FC2ブログ

蟹は甲羅に似せて穴を掘る

♪もう幾つ寝ると お正月♪、今年も後1週間で終わりですけれど、皆様、如何お過ごしでしょうか?師も走るぐらいですから、僕なぞは専ら、息の続く限り全力疾走でありまして、流石に今日は忙しなく、先程漸くオフィスのデスクに座れた次第です。拙ブログの更新が大変遅くなりまして、失礼致しましたm(__)m。

さてさて、元旦も近くなりましたが、皆さん、お節やお雑煮ってお好きですか?僕、この2つには左程情熱が湧かないと申しますか、強いて食べますのは、金柑、黒豆、海老、蒲鉾、鰤に田作りといった処、お屠蘇なぞ、妙に薬臭い気がして、もう何年も口にしていません。其れでも、お節料理には夫々謂われがありますし、日本古来の伝統食ですし、縁起物ですもんね、一所懸命食べています。そして、お雑煮なんですが、うちの父は千葉、母は宇佐の出身ですから、出汁の取り方から入れるお餅の種類から、全く異なるものですから、新年早々激しい喧嘩が勃発するんですよ。関東は角餅、九州は丸餅でしょ。どっちでも良いじゃん、と僕は思っているのですけれど、新年恒例の口争いが、段々と飛び火して来るんですよね。「たかし、今年の通知表は駄目だったじゃないのッ!」、此れぐらいは未だ序の口、そのうち、父へと矛先が向かいまして、「又浮気して、いい加減にしなさいッ!」「今はその話は良いだろう…」、ってちっとも良くありませんよね!?僕のお年玉はすっかり忘れ去られたりして、今年も騒々しい1年になるんだろうなァと、何だか憂鬱でした…。そうそう、無断で書いちゃって、親友のMさんには申し訳無いんですが、彼は幼少のみぎりに、お雑煮の餅を喉に詰まらせ、散々な目に合ったとか。毎年、新年会という形で、彼と一献酌み交わすんですが、年年歳歳、お雑煮を妙に慎重に食べているのは何だか笑えます。Mさん、書いちゃってごめんねm(__)m。

それにしてもカジュアルになったと言いますか、昔々の日本では、そうですねえ、例えば平安時代の公家さんなぞ、例えば新年を寿ぐ宴会の際、官位毎に席順も全てきちんと決まり、お酒が順々に廻って来ると。その間、和歌を詠んだりする訳で、一度決まった席からは決して動けなかったそうです。所謂「無礼講」を始めたのは後醍醐天皇だそうですが、元々の意味は、「席を立ってお酌をする事」なんですね。どんちゃん騒ぎという意味ではありませんのでご注意を。

閑話休題、お屠蘇とお雑煮とお節にも飽きた頃、皆さん、カレーやら焼肉やらお鍋を食べる事が多い様です。どれを取っても、日頃より美味に感じる気がしますけれど、僕、無性に蟹が食べたくなるんですよね~。という訳で、以前もしたかもしれませんが、今日は蟹に関するお話を。

そうですねえ、先ずはやっぱり、酔蟹かなァ。此れ、淡水の蟹でありまして上海原産、秋から冬にかけてが旬、内子も味噌も、ねっとりと芳醇で濃厚、絶品であります。蒸して食べるのも美味しいんですが、生のまま紹興酒に漬けたものも、亦美味であります。蟹がお酒で酔っているので酔蟹という訳でして、僕、両親と共に香港で食べました。勿論、温めた紹興酒がぴったんこ、僕、確か高校生の時分でしたが、ご相伴に預かりまして、口福でした。でもね、毎度毎度の夫婦喧嘩が始まっちゃって、「あなたッ!夕べは何処に行ってたのッ!帰って来たのは午前様よッ!」「蟹喰ってる時に、その話は良いだろう…」って、ちっとも良くないですよね!この酔蟹、日本ならばモクズガニと呼ばれている種の親戚でして、母の故郷の宇佐では、がん汁というお吸い物でありました。此のがん汁、蟹をすり潰しまして、濾してお吸い物にするんですね。端麗ながらも後口を引く感じ、ウン、此れはやっぱり、辛口の人肌の燗酒が合いますね~。

サンフランシスコのフィッシャーマンズ・ワーフで食べましたのが、ソフトシェルクラブ、此れ、脱皮したばかりの渡り蟹をそのまま素揚げした物なんですね。オイスターもスキャンピも美味しかったですけれど、カラリと揚がり、ほんのりと甘く潮の薫りがする蟹には勝てませんでした。まるでムサボリッチ・カニスキーと言いますか、蟹喰い猿の様に、冷えたシャルドネをお供に、ひたすら食べましたねえ。そうそう、サンフランシスコのもう1つの名物蟹は、何と言ってもダンジネスでしょう。トランジスター・グラマーと申しますか、割と小さい蟹なんですが、むっちりみっしりがっしりと、大変肉付きの良い種でして、もう此れ、何にでも合うんですよね。パスタ。チャウダー。塩茹で。フライ。グリル。中でも絶品でしたのは、蒸しあがったばかりの蟹を、熱々のガーリック・ソースに浸して食べるやり方でして、もう僕、ずうっと無言でしたもん。

親友のMさんにアテンドして貰い、ちんちん電車に楽しく揺られ、長崎の中華街は江山楼で頂きましたのが、蟹玉であります。此処、勿論、名物のちゃんぽんも皿うどんも非常にクリーミィ、様々な海鮮と鶏がらと野菜の旨味が溶け込んで、他県では味わえない美味しさです。あ~、食べたくなりました!!おっと、蟹玉に話を戻しますと、此処のお店は、ぶつ切りの渡り蟹を1匹そのまま使っているという豪華さでして、玉子はふわふわとろとろ、木耳に椎茸に玉葱にも入りまして、此れはご飯のお代りは間違いありません。大坂は御堂筋線でしたか、ホテル内にあるレストランの名を失念したのが残念でなりませんが、此処で頂いたのが、渡り蟹のパスタです。クリームでは無く、殻ごと入れたアメリケーヌ・ソース、大蒜と鷹の爪が利いてまして、滋味に富んだ大人の味わいでした。アンティパストは明石の蛸、セコンド・ピアットは仔羊、ドルチェは幾つものジェラート、〆にはきちんとグラッパまで出ましたから、大満足の一夜でありました。僕、北海道には数度清遊した事があり、タラバもズワイも、花咲も毛蟹も、確かに美味しいとは思うんですが、どうもねえ、大味なんですよね~。やはり、何と言っても、地元大分は豊後高田のガザミ、でっかい渡り蟹に限ります。夏は雄、秋は雌が旬でして、焼いて良し蒸して良しですけれど、此れはシンプルに塩茹でにかぶりつくのが一番でありましょう。もうね、県外の皆様には是非試して欲しいなあ。そうそう、大分市内には、その渡り蟹の身をほぐして、甲羅に入れて食べさせてくれるお店もありまして、其処も大変結構であります。あ~、どうしても蟹を食べたくなって来ました…。

よし、では、食堂にお昼を食べに行って来ます。蟹玉、出ないかな…。それはさておき、週末は急激に冷え込む由、皆様、風邪にはお気を付け下さいね!それではまた来週お会いしましょう♡
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR