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鏡の国のアリス

綺麗は穢い、穢いは綺麗、世の中は一筋縄では行かないものでして、道教のTAOの大極図の様に、大いなる善の中に一点の悪があり、その逆も亦然り、巨悪の中に僅かな善があったりします。「人にはそれぞれ事情がある」、ブルーハーツのギタリスト、マーシーがリリースした名盤ですけれど、その中に、「世界を笑う男」という曲があるんですね。その一節をご紹介します。♪ 綺麗な薔薇には棘がある 甘い話には裏がある 感傷に囚われたならば 寝首かかれてあの世行き 思い出なんか とっくに棄てた 世界を笑う男だぜ 歴史を変える 国境越える 世界を笑う男だぜ ♪、でありまして、僕、なんだかアベシンゾーを想起してしまいました。いえね、そう申しますのも、このご仁の低脳ぶりには、失笑を通り越して憤りを覚えるんですが、ほら、奴がニューヨークの国連総会に出席したじゃないですか。その際、仰々しく記者会見を開き、報道陣が非常に少なかったのに先ず苦笑いしたんですが、外国人記者からの評判は散々だったそうなんですね。何とまァ、恥ずかしい限りなんですが、記者会見の際、質問者も質問内容も、日本側が事前に全て決めていたそうなんですよ…。その質疑応答集が全て露顕してしまったそうでして、一字一句その通りだった由、ホント、情けないなァ…。それって、自分の意見や言葉が無い、誠に空虚で空ろな総理という事じゃありませんか。無論、海外の報道陣は、まさかそんな想定問答集を用意しているとは思いませんから、イングランドのロイター通信の記者を筆頭に、ドンドン質問したんですって。そうしましたら、アベの馬鹿はまともに答える事が出来ず、記者会見はいきなり打ち切りになった由、何だそりゃ!?その質問もね、至極当たり前の事でして、「あなたはシリアの難民問題で支援を表明したが、何故難民を受け入れないのか?」「普天間飛行場の移転について、辺野古に移った際に、環境汚染が起こらないと保証出来るのか?」と問われ、訳の分からない返答に終始し、其処で記者会見は終了、だそうです…。

僕、アベとは意見が全く違いますが、其れはまた別の問題でして、仮にも総理なんですから、彼がきちんと論理的に政策を述べれば、喜んで傾聴しますよ。でもなあ、無知無能故に、己が打ち出した目玉政策である、アベノミクスですら自分で説明出来ない様な総理なら、今すぐ辞めて欲しいです。僕達の税金を使ってわざわざNYまで行って、阿呆ぶりを満天下に晒すだなんて、もう日本に帰って来るな、そんなにアメリカが好きなら、もう一生其処に住んじょけ!と、大分弁でスミマセン…。アメリカの記者のコメントは以下の通りです。「質問事項をあらかじめ提出している事に驚きました。それは、アメリカでは記者倫理に違反する行為です。それは、日本政府と記者の間では、常に行われているそうですね。本気かよ、と思ったのは私だけではありません。」「アメリカでは今、日本のメディアは安倍政権に牛耳られていると報じられています。記者会見とは、市民を代表して、ジャーナリストが権力に挑む場というのは、アメリカでは誰もが知っている常識です。しかし、残念ながら、日本の記者会見はそうではなかった…。質問内容は権力者があらかじめ検閲する…、ちょっと信じられません…。」だそうです。僕、アメリカという国は大嫌いですが、この件に関しては、ご説ご尤も、仰る通りでありまして、顔から火が出る思いです。アベよう、シェイム・オン・ユー、恥を知れ、顔を洗って出直してらっしゃい。おっとその前に、アナタの渡航費は税金から出てますから、それは国庫に返してね!

