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わが青春のアルカディア

読者の皆様、こんにちわ!いや~、もっと早く更新したかったのですけれど、今週は、当院に迎える博多からのお客様があり、週末にはこちらが同地に向かう出張もあり、仕事が出来る日が実質的に少ないんですよね…。お蔭で、雑事やルーティンの業務に追われ、パソコンの前に座るのが遅くなってしまいました、相済みません。

昨日の大分は何だか妙な天気でありまして、湿気も強く、日頃の疲れも相まって、布団に横になり呆然とするか、或いは時折書物を開いたりして、怠惰な日曜日となりました。僕、毎年書いている様な気がするんですが、この梅雨の時期が大の苦手なんですよ~。何時も思い出しますのは、オーストラリアに住んでいた頃でして、豪州に限らず、大体において欧米は乾燥した空気ですから、どんなに気温が高くとも、木陰に入ると涼しいんですよね。尤も、空気が乾き過ぎていて、煙草がちっとも美味しく無く、あれには閉口しましたねえ。

閑話休題、輾転反側しながら惰眠を貪り、時折読書、といった感じで過ごしたんですが、それでも感ずる事はありました。昨日は僕、人の進化に関する書を読んでいたんですね。「ヒトの心はどう進化したのか」 鈴木光太郎著 ちくま新書、「私たちは今でも進化しているのか?」 マーリン・ズック著 渡会圭子訳 文藝春秋、「ヒューマン 何故ヒトは人間になれたのか」 NHKスペシャル取材班著 角川文庫、この3冊、どれも面白かったです。最後の本は、親友のMさんにプレゼントしましたが再読しまして、まとめますと、テクノロジーの凄まじい進歩で、かなりの事が分かって来たのは間違いない様です。古代人の歯の歯石から、何が食べていたかが分かり、思っていたより何十万年も前に、農耕が始まっていたのには驚きました。肉を加熱して食べる事により、摂取するカロリーが格段に増え、そのお陰で脳が大きくなったとか。脳って、重さは人体の2㌫しか無いのに、身体全体の30㌫のエネルギーが必要なんですね。成程、将棋のプロが、タイトル・マッチで高級旅館に1泊2日で泊まり、1局を指すんですね。これ、朝昼晩と豪華なご飯が沢山出て、お八つやお夜食も出ます。その上、1日に飲むお水は4~5㍑だそうです。それでも、2日目の終局後、両対局者は数㌔落ちているそうですからねえ…。火を使い、肉を焙る事で殺菌をし、消化し易くなり摂取カロリーも増える、そのお陰で脳が大きくなり、道具や言語を獲得した、という訳で、うう~ん、良く出来てます。

そしてね、遺伝子や進化についても勿論触れていました。ここ最近の人類で、最も最速に進化したのは、チベットの人々なんですって。これまたへええ、と思ったんですが、チベットの高地は標高4000㍍近くあるそうなんですが、空気の薄い極めて過酷な環境でも、高山病になりませんもんね。チベットの様な高地に、人が住む様になったのは最近の事らしく、3000年を掛けて、この環境を克服した計算になるとか。また、日本人だけが、海藻類を消化出来る遺伝子を持っているそうで、これも進化の一種ですよね!?まァ、3000年掛けて進化、というと、too late 、遅すぎる感もありますけれど、これからはもっともっと速くなるのでは、との事なんです。フィンチの嘴、で有名な、ガラパゴス諸島の小鳥の話は割愛しますが、ハワイのカウアイ島には、鳴かないコオロギが棲息しているそうです。これ、かっては、雄が雌を呼ぶ為に、しきりに鳴いていたそうなんですね。ところが、その鳴き声に寄って来るのは雌だけでは無く、寄生ハエもそうなんですって。この寄生ハエ、コオロギの身体に卵を産みつけ、そして成長するというたちの悪い性質だそうです。憐れにも雄コオロギは、雌を呼ぶ積もりが天敵が来てしまい、自分の身体を餌にされる、という悲惨な目に遭い、絶滅しかかったそうです。ところが、鳴く器官を持っているのに、敢えて鳴かない雄コオロギが現れ、また増え始めたとか。この様な進化が早まる現象、カエルや蛇、魚や雀、亀やリス等で既に起きているそうですよ。それに加え、ハイブリッドの熊、シロクマとヒグマが交配し、両者の長所を兼ね備えた強い個体も既に生まれていますもんね。これが人間に起きても不思議ではありませんよね。

さて、その火や道具の活用が、今では益々凄くなっています。僕、この手のトピックスは大好きですから、折に触れ拙ブログでご紹介していますけれど、読者の皆様、入曽精密、という会社をご存じでしょうか。この入曽さん、F1や宇宙船の部品を造っている埼玉のメーカーさんなんですが、その技術から派生した物なんですが、絶対に狂わないサイコロを売り出しています。ホラ、市販の物ですと、サイコロの重心が真ん中に無かったりして、目が偏ると言いますか、やけに3ばかり出たりしますよね。入曽さんのサイコロは、重心が限りなく中心にある物でして、誤差が殆どありません。チタン製で、お値段が5万円、誰が買うんだ、という天邪鬼な気もしますけれど、日本の中小企業って尊敬しますよね。そして、今日の日経に紹介されていましたのが、アストロスケール社です。これ、技術力の高い日本の中小企業が結集、シンガポールで企業したんですね。何をしているかと申しますと、所謂宇宙ゴミ--ほら、スペースシャトル等が飛んだ時に派生する多くのゴミですね。--の除去です。米ソの宇宙開発は何十年と続いていますから、地球の周りにうようよと宇宙ゴミが漂っているんですね。そのゴミ同士がぶつかり合い、益々その数は増え続けており、最大の物で重さ4500㌧もあるとか。ゴミの数は、数十万を超えているそうです。これが、秒速8㌔の速さで飛んでるんですって。アカデミー賞7部門受賞の傑作SF映画、「ゼロ・グラヴィティ」、この作品で、宇宙ゴミの恐怖が描かれていました。さて、この宇宙ゴミを処理するのが日本企業でして、小さなロケットを飛ばし、それが宇宙ゴミにくっつくと。そして、宇宙ゴミの軌道を変え、大気圏に突入させ、燃やしてしまう、という仕組みなんですって。よくまあ思いつきますよね~。

僕、悲しくてならないのは、こんな技術力に長けた世界有数の企業があるのに、わざわざシンガポールで起業しているのは、日本政府の協力が得られていない、という事ですよね…。そして、福島の原発の地下水からは、6月1日の計測に依れば、110万ベクレルの放射能が検出されたそうです。そして、6月7日には、福岡の天神で、原発反対の大集会が開かれ、1万5千を超す参加者だったとか。それを阻止すべく、右翼の街宣車や警察も入り乱れ、大渋滞と大混乱だったとか。AKBの総選挙のニュースも必要なのかもしれませんが、どっちが優先度が高いかなんて、誰が考えても分かるでしょうに…。

明治の初め、日本を縦断した、イングランドの女性冒険家が居ます。その名はイザベラ・バード、「日本紀行」は大変な名著です。彼女が、山形県は米沢平野を訪れた時の事です。ちょっと引用しますね。

大層暑かったが、快い夏の日であった。会津の雪の連峰にも、日光に輝いていると、冷たくは見えなかった。米沢平野は、南は繁栄する米沢の町、北には湯治客の多い温泉場の赤湯があり、全くエデンの園である。鋤で耕したというより、鉛筆で描いた様に美しい。米、綿、とうもろこし、煙草、麻、藍、大豆、茄子、くるみ、スイカ、きゅうり、柿、杏、ざくろを豊富に栽培している。実り豊かに微笑する大地であり、アジアのアルカディア--桃源郷という意味ですね--である。自力で栄えるこの豊沃な大地は、全て、それを耕作している人々の物である。彼らは、葡萄、いちじく、さくろの木の下に住み、圧迫の無い自由な暮らしをしている。

これが書かれたのは、1878年、明治11年の事です。それから137年経つと、この記述とは全く異なり、高圧的な政府がのさばる、放射能に汚染された土地になってしまったんですね…。僕、何度も同じ事を書いて恐縮ですけれど、この豊かな景色を取り戻す為にも、TPPやら原発再稼働やら戦争をするより前に、東北の復興でしょう!!!!!人間は進化を続け、創意工夫が出来、冒険心に富み、弱者を労わる、素晴らしい生き物と思うんです。だったら皆で、政府や東電や官僚の尻を叩いて、彼らがすべき事をさせましょうよ!

今日の拙ブログは更新が遅れてしまい、大変申し訳ございませんでしたm(__)m。今週はスケジュールがタイトであり、もしかすると不定期更新になるかもしれませんが、ご了承下さいませm(__)m。でも、なるべく毎日書く積もりです!
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