FC2ブログ

♡ kiss of the spider women ♥ 

しかしまあ蒸しますねえ。2つの台風が接近中--僕の来週の出張と、ちょうどかち合う感じなんですが、大丈夫かなあ。--ですから、その所為なんでしょうが、座っているだけで汗がじっとりと滲む感じ、こりゃあやりきれませんし、どうせなら、一雨降れば良いのになあ。俄か雨 向日葵もさぞ 寂しげに、オオッ、僕にしては初めてまともな俳句が出来たかもしれません、嬉しい!まァ、もう1つ出来ましたのが、通り雨 犬も僕まで ずぶ濡れだ、うん、こりゃあ箸にも棒にもかかりませんやね。今朝もね、愛犬を連れて、重苦しい様な湿気の中、トボトボと散歩をしていたのですけれど、1時間近く歩いたんですかねえ。彼女の大好物は、セミとパンと卵、米に肉に魚、なんですが、この時期になりますと、ジージーと忙しなく啼いていた連中が寿命なんでしょう、道路に落ちてバタバタと喘いでいます。残酷だなあ、と思うのですけれど、彼女は喜び勇んでセミを頭からバリバリ食べちゃうんですよ~。それにしても食べ過ぎだろう、そして小一時間歩きまして僕もヘトヘトでしたから、「帰るよ!」とリードを引っ張りました処、世にも憎らしげな顔で吠え立てまして、閉口しました。しかし、僕が冷たくなるとふと我に返ったのでしょうか、いきなりしおらしくなりまして、愛想を振りまく始末、仕方が無いと和解しまして、漸く帰途につけました。

さてさて、犬の話はこれでおつもりにしまして、今日は何を書こうかな、とつおいつ考えていましたら、昨日枕頭に置いてあった本の事を思い出しまして、実はこの書、チェ・ゲバラの伝記だったんですね。キューバ革命の英雄、チェ・ゲバラもそろそろ没後50年だそうで、興味深く読む事が出来ました。という事で、本日の拙ブログは、僕のアイドルのチェ・ゲバラの母国、アルゼンチンのお話を致しましょう。

先ず、アルゼンチンって、非常に興味深い国でありまして、兎に角嫌われ者なんですよ。親戚筋の中南米からも、そして欧州やアメリカからも好かれていませんで、これね、アルゼンチンという国の成り立ちや歴史故、なんですね。アルゼンチンの公用語はスペイン語ですから、スペイン人達が侵略、植民地にしたのですが、その過程において、都市部からは原住民達を追放、虐殺してしまいまして、現在の首都ブエノスアイレスは、道行く人は白人ばっかり、南米のパリと呼ばれる程、殆どヨーロッパの街と変わりません。そしてね、南米のブラジルはポルトガルが占拠、アルゼンチンはスペインが支配していたのですが、それを面白く思わなかった、イングランド・フランスが、「俺らにも分け前を寄越せや!」とまるで極道の言いがかりを付けて、南米に攻め込んで来たんですね。この戦争、30年近く続くんですが、ホント、ヨーロッパの白人達って獣と思いますけれど、そこで出来たのが、ブラジルとアルゼンチンの間にある、ウルグアイ、という小国だったんです。謂わば、緩衝国家と言いますか、ブラジルとアルゼンチンが隣り合っていては、何時喧嘩が始まるか分からないので、ウルグアイが間に入ってね、という国なんですよ。嘘でしょ、と思う方は地図帳なり地球儀をご覧下さい、一目瞭然であります。そして、アルゼンチンの人達は、非常にプライドが高く、昔から人種差別が激しいんですよね。彼の悪名高い、アイヒマンに代表されるナチス・ドイツの悪漢どもは皆、アルゼンチンに逃げ込みました。その逃亡に絡んでいるのがキリスト教のバチカンの修道士の面々であり、ナチスを追い掛けてユダヤ教のイスラエルのモサド--特殊警察ですね--が南米中を虱潰しに探し回るんですから、何ともはや、漫画家の根本敬先生の言葉を借りれば、因果鉄道の旅、という感がありまして、言葉を喪います。

話を戻しまして、そのプライドの高さや人種差別的な処、そしてアルゼンチンはフォークランド島を巡って、80年代にイングランドと戦争をしていますし、今なお同島の奪還を虎視眈々と狙っていますから、そりゃあ欧州からは嫌われても仕方がありません。南極は国際的に、どの国の領土でも無いというのが国際的な常識なんですが、アルゼンチンだけは、「いやいや、南極の一部は僕のなんだけど」と頑なに言い張ってまして、世界の顰蹙を買っています。また、首都に混血が余り見られず、原住民は殆ど居ないぐらいですから、同じ南米の国々からは非難されるのは当然の事でありましょう。そして、アメリカから嫌われているのは、アルゼンチンは反米的で左翼的で独裁的な傾向が強く、国民的英雄のペロン大統領がその代表格でありましょう。2000年代に入りまして、2度のデフォルト、国の破産がありましたから、国際的な信用度も低いと言えるでしょうねえ。それでもアルゼンチンの政府首脳陣は、ちっとも意に介していない感があります。

このプライドの高さというか負けず嫌いの処は、スポーツの世界でも同様でありまして、僕のこよなく愛するボクシングでも、不祥事の連発です。随分前になりますけれど、ファン・マルチン・コッジ、という中々の強打のサウスポーの世界チャンピオンが居ました。彼はアルゼンチンのボクサーなんですが、地元での防衛戦の際、相手に打たれまくり敗色濃厚となったんですね。コッジ選手、フラフラでもう立ってられないんですよ。そうしましたら、コーナーに居るトレーナーが、コッジのトランクスを持って支えておりまして、こんな酷い反則は初めて見ました。試合そのものも、ボクシングは1ラウンド3分なのですが、コッジがピンチと見るや、2分40秒ぐらいでゴングが鳴り、休憩タイムになるんですよね…。挙句の果てには、レフェリーもコッジ選手に加勢する始末でした。ついこの間、日本のホープ、井上選手が世界戦に勝利した後も酷かったです。井上選手の見事なKO勝利だったのですが、相手のアルゼンチン選手のトレーナーからクレームが付いたんですね。「イノウエは、グローブに鉛を入れている!」ですって…。怒り心頭の井上選手、グローブをその場で外しまして、勿論鉛なぞ入っている筈も無く、アルゼンチン側は引き下がったそうです。サッカーのアルゼンチン代表は、世界に冠たる強豪チームですが、審判に見えない処での反則は当たり前、暴力的であろうと、勝利が最優先なんですね。依って、サッカーの世界でも、アルゼンチンは嫌われ者だとか。

此処まで読まれて、嫌な国だなァ、と思われた方が大半でしょうが、まるで、綺麗な薔薇には棘があると申しますか、文化的な面では、南米有数の先進国なんですよね。先ず、首都ブエノスアイレスですが、僕、映画の中でしか観た事がありませんけれど、息を呑む様に美しいんです。香港の名匠、ウォン・カーウェイ監督の傑作「ブエノスアイレス」、これ、ゲイのカップルの道行と言いますか、夭折したレスリー・チャンと、カンヌ映画祭男優賞受賞のトニー・レオン、美男子2人の愛の逃避行♡なんですが、その街並みは美し過ぎて退廃の薫りすら感じましたし、劇中しきりに流れるアルゼンチン・タンゴとダンスがまあ官能的な事、そして世界遺産のイグアスの滝も、絶景でありました。多くの民族楽器がミックスされた、フォルクローレと呼ばれる民族音楽も、リズミカルなんですが、哀愁を帯びたメロディでありまして、僕、CDを何枚か持ってますが、日本人に合うと思いますよ♪だって、THE BOOMの「島唄」が、アルゼンチン全土で大ヒットしましたもんね。文学においても、「蜘蛛女のキス」の有名なマヌエル・プイグを筆頭に、コルタサル、ルゴネス、ベルヘス、世界的な作家が目白押しです。映画においても、世界初のアニメーションはアルゼンチンですし、国際映画祭も沢山開催されているんですよ。あっ、そうそう、美人も大層多いそうですし、クリーニング屋さんとお花屋さんの数は、世界有数だそうで、相当に美意識が高いお国柄という事でありましょう。

ううん、世界は広い、本当に色んな処があるなあ、と痛感します。アルゼンチンは移民の国でもあり、複雑な政情と歴史を持ちますから、とても一筋縄では行きませんが、僕、阪神タイガースの様な悪女は嫌いではありませんから、少しだけ惹かれるかな。でも、こんなのともし付き合ったら、とんでもない目に合いそうで、やっぱりご遠慮したいですね~。

さて、週末は何とかギリギリお天気に恵まれそうです。皆様、海に山に街に、休日をお楽しみ下さいね。僕、随分髪が伸びて来ましたから、とりあえずは床屋さんに行きまして、さっぱりして来ます。それではまた来週、お会いしましょう。暫しの間さようなら。
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR