♪ MIDNIGHT RADIO ♪

今朝、現代ビジネスと謂う雑誌のデジタル版を、ネットで見ていて、僕、思わず考え込んでしまいました。阿部幸大さんと謂う、新進気鋭の文学者の先生が書かれた記事なんですね。阿部先生は、北海道の港町の釧路生まれ、東大に進学し、現在はニューヨークで文学博士号を取るべく、勉学に励んでいると謂う大変なインテリです。でね、阿部先生が東大に入った時に衝撃を受けたんですって。其れは、大学のレベルでは無く、「文化と教育の地域格差が、想像以上に大きかった。」からですって。ほら、辺鄙な地方の小都市ですと、大型書店も美術館も映画館もありませんよね。都内には其れが全てあると。ですから、「田舎者は、金が無いから諦めるのでは無く、教育や文化に金を使うという発想が無い。見た事が無いから知らないのである。アカデミックな教育を受け、文化を享受出来たかもしれない、田舎の子供達の多くが、その選択肢すら与えられないまま、生涯を過ごす事を強いられている。」、うう~ん…。阿部先生の育った釧路は人口約20万、札幌まで300㌔、近隣には大学生なぞ皆無だったんですって。ですから、大学進学と謂うイメージすら湧かず、阿部先生が東大に行けたのは、本当に運が良かったと語っておられました。勿論、大学に行かずとも、立派な人は沢山居ます。でもね、生まれ落ちた場所で、既に格差が生じてしまうって、どうなんでしょうか。余りに不条理と思います。ところで僕、社会生活を営む上で、競争は避けられないと思うんです。だって、係長でも課長でも部長でも、1つの部署に沢山造る訳には行きません。となりますと、努力した人、人柄の良い人、マネジメントに長けた人、或いは特殊なスキルを持つ人が昇進しますよね。其れは、其の人なりの努力の成果な訳ですが、でも、上記の釧路の子供達の様に、スタートラインで大差があるのって、アンフェアでしょう。せめて、よーいドンの時は、同時じゃないとねえ…。

実は此れ、アメリカでも同様なんです。「ヒルベリーエレジー アメリカの繁栄から取り残された白人達」と謂う、昨年大ベストセラーになった書がありまして、僕、随分前に読破したのですけれど、著者は先の阿部先生同様、オハイオ州の相当な田舎で生まれたと。周りは貧しいアイルランド系の労働者階級の人達ばかり、大学って何?と謂う環境だったとか。著者は海兵隊に入隊、其処から大変な苦学の末、大学院を出て弁護士資格を取るのですけれど、此れは本当に僥倖であり、自分は偶然に恵まれて幸運だったと何度も語っておられました。

話は変わるのですけれど、明日公開の「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」と謂う映画があるんですが、僕の大の贔屓のマーベル社の作品なんです。実は此の映画、大変な出来の良さらしく、全米では公開前から前売り券が爆発的に売れ、既に社会現象化しているんだとか。もう、世界的な大ヒットは約束されていると謂っても過言では無いでしょう。僕、近々の内に映画館に行く心算ですから、拙ブログでレポートしますけれど、先に触れた釧路やオハイオの子供達は、本作を観る事すら無いんですね…。

僕、此れでも一応法学士でして、大学院で国際政治を学びました。当時、新自由主義の考え方が全盛でして、「資本主義の社会において、努力した者が全ての成果を得るのは当然」、其れが絶対だったんですね。僕、時折疑問が生じながらも、テクストを読む日々でした。でも、其れから月日が流れ、僕も社会に出て経験を積み、知恵も増えました。此れだけ格差が広がりますと矢張り、新自由主義は間違っていたと思わざるを得ません。共産主義にせよ、新自由主義にせよ、「此の考えは絶対だ」と謂い出したら、もう其処で間違ってますぜ。だって、世の中に絶対ってありませんもの。ですから、現政権の考え方、都会偏重地方軽視、富裕層優遇貧困層冷遇、其れを絶対視している訳で、此れは大きなミステイクでありましょう。

閑話休題、イギリスはポーツマス大学の、ジョン・マギーハン教授が、先日論文を発表しました。僕、此の研究が進めば、ノーベル賞確実と思うのですけれど、プラスチックを食べる酵素が造れたんですって。何でも、研究室で偶然出来ちゃったそうなんですが、此の酵素がより進化発展すれば、プラスチックを瞬時に分解出来るかもしれないそうです。プラスチックのゴミ、実は大変な問題でして、先ず、数百年は残ってしまいますよね。だって、日本だけでも、プラスチックゴミって年間800万㌧、スーパーの袋だって、年間300億万枚ですって。日本だけでそうなんですから、気が遠くなる程のプラスチックゴミが出ている計算となります。マギーハン教授には是非とも頑張って欲しいですよね。

さて、此のマギーハン教授、姓から察するに、恐らくスコットランドかアイルランド系の方と思うんですが、先生が属するポーツマス大って、勿論ポーツマスと謂う街にあります。でね、此のポーツマス、人口20万の港町でして、ロンドンから100㌔以上ある、辺鄙な場所なんですね。読者の皆様に、冒頭の話を思い出して欲しいんですが、釧路も人口20万の港町であり、札幌まで300㌔、どうですか、ポーツマスに酷似してませんか!?でも、ポーツマスには伝統ある名門大学があり、世界的な教授が居て、釧路には全く無い訳ですよね…。

僕、日本の行政は間違っている、声を大にして謂いたいです。だって、例えばドイツでは、学生が25歳になるまで、児童手当が支給されますよね。イギリスでも、18歳になるまで国が積立をしてくれ、其の銀行口座は親でも触れないと聞いた事があります。フランスでは、18歳の若者が、書籍購入や観劇等々、文化関連ならば7万円、自由に使って良く、其れを国から支給する、カルチャーパスと謂うシステムを来年から導入するそうでした。

ホント、此の国が何とか持っているのは、行政では無く、民間の努力の賜物、僕、つくづく其れを感じます。此処大分では、宇佐の麦焼酎が名産なのですけれど、生産過程で、大量の麦カスが出て、其の処理に困っているんだとか。でね、感心したんですが、其のカスを回収、発酵させる過程でメタンガスが出ると。其のガスで発電をし、残った液体は肥料とし、宇佐名産のカボス畑に撒くとの事でした。北海道では、小さな町のベンチャー企業が、小型ロケットを開発、今週の土曜日に打ち上げる由です。大阪にニューエラーと謂う、電装品中堅メーカーさんがあるんですが、其処はタイに現地法人を造ったんですって。何と、其のタイ支社の社長は、26歳の女性でして、何と昨年は、過去最高益を更新したとか。此の社長、新たな服飾会社も立ち上げ、こちらも大成功とか。やはりねえ、地方のポテンシャルを馬鹿にしちゃあいけませんぜ。全ての地方出身者に幸あらん事を…。
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