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ジャック・オー・ランタン

瞳うるみて 朱唇つややか 風邪に臥す、僕、週末からどうも、体調がおかしかったんですが、此処に来てとうとう、背中がゾクゾク、身体の節々が痛みまして、こりゃヤバいなァ…。風邪を引いた可能性大なのですけれど僕、今日明日と会議ばかりでして、う~ん、後でマスクを貰って来ようっと。皆様、今日明日は全国的に冷え込む由でして、風邪を引かぬ様、どうぞお気を付け下さいませm(__)m。今年の秋風邪はどうやら、咳・吐き気・熱だそうですよ~。

閑話休題、ケント・ギルバートさんと謂う、アメリカ人のタレントが居ますよね。彼、弁護士と宣教師の資格を持つインテリなのですけれど、最近、怒涛の様に本を出してまして、僕、どんな事を書いているのか興味が湧き、此の前立ち読みしてみたんですね。そうしましたら、所謂嫌韓嫌中と申しますか、韓国と中国を悪しざまに罵る内容でして、吃驚しました。でね、此の手の類の本、書店に山積みされているんですよ。「どの面下げての韓国人」「悪韓論」「笑えるほどたちの悪い韓国の話」「妄想大国韓国を嗤う」「もう、この国は捨て置け!」「韓国人にはご用心」「韓国反日謀略の罠」、もう、呆れちゃいますぜ。そりゃね、僕だって、対馬の仏像を盗んだ韓国人とか、日本のお寺に油を撒く中国人とか、言語道断ですし決して許せませんよ。でもねえ、全ての韓国人や中国人が、悪人の筈が無いでしょ。僕、韓国でも中国でも、素敵な方を沢山知ってますよ。パーソナルな話で恐縮ですけれど、僕の生家は千客万来、毎日の様に多くの方が訪れていました。職種も性別も経歴もバラバラでしたが、中には中国や韓国やアメリカの方もおられ、皆、楽しく朗らかに、愉快にやってましたぜ。長じてから豪州に住んだ僕も、短期間通った語学学校のアジア全域の仲間達と、昼休みに毎日バスケットをし、夕方はパブに繰り出して、一緒に仲良く呑んでたけどなァ。

先の排他的な人達、全世界に飛び火している様でして、アメリカのテネシー州では、白人至上主義の団体が、大規模な集会を開いたとか。「アメリカを造ったのは白人なのに、我々の権利が失われている!」との由なんですが、何謂ってんの。元々アメリカって、インディアンの国じゃありませんか。彼らを皆殺しにしておいて、今更良く謂うぜ。でも此の団体、トランプ大統領就任以来、急伸しているそうで、由々しき事態と思います。また、拙ブログで以前取り上げたスペインのカタルーニャ地方の独立、住民投票では賛成派が圧勝したんですね。でも、スペイン政府はカタルーニャ州の首相を国家反逆罪で起訴、百万単位のデモも起き、一触即発の危険な状況です。結局、カタルーニャ州首相は亡命するそうでした。此れ、カタルーニャは産業も農業もとても豊かでありまして、スペイン経済を一手に支えているんですね。カタルーニャ無しのスペインはあり得ないと謂っても過言ではありません。只、スペイン語とカタルーニャ語は大きく違いますし、元々は全く別な国でしたから、文化や慣習や食習慣も異なります。部外者から見ますと、独立は已む無しと思いますし、カタルーニャの分離を認め、互いの違いを容認しつつ呉越同舟、何とか仲良くやれば一件落着と思うんですがねえ…。

