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LET'S GO SUNWOLVES!

読者の皆様、おはようございます!三連休の方も多かったと思いますが、如何お過ごしでしたか?僕、映画に行きたかったのですけれど、身体も大層疲れていましたし、体育の日なのにちっとも動かず、殆どの時間をゴロゴロと過ごすという、怠惰な日々を過ごしてしまいました、ちょっと反省…。

いやあ、最近はこの話ばかりで恐縮なんですが、ブレイブ・ブロッサムズ、我らがラグビー日本代表ですが、アメリカ戦の見事な勝利、よくぞやってくれました!僕、幼い頃に少々プレー経験があり、日本代表を応援する事30年以上、拙ブログが始まった当初より、折に触れ取り上げて来たのですけれど、3勝1敗の好結果には、只々嬉しいばかり、頬をつねる思いです。笛なりて 手をとり合えり ぬれし手を、ラガー等の そのかちうたの 短かけれ、この秀句のままでありまして、いやあ、本当に良かったです…。思えば、弱かった当時は、相手のプレッシャーに負けてノック・オン--ボールを落とす反則です--の連発、スクラムやモールは押されっ放し、ライン・アウトは取れずキックも中途半端、自陣での反則も多く、展開しては潰され、ピンチに怯えチャンスに焦り、そりゃあ時には好試合も散見されましたけれど、何処まで続く泥濘ぞ、日暮れて道遠し、日本の夜明けは遠いなあ、という感がありました。おや、遥か彼方に燭光が見えて来たのかな、と幽かな期待が持てたのは、2003年のオーストラリア大会でしたか。スコットランド・フランス・フィジー・アメリカに全敗だったのですが、かなりタイトな日程だったのにも関わらず、途中までは接戦ばかりでした。そして、2007年のフランス大会、2011年のニュージーランド大会では、2試合の引き分けがあり、そして勝利寸前まで行った試合も2試合あったんですよ。当時のフィジー戦、カナダ戦は将に長蛇を逸した感があり、今思い出しても悔しいですもん。

「日本大躍進」という卵は、何時孵化してもおかしくない状態だったんでしょう。でも、プレイヤーは勿論の事、応援している側は、其処まで俯瞰した目を持てませんから、フラストレーションと疑心暗鬼の塊でありまして、要は己の力を信じる事が出来ず、それが勝利を遠ざけていた一因かもしれませんね~。物事って面白いもので、良い方向に廻り出すと、努力を惜しまず謙虚さを忘れない限り、暫くは好循環が続きます。願わくば、2019年の日本大会まで、この良い流れが、継続します様に…。老婆心ながら、今後の日本代表の課題を1つだけ。経験値・名将の招聘・選手層を厚くする、この3点が強化への道、僕、そう思うんですね。経験値に関しては、日本代表が「サンウルブズ」というチーム名で、世界最高峰リーグ、スーパー・ラグビーへの参入が決まりましたから問題無し。名将の招聘については、元豪州代表監督、最早カリスマとも言えるロビー・ディーンズが就任しそうですから、これまた問題無し。気になりますのは、選手層の薄さです。ラグビーは怪我が多いスポーツですし、今回も、五郎丸君のバック・アップは居なかった訳で、もし彼が出られなかったら、スーパー・ブーツもフル・バックも不在と思うと、肌が粟立つ気がします。FW陣やスクラム・ハーフの選手は豊富ですけれど、NO8にスタンド・オフ、センターやウイングとなると、層の薄さが目立ちますもんねえ。ともあれ、これからの4年間、地に足を付けて、地道で繊細な強化に励み、そして今以上にファンが増えれば、ベスト8は目の前でありましょう。頑張れ、ラグビー日本代表!

閑話休題、ラグビー話ばかりで失礼しました。スポーツに限らず、全ての分野で、敵を知り己を知れば百戦危うからず、なんでしょうが、中々そうは行かないのが人間の哀しい処ですよね。さて僕、週末は眠るだけで無く、読書に勤しんでいたんですが、以前もご紹介しましたけれど、現在、ミステリー小説の分野では、北欧が熱いんですね。僕の一押しは、アーナルデュル・イントリダソンという、舌を噛みそうなアイスランドの作家なんですが、彼の新作「声」は、将に巻を擱く能わず、非常に良かったです。謎解きというよりも、人間関係の業というか性というか、心理描写は緻密、アイスランドの社会問題にも触れ、プロットも構成も巧みですし、複数国において、ミステリー関連の賞を総なめしたのも納得と言えましょう。寒い国の松本清張とでも呼びましょうか、何せ、シリーズ累計1000万部というんですから、大したものです。僕、彼の邦訳された物は全て読みましたけれど、今回の「声」が最も良かったですねえ。もしご興味を覚えた方がいらっしゃったら、是非お手に取られてみて下さい!

