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~~黄金の日々~~

いや~、それにしても肌寒くなりました。此処、南国大分でも、朝夕の冷え込みは厳しく、早くもインフルエンザが流行の兆しがあるそうでして、読者諸賢の皆様方も、健康管理には充分お気を付け下さいね。しかし、こう寒いと、おでんと燗酒でもやりたくなります。はんぺん、玉子、ちくわぶ、白三形の陣!大根がおでんの試金石なら、玉子はおでんの金塊だ!なんつって…。知らない人には何のこっちゃ、でしょうが、気になる方は、漫画かTVドラマの、「食の軍師」を是非ご覧下さいm(__)m。

唐衣ならば袖、垂乳根ならば母、敷島ならば大和、ご存じ和歌の枕詞ですよね。最近の拙ブログの枕詞は安倍批判のオンパレード、皆様のお目汚しで誠に恐縮ではありますが、今日も少しだけお付き合い下さい。先ず、内閣改造が行われ、森山裕というご仁が、農林水産大臣に就任しました。この森山、とんでもない輩でありまして、TPP絶対反対の旗を掲げて当選しているんですよね。でも、自民党はそれを締結しちゃった訳でして、政策の整合性はどうするんでしょうか。絶対反対と賛成では、水に油でありまして、どうしようも無いんじゃないかしら。そしてね、森山は、東京電力の重役から、過剰な接待を受け、高価なモーターボートまで貰ってます。そして、これが極め付けなんですが、このヒト、鹿児島選出の議員なんですが、同市内の暴力団組長が起こした暴行事件の際、現場となった組事務所に同席してたんですって。鹿児島県警及び地検が3日間事情聴取をした由、証拠不十分で立件されなかったそうですが、当時市議会議長だった森山は、その責任を取って辞職したそうでして、こりゃ~アウトでしょ!?李下に冠を正さずって諺、知ってます?こんな怪しいというか、企業舎弟ならぬ政治家舎弟でありまして、ダーティ過ぎる人物を国務大臣に任命するなんて、アベのおツムの出来を疑います。そしてね、一億総活用大臣って何ですか!?これについては、アベ贔屓の読売や日経も苦言を呈しておりまして、僕、こんな曖昧であやふやな役職、何も出来ないと思いますし、どうせ官僚の天下りの発想そのものでしょ。と思ってましたら、就任した加藤大臣、案の定でありまして、大蔵省出身の三世議員の由、だめだこりゃ。そしてね、マスコミ各紙が大絶賛のTPPですが、アメリカ次期大統領候補の筆頭の2人が、猛反対ですって。民主党のヒラリー、共和党のトランプの両氏とも、「TPPには賛成出来ない」、「TPPは酷い協定だ」だそうですよ。梯子が外されるとはこの事でありまして、税金が原資である国費を散々使いまくってこの有り様、新大統領になったら、破棄されるんじゃないですか。この責任、誰が取るんでしょうか?勿論、アベですよね!?日本という国そのものが溶け出しているんじゃないか、僕の杞憂に過ぎない事を祈りますけれど、こんな間抜けで箍が緩んだ状態で、大丈夫なんですかねえ…。

