危機意識を感じている人が多くいる、というのはとても心強く思いました。次に思ったのは、日本は官僚が、アメリカは民間が強すぎ、国そのものの実質的な権力者である、という事。オバマだろうとクリントンだろうと、金融会社の莫大な政治献金を受けて当選している現実がある以上、己の政策をフリーハンドで実行するのは非常に困難だろうな、と思いましたし、日本においては許認可事業が多すぎるので、官僚の権限が必要以上に肥大化し、政官財が癒着しており、この蜘蛛の糸の様に絡み合った複雑な利権システムを壊すのは容易な事ではありません。そして、みんなが幸福になれる政治システム、経済のあり方って何だろう?と考えさせられましたね~。高度に発達した資本主義のアメリカも行き詰まり、北欧に代表される社会民主主義、重税高福祉の国々も活気が無く、中国も問題が山積し、未だ残る共産圏は問題外、そして経済もグローバル化しアメリカの不況が日本やEUにも多大な影響を及ぼす訳ですから、皆が幸せにならなければ、1つの国が幸せになる事はありえないのです。最後に感じた事は、実体経済と市場がかけ離れてしまっている事です。実体経済とは、僕達がお金を払ってCDを買ったり、ご飯を食べてお店にお金を支払うという行為の事です。つまり、実際のお金の流れですね。市場は、それとは乖離していて、証券取引や為替の事です。市場そのものが車や船といったものを作れる訳ではありませんから、もっともっと実体経済を大事にしなくてはならないのですが、日本の官僚やアメリカの金融会社のエリート達にはその様な感性は皆無でしょうし、理解出来ない事が、今の不況が終わらない最大の理由と思います。結論として、行き過ぎた資本主義も共産主義も上手く行かない--前者は人間の欲望を全面的に肯定したものであり、後者はそれを全て否定したものと思います--訳ですから、ほどほどのライフスタイル、社会的弱者にはきちんとしてセーフティ・ネットを造り、無理のないフレキシブルなシステム、情報開示、失敗した人はきちんと責任を取る、といった常識的なやり方しか無いと思いました。

今日は何だか、経済学部の学生の堅いレポートみたいな文章になってしまいました…。ちょっと反省…。

さて、映画鑑賞後は、親友のMさんと行きつけのお好み焼き屋さんで痛飲、音楽の話に漫画の話、お笑いの話に花が咲き、ついつい長っ尻になり、へべれけになった僕でした。では、皆さん今週も頑張りましょう!
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