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$ wall street : money never sleeps $

僕、登山が嫌い--うちの親父が、「田舎者が田舎に行って虫に喰われたりして、何が面白いんだ、ハハハ」と言ってましたっけ。--ですし、高校時代は地学もちっとも勉強せず、大学も大学院も文系ですから、火山についてはちっとも分かりません。でも、全国紙各紙、TVニュースを見ていますと、桜島、どう考えても危険極まりない、そう思えてならないんですけど…。だってね、これは読売か、「気象庁は『火山活動は活発なままで、いつ噴火してもおかしくない状態』」とありました。産経は、「マグマが溜まり、山体が膨張している」でしょ。山そのものが膨れているって、あんまり聞いた事がありませんし、そりゃ何時噴火するか分かりませんよね。昨晩は種子島で震度5の地震があったそうですし、鹿児島の方々は気が気じゃないのではと、心中お察しします。どうか大事には到りません様に。無事に収まる事を心より願っていますが、僕、自然を決して舐めてはいけないと思うんですよ。あの福島ですら、全く予想外の事態でああなってしまった訳で、川内原発はお願いだから止めてくれないかなあ。大正時代に桜島が噴火した際、甘く考えていて、58名もの死者が出たんですよね。その桜島の小学校には、今なお石碑が立っているそうで、それにはこう書かれているとか。一部抜粋しますね。

本島ノ爆発ハ古来歴史ニ照シ後日復亦免レサルハ必然ノコトナルヘシ 住民ハ理論ニ信頼セズ 異変ヲ認知スル時ハ未然ニ避難ノ用意尤モ肝要トシ 平素倹産ヲ治メ何時震災ニ値モ路途に迷ハサル覚悟ナカルヘカラス

住民は理論に信頼せず、これ、深い言葉と思います。勿論、科学や論理や理論はとても大事な事ですし、それによって人類は進歩して来た訳ですが、人智を超えた大災害には、余りに無力ですよね。ただ、僕達には、歴史に学ぶという素晴らしい長所があります。桜島の先人達に学び、川内原発に不慮の事故が起こらない様、今直ぐにでも止めようじゃありませんか。

この科学万能という考え方、実は僕、前々から少々腑に落ちない処がありました。僕の専門というか生業である医療において、勿論西洋医学全盛なんですが、東洋医学に関しては、少々蔑視と言いますか、軽く見られていた様に思います。僕ね、ドクターではありませんけれど、東洋と西洋の医学の良い処をミックスすれば、患者様にとって、より良い医療が提供出来るんじゃないか、そう常々感じています。15年ぐらい前ですか、医学部でも漢方について教える様になっていますもんね。そして、遣隋使の時代から、漢方が取り入れられていますでしょ。東洋医学は陰陽五行説が根本にありますから、西洋医学とは考え方が全く異なります。けれど、漢方には1500年以上の歴史がある訳で、それで治った人も億単位でしょ。必ず学べる物はあると思うなあ。だって、生薬にせよ薬草にせよ薬膳にせよ、きっと身体に良い筈ですよ。僕ね、今日の毎日新聞を読んでいて、ヘエエと感心したんです。富山--偶然かもしれませんが、流石は薬売りで有名な県ですよね--県立大の浅野泰久教授が、害虫のヤスデ--ムカデに良く似た気持ち悪い奴です--をすり潰して精製したんですって。このヤスデ、外敵から身を守る為に青酸ガスを出すそうで、その酵素を取り出し、それが心臓病治療薬として非常に有効な由、従来の薬の5倍以上の薬効があるとか。害虫が益虫へと大変身、いやはや何とも、浅野教授も、良くもまあ思いつきますよね、脱帽、最敬礼であります。

僕ね、先の漢方だけで無く、世界各地で長年伝承されて来た医療行為、これらも上手く取り入れたら良いのに、そう思います。例えばハワイのロミロミだって、これ、アメリカでは立派な国家資格な訳でしょ。リンパや血液の流れを良くして、腰痛とか肩こりが治るだなんて、素晴らしいじゃありませんか。皆さん、とっても疲れているんでしょうね、大分の街中をちょっと歩くだけで、マッサージのお店がまあ多い事…。尤も、玉石混合でしょうし、きちんと本場のハワイで勉強して来た人なぞ、ここらでは数える程でしょうねえ。でも、雛には稀なと申しますか、きちんと探せば、本物のプロも、大分にもきっと居ると思いますよ。そうそう、ロミロミだけで無く、例えばインドに伝わるアーユルベーダ、頭からかけるオイル・マッサージが広く知られていますけれど、これだって、気が遠く成る程の、紀元前からの悠久の歴史を誇ると思います。そうそう、「西遊記」の三蔵法師、彼は仏典を求めてインドに渡ったのですが、其処でアーユルベーダを習ったそうですもんね。欧州にしたって、ほぼ全域で、マッサージが普及したのが18世紀頃らしいですから、日本では犬将軍徳川綱吉公の時代であります。この将軍、TVの大奥で、とんでもない女好きと描かれていましたが、彼も亦、鍼灸や按摩を受けていた事が記録に残っています。医療のみならず、近代科学も結構で有効ですが、バック・トゥ・ジ・ベーシックと申しますか、原点を見直すのは悪い事とは思いません。触診って、全ての医療の原点と思うのですけれど、それが進化発展したものがマッサージですもんね。

閑話休題、僕、お盆休みの最中に、中々興味深い本を読了したんです。「資本主義の『終わりの始まり』 ギリシャ、イタリアで起きていること」新潮選書 藤原章生著、であります。著者の藤原さんは50代半ば、中々ダンディな毎日新聞の記者の方でして、先ず彼の経歴に惹かれたんですよ。福島のご出身、北大工学部を卒業後、住友金属鉱山に入社、そして新聞記者へと転身、長野支局勤務の後、アメリカやイラクでの取材経験があり、そして南アフリカのヨハネスブルグ特派員、メキシコシティ支局長、ローマ支局長を経て去年から毎日新聞本社勤務、という方なんですね。うんうん、このご経歴なら、きっと面白い視点からの本に違いない、と思い、早速読んでみたんです。

本書のテーマは、ユーロ圏の危機についてであり、経済のお話なんですが、興味深いのは、流石は新聞記者だけあって、経済学的なアプローチは殆どありません。イタリアとギリシャを頻繁に往復、常に現場の人々、市井の方々の声を聴く、という姿勢に徹しているんですね。僕なりに、藤原さんの話を要約しますと、「現在、世界を覆っているのは、経済万能主義であり、グローバリズムである。しかし、ギリシャやイタリアに代表される様に、夫々の国々には、夫々の価値観がある。皆がそれに無意識に気付いており、もっと地に足の付いた資本主義へと変貌を遂げるのではないか。具体的には、市場や株価や為替は顔の見えない経済である。バック・トゥ・ザ・ベーシック、実体経済をもっと重視すべきではないか。」、でありましょう。

南欧の地中海世界と日本、共通項は少ない様に思えますが、決してそうではありません。経済の低成長、原発の是非、政治の低迷、非常に多い公務員、労働人口の減少、引きこもり、類似点が結構見られるんですね。EUの団結が危ぶまれていますけれど、今のトレンドは分離独立ですもんね。拙ブログでも触れましたけれど、スコットランドでもスペインでも実際に住民投票が行われました。スコットランド独立は成りませんでしたが、去年のスペインのカタルーニャ州の選挙は、驚きの結果でした。「カタルーニャは独立すべきか否か」を問うたのですけれど、230万人が投票し、独立賛成は80㌫を超えたんですね。結局、政府が実施した選挙では無い、という事で無効となったんですが、「スペインという国では無く、僕らはカタルーニャ人だ」という人が圧倒的に多いという結果でしょう。翻って今の日本政府を見てみますと、全ての施策は後手後手で現状に即してないものばかり、当事者能力ゼロですよね。かっては日本国内でもイデオロギーの対立がありましたが、今では、原発維持派と反対派で、真っ二つに割れているじゃありませんか。どうせなら、カタルーニャの様に、原発の是非で日本を2つに割ってしまえば良いのに。僕は勿論、原発の無い日本を選びます!話を戻しまして、アベらが推進する新自由主義、これはもう貧富の差が開き過ぎてしまい、正直難しいと思うんですよ。新自由主義の本場、アメリカのウォール・ストリートですら占拠されたぐらいですもんね。先の藤原さんの書じゃありませんが、行き過ぎた資本主義では無く、顔の見える実体経済の方が、僕、自然の理に即している、そう思えてなりません。

今日はお話があちこちに飛びましたけれど、「物事何でも自然が一番」という処で、何とか共通項があるかと思うんですが、如何でしたでしょうか?さて、今日は会議デーでして、もうそろそろ隣の会議室に行かなくては。それでは行って参ります!
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