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☀ かえせ!太陽を ☀

いやあ、もう今年も本当に終わりですね~。いよいよカウントダウンという感がありますけれど、この時期、貰い物でカレンダーがやたらと増えてしまって、結構困りませんか!?とは言っても、画家の藤原亜南先生から頂いたものなんて、とっても素敵ですし、趣味のカレンダーなんて飽きませんよね。僕、かって、日本海軍の戦闘機のカレンダーを愛用していたんですが、結構場所を取るものですから、今では普通の卓上の物を愛用しています。そのカレンダーに記されている暦ですけれど、古代の昔、此れを定める事は権力の象徴でした。暦に依り、何時種を捲くのかを決め、或いは潮の満ち引きで漁を行う訳で、大きく分けると太陽暦と太陰暦がありますけれど、千年以上前から、其れを定めるのは天皇陛下の特権だったんですね。月日は流れ幾星霜、今朝のNHKニュースを見ていて爆笑したんですが、ロシアでは、プーチン大統領のカレンダーが大人気とか。月毎に写真は変わるんですが、半裸で釣りをするプーチン、愛犬に頬ずりするプーチン、軍服を着て鋭い眼光を飛ばすプーチン、白馬と戯れるプーチン、美女と踊るプーチン…。些か食傷気味になりますが、写真毎にコメントが付いているんですよ。「ロシアの女性は世界一素敵だ」「ロシア軍に歯向かう者は断じて許さない」「犬とは深く理解しあっている」等々、失笑してしまいますし、何だか魔除けになりそうですけれど、此れが彼の国の独裁体制なのかなあ…、おそロシア…、なんつって、年の瀬に詰まらない駄洒落で失礼致しましたm(__)m。

閑話休題、昨日のお休みは、皆様如何お過ごしでしたか?僕、午後は外出したんですが、朝のうちはWOWOWで放送されていた映画に夢中でありました。いえね、かねがね噂は耳にした事はあったのですが、観たのは昨日が初めて、「ゴジラVSへドラ」、1971年ですから、僕が生まれて数年後、昭和46年の作品であります。本作は、当時の世相を的確に捉えている感がありまして、本当に吃驚しましたのは、所謂サブカルチャーを大きく取り上げているんですよね。天下の東宝が、そして誰もが知る、ゴジラの様な大作で、よくまあ、こんな先鋭的な撮り方が出来たもんだと感服しました。だってね、全身にボディ・ペイントをあしらったお姉さんが、クリーム時代のエリック・クラプトン、或いはジミ・ヘンドリックスばりのギター・ソロに乗って唄うんですが、その歌詞がね、ぶっ飛んでますもん。♪水銀 コバルト カドミウム 鉛 硫酸 オキシダン クロム カリウム ストロンチウム 汚れちまった海 汚れちまった空 生き物みんな いなくなって 野も山も 黙っちまった 地球の上に 誰も 誰も いなけりゃ泣くことも出来ない かえせかえせかえせかえせ みどりを青空を かえせかえせ♪、いや~、今の福島の状況の様ですよね…。昭和46年当時、光化学スモッグ等の公害問題で、高度経済成長期の日本は揺れていた訳でして、今の中国は悲惨な大気汚染ですが、同じ様な環境下と言えましょう。その結果、ヘドロから成長して行くのが、敵役であるヘドラ、という按配であります。そしてね、先の劇中歌の最中、恐らくドラッグに溺れているのか、登場人物が皆、魚に見える様な描写があるんです。当時の若者の世界的なカルチャーとして、欧米を中心に、フラワー・ムーヴメントやサイケデリック、アヴァンギャルドでアシッドなアプローチがあったのですが、其れを邦画で見事に表現してますもんねえ。ううん、僕は余り聞いていませんが、ピンク・フロイドかキング・クリムゾンの世界でした。演出も斬新でして、アニメーションや分割映像も出て来ますし、重苦しい雰囲気の中、残虐な絵があり突飛なカット割りがあり原色をふんだんに使用、当時はR指定は無い時代ですが、子供達は、ゴジラの大活躍を観に来ただろうに、トラウマになったんじゃないかしら。そしてね、しびれましたのが、単純な善悪の二元論に陥っていないんですよ。ゴジラは放射能の、ヘドラは公害の、夫々鬼っ子でありまして、最も悪いのは、其れを生んだ人間ではないか、という問いかけがされていました。実際、右往左往する自衛隊を、コミカルに描いていますから、あながち間違ってはいない観方と思います。只ね、此れだけ褒めておいてなんですが、本作は、映画としては壊れています。前半は前衛的かつアーティスティックなアプローチですが、後半のゴジラとヘドラの戦いはたどたどしく感じます。正直、前後半が乖離しているんですが、その欠点を差し引いても、邦画の歴史に残るカルト・ムービーである事は間違いありませんね。

さて、全ての生命は海から来た訳で、其れはゴジラもヘドラも同様なんですが、僕達人類は、其れを克服すべく、船を発明しました。丸木船に始まって、古代エジプトではパピルスの筏、ギリシャのガレー船、そして大航海時代のキャラックやガレオン船にクリッパー、産業革命時代の蒸気船、そして現代の原子力船に至るまで、将に日進月歩ですよね。今日の拙ブログでは、僕も大好きな帆船模型のお話を少々。

僕の高校時代の親友のS君、彼の父君はマンモス・タンカーの船長さん--肩にオウムとか乗せて、アイ・パッチをして、片手がフックになってるんじゃないの、とからかっていました--でして、石油や自動車を輸出入、中東と日本を往復していたんですが、長い航海の徒然に、所謂ボトル・シップを造られていたんですよ。一度拝見させて貰ったんですが、いやはや何とも、その精巧さには驚きました。どうやら此のボトル・シップ、今から数百年前の船乗りが、飲み干した酒瓶の中にミニチュアの船を造った事が其のルーツらしいんですが、世界一安い娯楽なんですって。空き瓶と木材の端切れ、糸やピンセット、接着剤や塗料、そして根気さえあれば誰でも造れる由なんです。でもね、聞いた処に依れば、凝れば凝る程、製作時間が掛かるそうで、ワイン・ボトルの中の威風堂々とした戦艦陸奥は、1年がかりとの事で、僕、即座に断念しました…。僕の亡父、彼は兎に角変わった乗り物が大好きでして、サイド・カーにラジコン飛行機に潜水艦、色々と拙ブログでご紹介したと思います。其の父が、一時期帆船模型に夢中になったんですよ。大好きな夜の繁華街にもとんとご無沙汰になる始末、彼は凝り性の上、外科医でしたから手先も器用、ヨット部でしたから、船の構造も頭に入っているんですね。初心者なら半年は掛かるという帆船を2か月で仕上げたりして、すっかり悦に入っておりました。だってね、父の部屋に入ろうとしたら、「俺の造船所に入るんじゃない…」って、お前は船会社の社長か!僕、知らなかったのですけれど、帆船模型を造るのには、難易度につれての順番がある由、ビギナーはカティサーク号から始め、最期はイングランドのネルソン提督が乗っていたビクトリー号かな、どうやらそういう事らしいんです。最初の帆船ですっかり自信を付けた父は、いきなりそのビクトリー号に挑戦、確か1㍍以上は優にあったと思います。「これから俺は毎晩造船所に籠るからな…」、何故かパイプまで吹かし出し、すっかりキャプテン気分なんですよ。僕も当時は小学生、田宮模型の戦車や軍艦のプラモデルに心を奪われていましたから、「父さん、すげえ!」と尊敬していたんです。ビクトリー号のキットが我が家に来たのが確か年の瀬、そして桜が散り向日葵が咲き紅葉が美しくなる頃、父は全く造船所に居つかなくなり、気付けば繁華街で夜の蝶々採集をする始末、僕、意を決して聞いてみたんですよ。「父さん、ビクトリー号はどうなったの?」「ああ、あれか。あれよう、イタリア製だろ。設計図がイタリア語で書いてるんだよ。俺は英語とドイツ語なら殆ど分かるんだが、イタリア語は半分ぐらいしか分からなくてな…。ドイツ語ならとっくに出来上がってたんだが…。」流石は僕の父でありまして、かって東大を2度受験したそうなんですが、運の悪い事に、その日に限って、常人では歩けない程の高熱が出て、あともう少しの処で落ちた由なんです。って、あからさまな言い訳は止めなさい、と思ったら、母が、「この船、邪魔だから捨てるわよ!」ですって…。

年の暮れに、下手な笑い話で失礼致しました。さて、当院もいよいよ明日で仕事納めであります。拙ブログも明日の更新の後、年明けまではお休みを頂く予定です。それでは皆様、後ひと踏ん張り、お互いに仕事を頑張りましょう!
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