でもね、温故知新の教え通り、賢者は歴史に学ぶ訳でして、僕、「アジアのなかの戦国大名:西国の群雄と経営戦略」鹿毛敏夫著 吉川弘文館、を読了したばかりなんですが、何だか仄かな希望を感じました。僕、九州の戦国大名達が、活発に貿易を行っていたのは知ってはいたのですけれど、ここまでアクティブにダイナミックなものとは知りませんでした。目から鱗が落ちる思いでして、無知は罪ですね~。さて、此処大分は、日本一の湧出量を誇る温泉県ですが、当然硫黄が名産です。この硫黄、火薬の原料であるのは勿論の事、古くから、染料・塗料・薬に防腐剤と、様々な用途で使われていたんですね。諸外国では左程生産出来ず、11世紀から17世紀まで、日本最大の輸出品だったとか。大分から、中国韓国は勿論の事、東南アジア、中近東方面まで輸出していた由、凄いですよね。昔の呼び名ではシャム、現在のタイですが、当時、東南アジア全域を支配する、アユタヤ王朝があったんですね。大分の戦国大名の大友宗麟公、彼は大変な女性好きで趣味人、その為に没落するんですが、外交能力は非常に長けていました。このアユタヤ王朝に硫黄で接近、緊密な外交関係を結んだそうでして、当時の贈り物の文書には、「象1頭 象使い1人 美女多数」等々、進物のリストが残っているんですね。これね、大分だけではありませんで、山口の大内家は中韓両国と、長崎の松浦家はベトナム王朝と、鹿児島の島津家は沖縄や台湾を中継地として各国と、夫々外交関係を築いたんですね。それに加え、フランシスコ・ザビエル等の宣教師も訪れ、ポルトガル・スペインとの貿易もあった訳です。フィリピンのマニラ港、琉球、マラッカ海峡、15世紀当時、様々な国籍の船が行き交っていたんじゃないでしょうか。その証左として、タイでは、遠洋航海用のジャンク船が、日本商人向けにジャンジャン造られていた、という記録が残っています。そうそう、大分の臼杵、魚がとても美味しい、鄙びた城下町ですけれど、此処のお城には、日本で初めて輸入した、青銅製の大砲が鎮座しています。これ、先の大友宗麟公が、ポルトガルからインド経由で輸入した大砲でして、当時の海洋ネットワークが偲べますよね。

僕が未だ、小学生の頃でしたか、この冒険家と商人を兼ねた人物を主役に据えた、NHKの大河ドラマがありました。「黄金の日々」という物語でして、呂宋助左衛門という実在の人物を描いたものでした。これ、一市民であり自由都市堺を守り、個人の自由を追求するあまり、時の権力者である豊臣秀吉に疎まれ、国外へと退去してゆく、というお話だったんですね。当時の大河ドラマはクオリティが高かったと、今更ながら思いますけれど、原作は城山三郎先生でして、さもありなん、と感じます。城山先生は硬骨の人でして、気骨のある男の話を得意とされました。それもその筈、城山先生は、特攻隊に志願した海軍軍人でありまして、訓練中に終戦した為、九死に一生を得ました。戦後の城山先生は作家としてデビュー、数多くの文学賞を得、沢山のベストセラーを連発しましたけれど、終始一貫して、為政者への厳しい批判を忘れませんでした。80を前にして、「現在の自民党は間違っている」と、個人情報保護法に反対、全国を行脚されたんですね。僕達は、城山先生の生き方を決して忘れてはならない、そう思います。

さて、世界遺産の1つである、12世紀に建てられたカンボジアのアンコール・ワット、僕、幼い頃、両親と共に行きましたけれど、今ではもう、暑かったなあ、広かったなあ、散々歩いたなあ、と記憶もおぼろげです。当時は知らなかったのですけれど、実はこのアンコール・ワット、先にご紹介した、日本における大航海時代である、戦国期の落書きが多数残っているんですよ。今ならば、「大阪は堺から遥々来たぜ!」といった感じの落書きが多いんですって。どうやらこれ、貿易目的で来たついでに、「凄い寺院があり、これが所謂祇園精舎らしいよ。折角だから、みんなで寄ってみない?」と、堺から来た商人達の団体旅行だったのでは、と考えられているとか。しかし、日本の墨もまた凄いですよね。500年の時を超え、良くまあ残ったものです。

それにしても、現在の規模ならば、大友家の領地は大分・福岡・宮崎の一部ぐらい、島津家が鹿児島と宮崎の一部、松浦家に至っては長崎を分割統治していた程度なんですね。それでも、今よりも劣る航海技術で海外に雄飛し、諸外国と立派に外交関係を結び、交易を大成功させているんですよ。僕、1億総活用大臣なぞ全く不要と思います。国が妙ちきりんな規制を全て取っ払い、民間に権限を大幅に委譲すれば、この国には、「黄金の日々」がきっと訪れる、そう思えてなりません。

さて、週末は天気に恵まれる様子です。皆様、素敵なウィーク・エンドをお過ごし下さい。それでは、火曜日にまたお会いしましょう!
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