そして、読了後、続けざまに、新潮文庫で順次刊行中の、「満州国演義」船戸与一著、に取り掛かりました。これ、全9巻7500頁に及ぶサーガであり叙事詩、日本の昭和を描いた一大絵巻であり、壮大なスケールなんですが、やや叙述が平板な気はしますけれど、筆者の畢生の大作でしょう。僕、未だ3巻の途中ですから、何とも言えないんですが、昭和の初め、中国の北東部に、日本陸軍が「満州」という国を造り上げたんですね。其処は差別も無く、アジアのみならず、ユダヤ人でもロシア人でもイスラム教徒でも暮らせる、というモットーを掲げ、そして当時の日本の農家の二男坊三男坊は生活に苦しんでいましたから、彼らも植民として受け入れる、という訳です。これだけ聞けば、まるで一種のユートピア、皆が平和に暮らせる様な、薔薇色の未来を思い浮かべます。でもね、実際のこの国は、日本陸軍と官僚が、無理無体を重ねて造り上げた、空中楼閣の様な、曼珠沙華の様な、決して咲かない徒花、地獄花でありました…。

この満州国、国際的に承認した国もありますし、4000万を超す人口があり、世界的なレベルの鉄道網を敷き、空港があり、立派な建物が多くあり、通貨も経済も政治も、一応は機能していました。此処までは良いとしても、実際にはというか、目を背けたくなるダーク・サイドがあるんですよね。この国の成り立ちは、日本陸軍が中国の領土を奪い、其処には満州人の傀儡の皇帝を置き、そして、大問題なのは、この資金源の多くは阿片、即ちドラッグだったんですね。ドラッグを上海や北京で売りつけて、それを国の財源とするんですから、かっての日本陸軍は極道顔負け、もう思考パターンが常軌を逸しています。大体ね、この満州国、馬賊が入り乱れ、フィクサーとして阿片王と呼ばれた陸軍軍人里見甫、憲兵上がりの前科者甘粕正彦が国の宣伝面を牛耳り、そして各国のスパイと、魑魅魍魎が入り乱れた大魔窟だったんですね。他人の土地を分捕り、操り人形を皇帝にし、資金はドラッグだなんて、これねえ、マフィアなんて勝負になりませんよ…。僕が大嫌いな物の1つに旧日本陸軍がありますが、この満州はその所以でもあります。決して許される事じゃありませんよ!そしてね、これ、皆さん知ってるのかなあ、安倍総理のお爺さんで総理も務めた岸信介、彼はトップ官僚として、この満州国建設に非常にコミットメントしてるんですね。因みに、満州国の経済政策を造ったのも、先の麻薬王里見甫の墓碑銘を揮毫したのは、岸であります。アンタ、麻薬の売人の大元締め、極道じゃん…。

僕、この岸という人物、清濁併せ呑む超大物だったでしょうし、「昭和の妖怪」という異名が付いた事から、確かに頭が切れ、アメリカのCIAから大金を受け取りつつ、彼らを手玉に取った大政治家と思います。ただ、僕は彼を決して肯定出来ません。と申しますのは、この満州国、敗戦により、全てを喪ってしまうんですね。日本人が買わされていた満州国の国債、現在の価値に換算すれば優に数千億を超すでしょう、それは無価値で只の紙切れとなりました。これで破産された方も多いと聞きます。そして、満州国にロシアが攻め入り、捕虜になった民間の日本人は100万人近くでありまして、うち、30万人は極寒と飢餓の中、亡くなったと言われています。又ね、亡くなられたのは日本人だけじゃないでしょ。では、その何十万を超す被害者に、岸を始めとする官僚や日本陸軍は何をしたんでしょうか?僕、これ、決して看過出来ないのは、誰も責任を取らない事なんですよ。このとんでもない無責任さって、日本人、いや官僚どもの宿痾なのか、原発も年金も赤字国債も、今でもそうでしょ!?どうか、多くの皆さんが、学校では中々習えないというか教えない、日本の昭和史を知って欲しい、僕、切に切にそう願っていますm(__)m。またね、岸は未だしも頭の鋭さと器の大きさがありましたが、孫には其れすら全く無いんですから、堪りませんよ…。

僕、今週は木曜日から博多出張も決まり、慌ただしい一週間となりますが、今週も拙ブログをご贔屓の程、何卒宜しくお願い致しますm(__)m。
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