FC2ブログ

the blind side

今朝の大分は、非常に強風でして、恒例の愛犬の散歩に出たんですが、いやァ参りました。夜明け前からトボトボと、市街地を歩いていたのですけれど、公園なんて、遮る物が何もありませんから、風がまともに当たるじゃないですか。我が愛犬は、その強風の真っただ中に仁王立ち、全く動こうとしないんですよ。もしかして凛々しくてカッコ良いのかもしれませんが、同行している人の方は堪ったもんじゃありません。漸く体調も戻りつつあるのに、鼻水が出ちゃいましたよ…。どうやら遠くに猫が居た様でして、朝からすっかり身体が冷え切ってしまい、どうも微熱がある感じです。こうなりますとそぞろ恋しいのが炬燵ですよね。国芳か春信か忘れましたけれど、浮世絵で置き炬燵と猫、そしてカップルの構図の物があるんです。外は雪景色、隣り合わせの男女、男性の方は片手で、炬燵の上の猫を撫でながら、「お前は本当に可愛いよ」って、其れは女性に言ってるんじゃないの、という艶っぽい情景なんですね。空き手では 炬燵の上の 猫を撫で、ってもう一方の手は何をしてるんだか、僕、こんな目に合った事が無いですよ、う~ん、羨ましい。

さて、師走となりまして、仕事納めとは良く聞きますけれども、この時期に、「事始め」という行事があるんですね。今ではもう、草深い寒村か、京都の祇園や都内ならば深川ぐらいしか無いんでしょう。祇園では、12月13日になりますと、艶やかな舞妓さん達がお茶屋さんを廻りまして、「おことうさんどす」と、挨拶するしきたりがあるそうです。此れからのお正月に掛けての忙しない時期、何かと物入りですし行事も多く大変ですね、ご苦労様です、という労いの意味が込められているんですね。うん、得も言われぬ嫋やかな古き良き日本情緒、良いですねえ。年末年始、柊屋か炭屋か花月辺りの旅館に泊まって、音も無く降りしきる雪、遠くからは三味の音、樽酒の馥郁たる薫りと伽羅の香りが混然一体となりまして、花簪が揺れて着物の擦れる音、「おひとつ如何…」、ううん、一度やってみたいなあ。

もう、こういう日本情緒なぞ、現実の世界には殆ど無いかと思われます。其れを味わいたければ、永井荷風や川端康成、谷崎潤一郎なり里見弴、そうそう、忘れちゃいけない森鴎外等々の小説を読むしかありませんよね。彼ら文豪が生きた、明治大正昭和と較べて、平成の日本人って、正直質が落ちていると感じますし、そして、大きく変わっていると思います。寄らば大樹の陰、拝金主義、画一的、排他的、よりそういった傾向が強くなっているんじゃないかなあ。最近良く聞きます、マイルド・ヤンキーという概念って、そのまんまですもんね。此のマイルド・ヤンキー、端的に申しますと、仕事も学校もずうっと地元、小中学時代からの仲間とつるみ、ショッピングモールに屯し、浜田省吾とかを聴き、他者を受け入れず、家族の絆が強い、こういった傾向なんですって。うう~ん、良し悪しは別にして、僕はちょっと苦手かも…。

この変化、日本だけでは無い様です。欧米はもっとシビアでドラスティックですけれども、ほら、最近経済危機に陥ったギリシャ、そして同じく経済不況の続くポルトガル、この両国は、非常に悲しい事ですけれど、プロスティチュート、売春婦が非常に増えているとか。ギリシャについては、以前の拙ブログで触れましたから、ポルトガルについて簡単に書きます。此の国の政治体制は、軍事政権→保守→社会主義、と変遷して来たのですけれど、何1つ上手く行かなかったんですね。独裁でも保守でも革新でも駄目、かなり根が深い問題ですが、欧州は今、揺れに揺れています。ロシアの軍事力による台頭、ドイツの経済支配、中東からの難民、イングランドやスペインでは分派独立問題が起きていますよね。こうなりますと、人の心って哀しいもので、移民や難民へと厳しい態度となり、既存の政党には飽き足らず、極右、ファシズムが台頭してきちゃうんですよ。フランスには、国民戦線という極右政党がありますけれど、ルペンという女性党首をリーダーに、日の出の勢いですもんね。

現在、アメリカでは、大統領候補を決める戦いが真っ盛りです。どうやら民主党はヒラリー、共和党がトランプでほぼ決まりと思われます。でもね、僕、共和党のトランプって、かなり問題があると思います。このトランプ、不動産業で大成功を治め、大統領選に名乗りを挙げ、人気を博しているんですが、その発言って相当酷いんですよ。「アメリカに来る移民は強姦犯だ」「メキシコ移民は犯罪者だらけ」「中南米は要らない市民をアメリカに姥捨てしている」「大統領になったら、アメリカとメキシコの国境に万里の長城の様な塀を造る」、そして女性蔑視発言も多いんですね。余りに酷い暴言であり、ちょっと書きづらいので、其処は割愛します。

さてさて、日本・欧州・アメリカと見て来ましたが、一連の傾向がある事にお気付きになられたと思います。其れは、排他的であり、自己の価値観のみに囚われ、極右的、そして自国民のみを愛する傾向が強いんですよね。ウン、それじゃあ駄目です!先のトランプがもし大統領になったとして、また彼が多大な人気を獲得しているのが非常に怖い処なんですが、近隣諸国と摩擦が起こらない筈がありませんよね。僕、つくづく思います。その排他性って、自国しか知らない、経験値の少なさから来るものじゃありませんか?僕、ニューデリーの雑踏を、ジャカルタの路地を、ネパールの夕焼けを、台北の港を、サンフランシスコの海を、サンファンの裏通りを、釜山の市場を、メルボルンの移民街を、香港の貧民街を、ビバリーヒルズの富裕層の街を、夫々知っています。そして、其処には、沢山の人達が、夫々異なる様々な文化や慣習を持ち、日々を一所懸命に暮らしている事を知っています。他者を理解しさえすれば、地球上の70億を超す同胞、僕達同じ人類が、憎しみ合う必要なんて、全く無いでしょ!

つい先日、或る社労士の先生とお話する機会があり、伺いながら、へええと思った事があります。例えば或る提案をしたとして、殆どの人は否定から入るそうなんですね。僕、其れとは正反対でして、「面白そうじゃん、やってみようよ!」というタイプなんです。一長一短ですけれど、先ず他者を受け入れる事、寛容さ、多様性、此れこそが、遠大過ぎますが、世界平和への第一歩じゃないでしょうか。

さて、今夜は、当院にて人に会う為、遅くまで残業ですが、お菓子でもつまみながら、頑張りま~す!
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR