FC2ブログ

「空気」の研究

ただに過ぎに過ぐるもの、帆かけたる船。人の齢。春、夏、秋、冬。謂わずと知れた清少納言、枕草子の一節ですけれど、今年も早霜月、もうすぐ師走で忘年会にクリスマス、世の中や 踊るはだかも 年の暮れ、年越し蕎麦に除夜の鐘、将に時は過ぎに過ぐるもの、流石は清少納言、古代日本きっての才女ですから、良い事言いますねえ。はつ冬や 空へ吹かるる 蜘蛛のいと、それにしても寒くなりました。僕、昨日は殆どお部屋の中に居まして、布団の中に入って枕頭の書を読み耽るばかり、将に読書の秋でありました。こういう時は、行火や湯たんぽが良いんでしょうが、持ってないもんなあ。皆様は就寝の際、どういう防寒をされているのか、是非ご教授して欲しいものです。

僕、今まで体感した中で最も寒く感じたのは、ネパールとタスマニア島でした。ネパールは、空港からエベレストが見えるぐらい高度がありますから、、まァ風がキツいんですよね。訪れたのは未だ秋口でしたが、厚手のオーバーコートやマフラーが無いと、とても街を歩けなかった印象があります。タスマニア島は、南下して行けば南極ですからね、大層愚かな僕は、Tシャツとアロハ・シャツの軽装で、勇んで島へと向かったものですから、殊に夜なぞ、寒風吹き荒ぶ中、アイリッシュ・パブへの道中、えらい目に合いました…。翌朝、慌ててアイスランドセーターにピーコートを購入、漸く人心地がつきました。だってね、真夏でも1℃なんて当たり前の土地柄の由、パブでも皆さんは厚着でエール・ビールをグイグイ飲んでるのに、僕一人アロハ姿で震えながらホット・ウヰスキーでして、大笑いされましたもん。

まァ、ネパールよりもタスマニア島よりも寒いのがシベリアでしょうが、彼の地における世紀の大発見、皆様ご覧になりました!?シベリアの永久凍土から、凍った状態のホラアナライオンの子供が数頭見つかった由、僕、画像も見ましたけれど、今にも生き返る様な保存状態の良さでして、毛皮もそのままついていました。恐らく、この子ライオンの全てを丹念に調べる筈ですから、1万年前の氷河期の実体が分かると思われます。しかし、1万年間ずうっと凍っていただなんて、想像を絶する世界ですけれど、当時は毛の生えた巨大なサイや大きな角を持つ鹿も居たんですから、これらも何れ見つかるかもしれませんよ。

今現在、地中海は、中東からの難民が命を賭して渡る、涙の海になっています。遅ればせながらEU側も、大規模な難民キャンプを設営するそうですが、これ、問題の根っこは殆ど全てアングロサクソンやユダヤ、即ち、イングランド・アメリカ・イスラエルに起因しているんですから、彼らが責任を持って引き取るべき、僕、そう思えてならないんですよ。まァ、それはさておき、この地中海にはかって、在処が分からない王国がありました。誰もがご存じ、古代エジプト最後の女王、クレオパトラの国なんですが、これ、実はエジプト第二の都市、アレクサンドリアの港内の海底にあったんですね。紀元前に地中海を大地震が襲い、古代の都は水没してしまいましたが、海中に眠る2体のスフィンクス、大理石の巨大な円柱、墓碑、陶器に土器に様々な装身具、僕、かってその動画や画像を見ましたけれど、目を見張りましたし、興奮しましたもんね~。恐らく、その海中には、クレオパトラの墓もきっとある筈で、もしその遺骨があれば、彼女がどういう顔をしていたのかが分かるかもしれません。何せ、小野小町、楊貴妃と並ぶ世界三大美女でしょ。どういう風貌だったのか、恐らく全世界中の男性が知りたいんじゃないかしら。古代ローマ帝国の英雄、彼のカエサルやアントニウスを忽ち虜にしたってんですから、絶世の美人だったのは間違い無いでしょうねえ。7か国語を自在に操り、迦陵頻伽の様な、はたまた子猫の様な美しい声を持っていたそうです。当意即妙な会話の才を持ち、そして、エジプトがローマに敗れた際、降伏や和平の証として、薔薇の精油を丹念に全身に塗り、最高級の絨毯の中に生まれたままの姿でくるまり、自らを贈り物として単身カエサルの元に向かったのですから、立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花、見目麗しく才長けた女性だったのでしょう。此れ、僕の想像ですが、当時の地中海は、既に多国籍の人々が行き交っていましたから、中央アジア・中近東、ゲルマン系やラテン系の白人、そして黒人等々の混血だった筈です。となりますと、クレオパトラは、かってボンド・ガールを務めた、ハリウッド女優のハル・ベリーあたりの容姿かなあ…。

