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★☾ 夜のさいころ ☽☆

昨日の深更というよりもう朝まだき、やにわに目が醒めまして、お水を飲んだらもう眠れなくなりまして、仕方がありませんから、枕頭の本を読んでいました。川端康成先生に接するなんて久し振りでしたが、流石の文章力に感嘆しました。「夜の底が白くなった」「もうそんな寒さかと島村は外を眺めると、鉄道の官舎らしいバラックが山裾に寒々と散らばっているだけで、雪の色はそこまで行かぬうちに闇に呑まれていた」「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近付いたと思うころ、雨脚が杉の密林を白く染めながら、凄まじい速さでふもとから私を追って来た」「結局、この指だけが、これから会いに行く女をなまなましく覚えている」、最後のセンテンスだけ、やたらとHですけれど、うう~ん、こんな文章、並みの文士に書けるもんじゃありません。道理で、最近は日本の小説とはとんとご縁が無くなる筈ですよ。昔の文士に較べると、今の作家の表現力文章力が劣るのは一目瞭然ですもんね。今度の週末は、露伴に鴎外、鏡花に荷風等々、昔の文豪の本を再読しようかしらん。寒風吹き荒ぶ中、ふと思い立ち、仏蘭西のシャンパーニュなる酒を試みた処、琥珀色の泡立ちが喉を打つ事暫し、我は陶然とす。荷風散人の書を紐解き、終日過ぐ。孤影蕭々たる月を眺むるに、些か寂しさを覚ゆ。なんちゃって!?

閑話休題、此処最近は地中海では様々な発見が続いています。古代から近世まで、沈船の財宝がまとまって見つかったのは記憶に新しい処ですけれど、古代都市があった島が発見されたとか。かっての島は、現在では半島となり、要は陸続きになったんでしょうが、ケイン、という都市があったんですって。このケイン、古代ギリシャの2大都市、アテナイとスパルタに挟まれた古戦場だった由なんですよ。さて、「300」という男の子なら血湧き肉躍る映画がありまして、そのスパルタの戦いを実写化した物です。僕、思わず、レオニダス王の「ディス・イズ・スパルタ!」というコールに、胸を叩いて、「ウッ!」とレスポンスしたくなりますけれど、未見の方には何のこっちゃ分かりませんよね、失礼しましたm(__)m。さて、ケインでの戦いは、アテナイの辛勝に終わったのですが、戦争の直後に嵐に襲われ、多くの兵を喪ったんですね。此れ、天災による不可抗力と思うのですけれど、アテナイの市民達は皆、指揮官達を決して許さず、処刑してしまいました。此れが、アテナイ軍の士気の低下を招き、1年後に再度起こったスパルタとの戦いに完敗するんですね。その敗因を糊塗する為か、独裁政治が敷かれ、其れも上手く行かず、アテナイの国そのものが滅んでしまうのでした。

さて、話は一気に現代に飛びますが、そのアテナイのケースも恐らく研究していたんでしょう、アメリカのCIAが、或るマニュアルを造っていたそうで、此れが機密解除され、ネットで見られる様になり、話題を呼んでいます。題して、「組織を駄目にするマニュアル」ですって。此れね、敵の組織に潜入したCIAのスパイが、如何に其処を内部から弱体化させるか、というマニュアルなんですよ。ホント、アングロサクソンの連中はとんでもない腹黒と思いますが、このマニュアル、中々面白いんですね。幾つか抜粋してみましょう。

前回の会議で決定した事であっても、再び議題として持ち出せ。
重要な仕事程、生産性の低い者に割り振れ。
誤解を招きやすい指示をあえて出す事。
重要な業務にあたる時こそ、会議を開きそちらを優先させよ。会議の参加者はなるべく多くする。
承認までの手順を複雑化せよ。

うう~ん、アメリカやイングランドを舐めてはいけませんね~。こんなマニュアルを、70年以上前に造り上げ、敵国に忍び込んで実践していた訳ですもんね。でもね、日本の大企業や官公庁には、このマニュアルを使う必要は無い気がします。皆様、お気付きでしょうが、大企業や官公庁って、先の抜粋した内容を、無意識に行っている気がしませんか!?だってね、福島第1原発の地下水ですけれど、つい一昨日の計測では、1㍑あたり、67万ベクレルの放射能が検出された由、もうメルトダウンからそろそろ5年が経とうというのに、東京電力に日本政府は、何も出来なかった、という事でしょ!?また、医師にしても教師にしても、国はどうしても削減したい様子ですが、人様の命を救う事を怠り、此れからの日本を背負って立つ若人達への費用を削っていたら、此の国に未来はありませんよ…。そしてね、諸外国の統計では、医師数の増加と医療費の増大って、因果関係は無いそうなんです。寧ろ、医師数が増えた方が、病気を未然に防げる為、国の医療費は減るそうですよ。

ホントね、国や官僚は、先のCIAのマニュアルを遵守しているんじゃないか、そう思えてなりません。其れに較べ、民間は偉いなあ、そう思いますけれど、以前の拙ブログでご紹介した吉本興業、勿論本業はお笑いですけれど、トヨタ自動車のスポーツ部門と、正式に提携したとか。トヨタともなりますと、野球部や社会人ラグビー、バスケットやソフトボールでも強豪なんですよね。吉本側は、チームの運営、選手の獲得、主催試合の演出、集客やイベントの企画等々、全てをマネジメントする由であります。自動車業界NO1のトヨタ、お笑いで天下を取った吉本、流石は機を見るに敏、面白いコラボレーションと感じました。

そしてね、プロ野球の横浜ベイスターズ、ずうっと最下位が続き、セントラル・リーグのお荷物と呼ばれて久しかったのですけれど、今季から大変身なんですよ。かってはスタジアムに閑古鳥が鳴いているのが当たり前でしたが、今季は1試合平均2万5千人の観客を集めたんですね。親会社のDENAがプロ野球に参入したのが4年前、その当時から2倍の観客増ですって。数十億の累積赤字決算が、来年はとうとう、単年度ながら黒字転換だそうです。横浜市内の子供達に72万個の野球帽を無料配布、女性限定ユニフォーム、球場内外でありとあらゆるイベント開催…。特に此のイベントは、カフェの設置、有名ブティックと限定コラボレイト商品販売、ビアガーデンではオリジナルビールを出し、人気カレー店の招致、そして様々な仕掛けを満載し、開く度に6万人が集まるとか。徹底したマーケティングとファンサービス、此れが黒字化を招いた最大の要因でしょう。以前の拙ブログでも触れましたけれど、成功するには、当たり前の事を周知徹底する、此れに尽きますよね。何時の日か、寄生虫の様な官僚や政治家どもは永久追放するにしても、政権交代があるまでは無理な訳で、其れまでは、微力ですが僕も含めて、民間の皆で頑張りましょう!!
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