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当院は、大分市にある384床の精神科病院です。このブログでは、病院内の出来事やスタッフのお仕事日記、またアフター5に関することなどをざっくばらんにお伝えしていきます!






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巴里のアメリカ人
昨夕、当院では、「認知症疾患 医療・介護連絡会」を開催しました。当院のスタッフ達の発案で始まり、もう6度目になるのですけれど、お蔭様で昨日は、20施設29名のお客様がお見えになりました。当院スタッフを含めますと、計44名で忌憚の無い意見交換を行い、大盛況の内に終わりました。此の催し、地域の医療・介護機関との連携を深め、情報共有を行い、高齢者や認知症患者の方々の手助けをしようと謂う試みなんです。当院が少しでも、下郡や明野地域に寄与出来れば、此れ程嬉しい事はありません。そうそう、昨日社員総会も開かれたのですけれど、満場一致で、患者様の社会復帰の為に何かを始めようと謂う事になりまして、何れ、読者の皆様に正式にご報告出来るかと思います。

やっぱりねえ、ご縁があって此の地に病院を開いて早63年、地域の皆様方と共存共栄して行かなくては嘘ですよね。此れからの日本は、否が応でも、様々な国籍の人達と共生せねばならず、ならば、仲良くするしか無いじゃありませんか。

でもね、そういう思いを踏みにじると謂いますか、ブラック企業紛いの、酷いケースが非常に目立ちます。留学生として来日した筈なのに、悪徳業者に騙され、悲惨な目に遭う外国の方が多いんだとか。例えば、微笑みの国ブータンから来日、ホテルで働ける筈だったのに、福島の原発の除染作業をさせられたり、ベトナム人留学生が、通訳業と聞いていたのに、弁当工場で長時間勤務だったり…。学歴を詐称させ、多額の手数料を取っていた都内の人材派遣会社が、先日逮捕されたのは、記憶に新しい処です。偽サイトを作成、都内の一等地に住め高給を取れるが謳い文句だったそうですが、其れは真っ赤な嘘、何の実態も無い、ペーパー・カンパニーだったそうでした。岐阜の婦人服製造工場では、時給400円で、中国人実習生を働かせ、社長が逮捕されてましたっけ。あの~、因みに、都内において、1人暮らしに必要な最低時給は、1639円と謂う試算が出ているそうでして、時給400円ではもう、どうしようもないですよね…。僕、此れって、氷山の一角と思うんです。其れなのに政府は全くの無為無策の知らんぷり、政策も法整備も、何もしませんでしょ。僕、もう此れ、国家の犯罪行為と思いますぜ。

僕、国民全体で、外国人との共存共栄をどうやって行くのか、真剣に考える必要があると思えてなりません。日本をどういう国にするのか、グランドデザインと謂うんですか、今のままでは行き当たりばったり、上手く行く筈がありませんもの。

所謂多民族国家の形態って、様々なパターンがあります。例えば、インドやインドネシアの様な、大昔から多くの民族が混在する形、此れはモザイク国家と呼ばれます。中国やロシアの様な、国が膨張する過程で、少数民族を取り込んだ形。アメリカやカナダ、豪州やイスラエル、ブラジルやアルゼンチンの様な、移民が先住民族を追いやる形で成立した国。シンガポールやスリランカなどは、近くの国々からの移民が集まり、国となりました。南アフリカは、欧州からの移民が、国を乗っ取った様な物ですよね。アフリカ大陸の殆どの国々は、かって欧州の植民地でしたから、勝手に国境線を引かれ、結果として多民族が混在する形です。其の欧州は元々、小さな国々が沢山あり、陸続きですし、世界中から安価な労働力をかき集めましたから、結果として多民族国家となっています。なあんだ、こうして整理しますと、単一民族国家の方がレアケースなんですよね。日本だって、厳密な意味では、単一民族国家じゃありませんでしょ。だって、アイヌの方や、在日の韓国籍やロシア籍の人々、華僑の人達だって居ますもの。

此れ、僕の私案なのですけれど、此の国には、フランス方式がベターな気がするんです。と申しますのも、かっての彼の国では、フランス革命以前は、其処までフランス語が浸透していなかったんですね。と謂いますのも、勿論フランス語を話す人が一番多かったのですけれど、ゲルマン系にケルト系、スラブ系にラテン系と様々な人種が混在、しかも、アルザスやブルターニュやコルシカ島では、夫々の言葉がある始末でして、皆さん、自分達のルーツの言葉を話していたんです。其れでは国家の体を成さないと、フランス語で統一したんですね。ですから、肌や目の色が異なろうとも、フランス語を解し、フランス文化を愛すればフランス人、そういう発想なんです。

でね、今朝、毎日新聞を読んでいて、フランス革命からの伝統は生きている、僕、そう痛感したんです。毎日新聞特派員として、フランス在住の、久野華代さんと謂う、女性記者の記事が出ていたんですね。久野さんは、現地の語学学校に通っていたのですけれど、其処の先生は皆、移民だったと謂うお話でした。先生方は、北アフリカのモロッコや、中東のイエメン出身で、流暢なフランス語を喋ると。生徒さん達は、ポルトガルにエジプトやベトナム、カリブ海の小島や、インドから来た人達も居たんですって。我が国では、一足飛びに、此処までドラスティックな変化は難しいかもしれません。でも、こうしたスタイルがあるのは、厳然たる事実な訳です。ならば、1つの提案ですけれど、日本政府は、外国人労働者の為の法整備を責任持って行うと。そして、日本語を習得して貰い、我が国の文化や慣習を知って貰うと。此処までして初めて、外国の方と真摯に向き合えるんじゃないでしょうか。或いは、鎖国じゃありませんけれど、一切外国人は入れないと謂う考え方もあります。個人的には其れは不可能とは思いますけれど、日本国民全体で、今後の此の国の在り方を、真摯に考えるべきじゃないでしょうか。そうしなくては、此の国の未来は無い、僕、そう思います。

雲せきて みかさこえ行く 五月雨に ながめは絶えぬ ひとも通はず、どうやら此れから天気は下り坂、いよいよ梅雨と謂う気もしますけれど、皆様、素敵な週末をお過ごし下さいませ。では来週月曜日に又お会いしましょう。ごきげんようさようなら(^.^)/~~~。
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