ただね、非常に残念なのは、この世紀の海中遺跡のあるアレクサンドリア市、人口400万と言いますから、大体横浜市ぐらいの規模なんですが、当然、生活や工業の汚水が出ます。其れにより、当然の事ながら、この遺跡は汚れる一方でありまして、僕、世界共通の遺産を無駄に汚している気がして、残念でならないんですよね…。アレクサンドリアの人達が、ほんの少し、エコロジーに気を使う事に依り、汚水の排出も、随分抑えられると思うんですよ。

話は変わりますが、日本政府は、原発を再稼働した自治体には、25億の交付金を支払う制度を導入したそうです。あんな危険な物を、どれだけ利権が絡んでいるんだと、怒りを禁じ得ません。例えば、この大分の一番近くにあるのは愛媛の伊方原発です。万が一事故が起きたとしたら、大分からの距離は、確か100㌔も離れていません。僕、別府湾や佐賀関、国東や宇佐、そして豊予海峡で獲れるお魚、伊佐木に河豚に鱧、鯵に鰯に鯖、鰤に渡り蟹に岩牡蠣、まだまだありますけれど、それらは日本一の美味と信じて疑いません。大分のお米だって、天皇陛下への献上米があるぐらいで、非常に高品質なんですよ。もし原発事故が起きたら、其れが全て食べられなくなりますし、僕、嫌ですよ!

でもね、反知性主義と言いますか、故山本七平先生の「空気の研究」と申しますか、物言えば 唇寒し 秋の空、どうもね、政府や国の意向に反対すると、村八分にする雰囲気がありませんか!?僕、東京五輪も反対している人って沢山居ると思うんですよ。そしてね、南京大虐殺の件にしても、確かに中国の言い分は白髪三千丈、殺めた数字に関しては間違っていると思います。此れは断固として主張すべきなんですが、日本陸軍が、かって中国に対して無謀かつ野蛮な戦を仕掛け、大きな被害を与えたのは厳然たる事実でしょ。其れは謝罪してしかるべきです。でもね、僕、これ、是々非々の正論と思うのですけれど、そうすると「共産党だ!」「赤だ!」なんてレッテルを貼りやがるんで、ホント馬鹿馬鹿しいですよ…。こういうのを落語では野暮天と言いまして、軽蔑侮蔑の対象なんですね。でもね、国って洒落も分からねえ無粋な輩ですから、切羽詰まると何でもするんです。この落語に関しても、戦時中は、「不謹慎だ」と幾つもの噺が禁止されたんですね。浅草は本法寺には、「はなし塚」がありまして、それは当時禁じられた噺を供養したものなんですが、今も尚、噺家さん達がお盆になりますとお参りに来るんですね。

僕、こよなく愛する落語すら聞けなくなる様な、規制ばかりの国には、決して住みたくありません。どうもね、老婆心ながら、段々とこの国がそういった方向に進んでいる気がしてならないんですが…。よし、これから仕事でバタバタですが、頑張って来ます!
スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する