閑話休題、先週の土曜日でしたか、此処大分でもハロウィンが大々的に催されていまして、市内のアーケードはさながら仮装行列、とても賑やかでした。僕、此の手の大騒ぎ、例えばクリスマスなぞ、余り好きではありません。でも、ハロウィンは割と好感を持っています。だって、クリスマスって、イエス・キリストの誕生日を祝う訳でしょ。日本人の大半はクリスチャンじゃないのに、どうして燥ぐ必要があるのかなァ。だったら仏様の誕生日、4月8日を祝えば良いのに。話をハロウィンに戻しますと、此れ、キリスト教とは全くの無関係でして、其れも其の筈、所謂ケルトの人達である、スコットランドやアイルランドのお祭りなんですね。しかも此れ、日本のお盆と良く似てまして、ハロウィンの日には死者の霊が、家族を訪ねて来ると謂う言い伝えであります。何故仮装をするかと謂えば、家族の霊に混じって、悪霊も一緒に来ると。其の魔除けとして仮装すると謂う訳なんです。さて、此のハロウィンを始めたケルト人達は、僕達日本人と同じ多神教でありまして、万物に神が宿ると謂う宗教観なんですね。自然を崇めると謂う穏やかな宗教でして、此れ、メキシコもそうなんですよね。メキシコの古代文明、メソアメリカと謂われますが、彼の地では十数世紀にも渡り、多神教でありました。そしてメキシコ最大のお祭り、「死者の日」では、故人を偲び、家族や仲間が集まり仮装し、一大カーニバルが開かれるんですね。映画「007 スペクター」では、此の死者の日の祭典が、オープニングの印象的なバトル・シーンで使われていましたから、ご記憶の方も多いのでは。其れにしても、ケルト・日本・メキシコと時代も場所も全く違うのに、同様の発想になるとは、とても興味深い物があります。実際、縄文式土器も土偶も、此の3つの国で出土した物って、酷似してますもんね。

僕、つくづく思うんですが、キリスト教って、一神教ですから、他の神は一切認めませんでしょ。異教徒は皆、悪霊と同じ扱いですもんね。輪廻転生と謂う考え方もキリスト教にはありません。死んだら終わりですから、お盆と謂う発想すらありません。其れよりも僕、上記の日本やケルトやメキシコの様な、全ての物に神が宿ると謂う、あらゆる物を許容する、穏健で平和な考え方の方が、現代にマッチしている気がするんですよ。だって今、戦争を起こしているのは殆どがアメリカ、キリスト教徒でしょ!?

僕、親友のMさんと一緒に清遊した、長崎の出島で見た絵が、未だに忘れられません。長崎の伝統、400年近く続くお祭り、くんちを描いた絵なんですが、江戸期にこんな国際都市があったとはと、本当に感動しました。芸者も農民も、町人も侍も、オランダ人もドイツ人も、韓国人も中国人も、日本人も黒人も、犬や猫まで、此のくんちを心から楽しんでいる様子がビビッドに描かれており、僕、心底感動しましたもんね。また、くんちのお祭り自体が、将にハイブリッドなんですよ。衣装や楽器がオランダ製だったり、山車には京都や堺の影響が見られ、奉納の踊りは中国風や東南アジア風だったり。僕、此の多様性こそが、粋な大人と思うなァ。

だってね、此の地球には、37億人の男性と、36億人の女性、合わせて73億を超す人間が住んでいるんですよ。2065年には100億を超すのは必定、此れだけ人が居たら、夫々の価値観や考え方が違っていて当然でしょ。ならば、互いの違いを認め合い、尊重し、上手くやるしかありませんよね。何れは人類が火星に住む時代も来るでしょうが、まだまだ先の話、ならば、僕達が住めるのは地球しか無いんですから、仲良くするしか無いでしょうに。だから僕、冒頭に触れました、特定の国を論い貶す様な排他的なやり方、余りに子供じみていて、大嫌いなんです。此れ、地球のみならず、全ての組織に謂える事ですよね。先入観や思い込みや偏った情報だけで他人様にレッテルを張り、勝手に敵対視するなんて、愚の骨頂ですぜ。忌野清志郎の名言、「愛しあってるかい?」を今こそ思い出して欲しいですよ、全く。どんな人にも長所はある訳で、ホント、ほんの少しの気遣いや思いやりで、全世界のトラブルが激減すると思うんだけどなァ…。
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