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SPECTRE

読者の皆様、おはようございます。週末は如何お過ごしでしたか!?僕、私事ですが、どうしても足を運ばねばならぬ用事があり、厳寒の中、福岡に行って参りました。とは言っても、かなりタイトなスケジュールで殆どとんぼ返り、いやァ疲れました~。何でも、先週末の福岡は、共産党の集会に各種学会、おまけに韓流スターの福岡ドームライブまであったそうで、道理で電車がえらい混んでましたもんね。ともあれ、アテンドして下さった皆様には感謝感謝でありまして、寒い中、本当にありがとうございましたm(__)m。今回お世話になった皆様方、もし大分に来られる際には、是非ご一報下さいね!そして、旧知の方と旧交を暖める機会もあり、其の意味では本当に良かったと思います。でもね、油断大敵でありまして、電車の人混みの中に揉まれた所為か、雑菌を貰ったのかなあ、左顎の下から喉元にかけて、ぷっくりと腫れ上がってしまいました。此れではまるでこぶとり爺さん、参ったなァ…。でもまあ、抗生剤で何とか治るでしょう。

閑話休題、此れ、何時も拙ブログで触れていますけれど、男性よりも女性の方がタフでクレバー、つくづくそう思います。先ずは7人制ラグビー、日本女子代表が見事リオ五輪の出場を決めました。サクラセブンス、という通称なのですが、皆さん、才色兼備で文武両道、本当に素晴らしいと思います。だってね、チーム最年少、決勝のトライを決めた19歳の小出選手は、国立大の東京学芸大の学生さんであります。また、竹内選手は京都大哲学科卒で新潮社勤務、その他のメンバーも、TV局や電通といった一流企業に属する選手達ばかりです。セブンスって、15人制のラグビーとは大きく異なり、メンバーも半分以下、7分ハーフのスプリント勝負の様な物なんですよ。因みに、グラウンドのサイズは15人制と同じですから、展開ラグビーの連続でして、華やかで見所があります。特に7人制はアップ・セット、番狂わせが多いですから、もしかしてもしかすると、サクラセブンスの面々が、何色かのメダルを持って帰るかもしれません。期待しています。

そして、エジプトの王家の谷、ツタンカーメン王を始めとする、代々のファラオの墓が鎮座する場所ですよね。そのピラミッドの中に隠し部屋が見つかった由、王妃ネフェルティティの墓があるのでは、と沸き立っているんですね。此のネフェルティティ、絶大な権力者として君臨していたんですが、その美貌でも有名でした。何せ、ネフェルティティの名の由来って、「美しい者が現れた」、ですもんね。彼女を模した胸像でも有名ですが、最近のDNA鑑定は凄まじいですからね~、もし彼女の頭蓋骨が見つかれば、悠久の時を超えて、その美貌も再現出来る事でしょう。もう1つ、僕の贔屓の女優のヘレン・ミレンさん、主演作を引っさげて、久方振りに来日されていました。御年70歳とはとても思えませんで、颯爽とドレスを着こなす見事なプロポーション、名門ロイヤル・シェークスピア・カンパニーの出身であり、各国の映画賞を総なめしたその実力もさる事ながら、ご先祖様はロシア貴族ってんですから、立ち居振る舞いに威厳と優雅さがありまして、まァカッコ良いお婆ちゃんですよね。さて、彼女の新作は、「黄金のアデーレ 名画の帰還」でありまして、もう既に公開中であります。さて、この作品、僕、絶対行きたいんですが、実話を元にしたお話なんですよ。ヘレンさん扮する女性、其の叔母さんが、画家のクリムトのモデルになっていたと。その名画は、ヘレンさんの生家からナチス・ドイツに奪われ、戦争の大混乱の末、クリムトの母国でもあるオーストリア政府が所有しているんですね。自分には正当な相続権があるとして、ヘレンさんは国を相手に勇敢に闘うという粗筋でして、こりゃ何だか傑作の予感が漂いますねえ。

