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読者の皆様、おはようございます!僕の廻りでは、風邪?という訳では無いんでしょうが、しつこい咳に悩まされている方が多く、体調も優れない様です。恐らく、何らかの質の悪い雑菌だと思うんですが、どうぞ皆様、外出の後には、是非うがいと手洗いをされて下さいね~。

さて、ここまで動きが広がると思いませんでした。「安全保障関連法案に反対する学者の会」、少々名称が長い気もしますけれど、有識者の人達が、愚鈍な安部の暴走を止めるべく運動を始めたんですね。まだ初めて1か月も経ってないと思うのですけれど、日本全国津々浦々の学者達3476人が、この運動に参加、皆さん、名前や経歴を明記されています。そして、僕が今、最も信頼する学者である、神戸女学院名誉教授の内田樹先生も、このムーブメントの呼びかけ人として、名を連ねてらっしゃいます。内田先生の著した本は50冊近く、合気道七段の達人でもあり、将に文武両道、ご専門は哲学なんですが、世の中の様々な事象に的確な分析を下す、最早思想家と言えましょう。もしご興味を覚えた方がいらっしゃったら、内田先生の本を、是非書店でお手に取ってみて下さい。そして、僕も大学時代に直接教えを受けました久留米大の西嶋教授、そして青春期に多大な影響を受けた和光大名誉教授の岸田秀先生もまた、このムーブメントに賛同されています。勿論僕、先程喜んで、名前を公表する事に承諾した上で、ネットでの署名をさせて頂きましたよ!そして、日本の弁護士さん全てが所属する日弁連も、この法案に対し、反対を表明しました。宗教界では、9000の寺院が属す、日本最大のお坊さんの集団の1つ、真宗大谷派東本願寺も、この法案に反対の声明を公表しました。もう1つ、32劇団4団体が属する、新劇人会議の皆さんも同様です。法曹界・学会・宗教・演劇に加え、多くの市民団体も同様の行動を起こしていますし、確か、200万人近い署名が集まった筈ですよ。アベちゃ~ん、チェスならチェック・メイト、将棋ならば必死の状態じゃない!?悪い事は言わないから、今回は諦めた方が良いと思うよ。じゃないと、次の選挙で滅茶苦茶に負けるんじゃない?

そしてね、これも非常に憤慨しているんです。昨日、大分合同新聞というローカル紙の1面に、「大分の病床22㌫を削減」とデカデカと出ていました。九州は、人口に対し、病院のベッドの数が多過ぎる由、よって、大分は4200病床を減らしなさい、という事なんです…。政府の意向としては、病院のベッドを介護施設に転換、入院患者様には外来や在宅に移行、それで医療費や病床を削減したい、という事だと思います。

あのねえ、僕、拙ブログでは、あえて医療の問題には触れていませんでした。でも、言わせて貰います。今の政府のやっている事、それは、医療の現状を何1つ知らず、机上で数字を弄ぶ、只のド素人、あんぽんたんです。僕、生まれも育ちも病院業界、別府のいで湯で産湯を使い、姓は大藤、名は崇、人呼んでフーテンのタカと申します、何ちゃって。生家は病院、仕事も病院、今年で48歳になりますけれど、学生時代や海外在住の時期を除き、常に医療と共に生きて来ました。あのねえ、政府の今までの医療政策で、上手く行ったものがありますか!?高度経済成長の時代はいざ知らず、ここ20年ぐらい、要を得ないおかしな事ばっかりですよ!あ~あ、とうとう本当の事を書いちゃった…。先日、親友のMさんと飲んでいた時、常にこの話になるのですけれど、かって、「ゴールドプラン」なる計画を大々的に政府が打ち出したんですよ。これ、鳴り物入りで始まり、寝たきりの老人を無くす、という事だったんですが結局どうなったのか、有耶無耶のままであります。次に出たのが、「新ゴールドプラン」「ゴールドプラン21」、なんでえ、結局「ゴールドプラン」は上手く行かなかったんじゃねえか。そして、「パワーリハビリ」とか「予防医学」とか、キャッチ・フレーズを色々と打ち出すんですが、殆ど全てが失敗でしょ!僕、声を大にして言います。日本中の地方の現場では、真摯に医療と向き合う病院や施設が殆どなんですよ。それをね、その場だけの考えで、医療政策をこねくり回して失敗ばかり、これね、厚労大臣は、うちの病院で3年ぐらい雑巾掛けから勤務して、実情を知れ、僕が1から教えてやります。そう言いたくなりますよ!

ついこの前の新聞では、「都心では老人を診る事が出来ない。地方で受け入れてくれ。それには別府が最適だ。」なんて言っておいて、昨日には「ベッド減らしてね」ってねえ…。じゃあ、東京から来たばかりで、別府や大分に縁も所縁も無い患者様を、何処で受け入れたら良いんですか!?大分の病院のベッドを減らして、都内から来られた患者様は何処に住むんですか?在宅サービスだって、地方はまだまだ貧弱ですよ。そして、最も大事な事、それは患者様の意向です。僕ならばですが、長年住み慣れた東京を棄て、誰1人知り合いの居ない大分に来るのなんて、嫌ですよ…。もう1つ、これまた僕の縁のある本籍地の千葉、ここは、2025年には、ベッドが3000床足りなくなり、おまけに、医師・看護師が1万6千人不足するんですって。これ、千葉県の医療の実情は、かって拙ブログでリポートした事があり、崩壊の兆しは既にあったんですね。でも、あと10年で、とうとうカタストロフィ、壊滅でありましょう…。あのねえ、それこそ、前もってシュミレートしておけば、電卓叩けば、馬鹿でも分かるでしょ!!僕、医療の現場、現状が分かる政治家が次の政権を担って欲しい、切にそう願っています。多分ね~、ここまで赤裸々に書く医療関係者はあんまり居ないと思いますが、僕、かって「爆弾小僧」と呼ばれていたぐらいでして、ジミー大西のギャグを借りれば、「怖くないもん」。

ホントね、現場を知らずして事を運ぶのがどれだけ怖いか、実例を1つご紹介します。シンガポールには、優に100年を超す歴史のある、超老舗の高級ホテルがあります。その名は、ラッフルズ・ホテル、僕、学生の頃、母と1度だけ泊まった事があります。シンガポールは長い長い間イングランドの植民地でしたから、ブリティッシュ・トラッドと申しますか、紳士淑女に最高級のサービスを提供していたんですね。僕が泊まった時はそうでしたが、今は改装して少々趣が変わりましたけれど、コロニアル・スタイルの独特の建築、全室がスイート、程良い高さの天井、食事は勿論美味しく、彼の有名なカクテル、シンガポール・スリング発祥のホテルですから、バーもシックで素敵でしたねえ。そうそう、宿泊客も、サマセット・モームにジョゼフ・コンラッドといった世界的な文豪を筆頭に、エヴァ・ガードナーやチャーリー・チャップリンといったハリウッドのトップ・スターが有名です。そして世界中の政財界の大立者が、こよなく愛したホテルなんですね。

さて、このシンガポールの地を、日本陸軍が占領し、ラッフルズ・ホテルを占拠します。日本陸軍と言えば、野暮天の代表格の田舎者でありまして、この格式あるホテルを、昭南旅館と改名します。昭和に占領した南の旅館って、ネーミングも最悪です。そして、かってはタキシードやイブニング・ドレスといった正装でしか入れないボール・ルームも、浴衣に草履姿、楊枝で歯をせせりながら入場ですよ…。メイドには無理矢理和服を着せ、専属バンドはモーツァルトやバッハを演奏していたのに、軍歌を強制するんですから、とても見ていられません。挙句の果てには、ラッフルズ・ホテルに滞在していた、世界的な文化人達の記念品、その価値が何も分からないものですから、全て廃棄処分です…。伝統と格式のあるバーでは無銭飲食を繰り返し、本当に最低と思いませんか?因みに、シンガポールの知識人達は、その日本陸軍の暴挙を聞き、顔で笑って心で泣いて、心の底から日本兵を軽蔑したそうですよ。

でもね、今の政府の医療政策って、ラッフルズ・ホテルを占拠して乱暴狼藉を働いた日本陸軍と、何処が違うんですか?僕、医療人である事に誇りを持ち、そりゃあ嫌な事も沢山ありましたけれど、それでも愉快に楽しく仕事をやって来ました。でもね、政府のお偉いさん、どうかどうか、医療という仕事を、嫌にさせないで下さいよ…。こう思う病院関係者って、きっと僕だけじゃないと思いますよ。世界に冠たる日本の医療が、もっともっと理解のある為政者の元、益々発展します様に…。
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