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風と雲と虹と

おはようございます。今日は随分冷えますね~。昨晩は風も強かったせいか、深夜に目覚めてしまいました。出勤には早すぎますし、もう一度眠るには中途半端、風呂に入るには風邪をひきそうだし…、と悩んでいたのですが、枕頭には本が適当に置いてありますから、一番上の本を手に取りました。海音寺潮五郎先生の「天と地と」という歴史小説で、戦国時代の武将、上杉謙信公の物語です。結構久しぶりに読んだのですが、やはり面白い!文章は男性的魅力に溢れ格調高く、風景描写は美しく、ストーリーテリングは超一流。少年が青年へ、そして壮年期は越後の国を一手に支え、大大名となる、男の子の成長物語です。司馬遼太郎程のネームバリューはありませんが、もっともっと知られるべき作家と思います。今、本が手元に無いので、我流に海音寺先生の文章を真似てみますと、こんな感じです。

桜島は人と同様に表情を変えると言う。或る時は、茶器を前にした大人の如く、錦江湾を静かに見降ろし、仏陀の様に穏やかである。また或る時は、世の不正に直面した侍の如く、満面に怒りを漲らせ阿修羅の様に火を噴きあげる。また或る時は、子の哀しみを癒す母の如く、火山灰混じりの驟雨で、菩薩の様に薩南の地を潤わせる。
或る良く晴れた早春の朝、吉之助は、木刀を袂に抱え、鍛冶屋町の細長い小道を悠々と歩いていた。奥まった神社の境内からは、猿が吠える様な奇声が聞こえる。海内で知らぬ者は無い、薩摩示現流剣法の掛け声である。一撃必殺、己の生死を考えず、只一太刀に全てを込める、という薩摩独特の剣法であった…。

とまあ、随分違うかも知れませんが、こんな感じでしょうか。皆さんもたまには歴史小説の世界に浸るのも楽しいですよ~。僕のお薦めは「天と地と」「平将門」「武将列伝」「風と雲と虹と」「二本の銀杏」ここら辺でしょうか。あ~「天と地と」の続きを読みたくなりました、イカンイカン、仕事仕事。
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No title

はじめまして!
楽しいブログですね!
偶然見つけて、読ませてもらったんですが、もっと読みたいって思いました(^0^)
すごーい!博学!

病院の中のブログ、なので、もっとお固い内容かと思ってたんです。ごめんなさい(> <)
私はコメントできる知恵はないので、なかなかお返事できないと思いますが、更新楽しみにしてます、頑張ってください★

ところで、このブログ、症状や薬の相談などもできるんですか?

No title

海音寺先生の文章、格調高いですね。まるで漢文のよう。
ぴりっと一本通る文体に、侍の心意気?を感じます

模倣できるのが、まず、すごいです・・とっても尊敬していらっしゃるんですね

最近の政治って明治維新頃の歴史小説になぞらえて表現されることも多いですよね。

久しぶりに歴史の中のツワモノたちに会いに行きたくなりました!

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