春夏秋冬女は強い、そんな地口がありましたけれど、先に挙げたサクラセブンス、ネフェルティティ、ヘレン・ミレンさん、皆さん、知性と信念と美貌が混然一体となり、毅然とされていまして、其れこそが女性の美しさと思いました。でね、其れを強く感じましたのが、今回のハード・スケジュールの合間をぬって観た映画、「007 スペクター」、だったんですよ。

先ずはボンド・ガールですけれど、イタリアの宝石と呼ばれるモニカ・ベルッチは、御年51とは思えない妖艶さでありました。瀬戸内海賊をご先祖様に持つ、旧知のMさんなぞ、「モニカ、僕で良ければ何時でもお相手出来ますよ♡」と言ってましたがさもありなん、大体ね、ボンドガールを50過ぎて出来るなんて、天性の美貌でありましょう。それでいて、ご本人は「ダイエットも整形も不自然な事、私は決してしないわ♡」なんて仰ってますが、アンタねえ、確かに綺麗でセクシーと思いますが、全世界の女性を敵に廻したんじゃないかしらん。そして、フランスのレア・セドゥ嬢も同じくボンドガールでした。彼女は、芯の強さを感じさせる医学博士役でして、オンとオフの衣装の切り替えなんて、誠に見事でありました。フェミニンだけれど、シックで地味な普段着なのに、食堂車でボンドとディナーを共にするシークエンスでは、白い薔薇が満開になったかの様な純白なイブニング・ドレス、そのお姿のまま銃撃戦なんですから、いやあ素敵でした。そして勿論食前酒は、ボンドお好みのウオッカ・マティーニ、ステアせずシェイクです。そのボンド役のダニエル・クレイグ、まァ、トム・フォードのオーダーメイドのスーツが似合う事似合う事、さり気無いポケット・チーフと相まって、カッコ良い~!!靴はクロケット&ジョーンズ、時計はオメガ、車は謂わずと知れたアストンマートン、しびれました。敵役を演じるクリストフ・ヴァルツは、サディスティックで粘着質、かつ狂気を感じさせる役柄でして、流石の好演でした。情報の入手こそが権力であるという悪役像、非常に現代的と感じますし、本邦のマイナンバー制はその始まりかもしれませんね。でもその悪役の人、大笑いしていても、目は決して笑ってないんですから、役者さんは凄いなあ。メキシコ、ローマ、東京、オーストリア、アフリカ、モロッコ、ロンドンと、ロケーションだけでも莫大な予算が掛かったでしょうし、ロード・ムービーの趣は勿論ですし、男女の道行を思わせる感もあり、そして絶え間無くアクションやカーチェイスがちりばめられ、傑作とは思います。特に冒頭のメキシコ・シティでの数十分、ドキドキハラハラのシークエンスが続きまして、その映像といいアクションといい音楽といい、満点に近い気がしました。

只ねえ、全体を通じ、脚本がややご都合主義的な感がしたんですよ。随分離れた距離で、動く標的に、拳銃の弾で致命傷を与えれるのか等々、細かいディティールにも気を配って欲しかったなあ。007シリーズそのものが、大人の遊園地と申しますか、大嘘の世界なんですから、細かい処をリアルに描写して、初めて真実味が増すのになあ…。また、撮影監督の交代の所為か、前作に較べ、絵の力は落ちますねえ。そして、2時間半近い長尺ですから、少々中だるみを感じた処もありました。正直、前作の「スカイフォール」の方が上と思います。それでも、映画がお好きな方は、1800円出す価値はあると思います。

これから年末に向けて、先の「黄金のアデーレ 名画の帰還」を皮切りに、「スターウォーズ フォースの覚醒」「完全なるチェックメイト」「ディーン、君がいた瞬間」「創造と神秘のサクラダファミリア」「アンジェリカの微笑み」等々、観たい作品が目白押し、僕、楽しみでなりません。でも、明日から師走で忘年会シーズンですし、先ずは喉の腫れを完治しなくては!皆様も、お身体には充分お気を付け下さいね~。それでは又明日、お会いしましょう。
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