閑話休題、今日の朝日か読売か忘れましたが、今年は、「不思議の国のアリス」が刊行されて150周年なんですね~。本場のイングランドは勿論の事、世界各地で様々なイベントが行われている由、各種グッズにコスプレ等々、非常に盛り上がっているそうです。僕、この世紀の名作を読んだのは割と遅く、豪州在住中の、20歳の頃でした。ポップでシュールな世界観、言葉遊びやパロディの数々、白ウサギやチェシャ猫やドードー等のキャラクター、夢中になったものです。でもね、30代を過ぎて再読した際に、何かしら違和感を感じたものですから、著者の事を調べた事があるんですね。そうしましたら案の定、作者のルイス・キャロルは、近所に住む美少女のアリスちゃんに、「不思議の国のアリス」の原型となる物語を即興を話した処、彼女が喜んだものですから、再構築して出版したそうなんですね。ルイス・キャロルは当時30歳、アリスちゃんは10歳でして、2人でキャンプやピクニックに頻りに行ってるんですよ。ルイス先生、アンタ、もしかしてロリコン!?この疑惑、かなり濃厚でありまして、当時まだ極めて高価だったカメラをルイス先生が入手、そこら辺の少女達の写真を沢山撮りまくってるんですよ。しかも、天使やら水着姿や異国の娘さんとか、今でいうコスプレ紛いの恰好をさせて、何百枚も写真を撮影してただなんて、ルイス先生、アウト~!でも僕、こういうロリコン趣味は皆無でして、どちらかと言えば、ルノワールやボッティチェリが描く処の、豊満な大人の女性の方が良いな~。という事で、ロリータの嗜好性は全く理解出来ませんね~。

でもね、世界の著名人を見ましても、こういうロリコンなんて、ちっとも珍しくありません。今回、村上春樹さんがノーベル文学賞を取るかどうか分かりませんけれど、その大先達である川端康成先生も、ロリコンで有名ですもんね。未読の方の為に、粗筋は書きませんが、日本や欧州で5度も映画化された、「眠れる美女」なんて、川端先生、H過ぎますよ、という内容です♡喜劇王チャップリン、映画監督のウディ・アレンやロマン・ポランスキー、画家のポール・ゴーギャン、ミステリー小説の鼻祖ともいえるエドガー・アラン・ポー、枚挙に暇がありません。まァ、本邦においても、十代の半ば、14~5歳で結婚するのが、平安期から千年単位で続いたんですもんね、歴史から考えれば、このロリコンも不思議では無いのかもしれません。でも、法に触れる様な事や、人様に迷惑を掛ける様な行為は以ての外、其れは決して許されませんよね。ただね、上記のアーティスト達の優れた作品群を見る度に思うのですけれど、純粋にその小説や映画や絵画を評すれば良いので、彼らの私生活とは全く関係無い事ですもんね。どうして色眼鏡を掛けて、下種な野次馬根性が入るのか、僕は分からないなァ。

バルテュス、というフランスの画家がいます。彼のピカソが、「二十世紀最後の巨匠」と絶賛したバルテュスですが、彼の作品の多くのモチーフは、無表情な少女や猫なんですね。独特の繊細な線、無機質で平面的で、現実と乖離してふわふわ漂うかの様な不可思議なアトモスフィアが漂います。そうですねえ、藤田嗣治にやや似た感があるタッチでしょうか。彼は、ポーランド貴族とロシアの血を引く高貴な家系ですが、絵画は殆ど独学でありまして、ルーブル美術館に日参、巨匠達の絵を模写し続け、独特のスタイルを築き上げた訳です。ただ、バルテュスの絵は、珍味と言いますか、好みが非常に分かれる処でして、万人向けではありませんね。さて、意識したのかはたまた偶然か、バルテュスの代表作の1つに、「鏡の国のアリス」という少女を描いた作品があります。先のルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の続編と全く同じタイトルでありまして、シンクロニシティといいますか、互いが共鳴しあったのか、共に見事な作品と言えましょう。

さて、今日は当院も運動会でして、僕もこれから応援に行って参ります。でも、芸術の秋でもありますし、週末は大分の美術館でも行こうかな!?今度のOPAM、大分県立美術館の目玉は、クリムトの原画ですから、こりゃあ見逃せません!
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