♘ ボビー・フィッシャーを探して ♞

昨日の当院の社員総会、恙なく無事に終わりまして、いやあ良かった、めでたしめでたしであります。去年から始めたのですけれど、総会終了後、役員の皆様方へ、各部署の長から、プレゼンテーションをしているんですね。役員の皆様は、スタッフとは中々接点がありませんから、現場の生の情報を知って頂き、経営に活かして頂こう、という試みでして、問題点や課題が浮き彫りとなり、お互いに共通認識が持てますから、毎回大好評でありまして、始めて本当に良かったです。役員の方も現場のスタッフも、「より地域に開かれた、魅力的な病院にして行きましょう」という事で、談笑のうちに満場一致を得まして、僕、勇気凛凛であります!大層嬉しく思いましたのは、今後取り組むであろう、沢山の新たな試みについて、皆様からの強いお力添えの言葉が頂けた事でして、此れぞ百万馬力、僕、今にも増して、一層頑張らねば!其れにしても、昨日のプレゼンのメンバー、当院における、何れ劣らぬ俊英揃いでして、U看護部長、Y師長、Y課長、O係長、T係長、僕、皆さんには大いに期待しています!又、総会を支えてくれた、O事務部長にN課長、そして事務方の皆さんにも、心より感謝しています。本当にありがとうございましたm(__)m。でもね、まだまだ役員の皆様にご紹介したい逸材が雲霞の如く控えてますからね、秋の総会には、其のメンバー達にプレゼンをして貰おうっと!

当院は、和気藹々一致団結一衣帯水、毎日愉快に仕事をしているのですけれど、最近の日本って、妙に排他的になっている様に思います。ヘイトスピーチやデモですか、特定の人々に対し、執拗に罵詈雑言を浴びせ、全国各地で集会までしているんですよね。僕、人夫々の主張や意見は、最大限尊重したいのですけれど、人格を根本から否定したり、容姿や生まれにまで言及し、しかも其れを、公共の場で大声を発し罵るというのは、幾ら何でもやり過ぎ、常軌を逸しています。人間誰しも醜い部分があり、其れは僕にも勿論ありますけれど、他者との差異を認め、出来る限り平和に暮らす、というのが大人であり、紳士淑女でしょ!?僕、排他的な思考、大嫌いであります。そうですねえ、そういう考え方って、世界を狭めてしまうと思うんですよね。と申しますのも、欧州で忌み嫌われるのはロマ人、かってはジプシーと呼ばれた放浪の民ですけれど、彼らは、数世紀に渡り、迫害され続けて来ました。でもね、欧州史を丹念に読みましても、ロマの民が大規模な戦乱を巻き起こした、なんて例は全く無いんですよね。此れ、僕の推測ですけれど、ロマ人はインド系と謂われていますから、欧州の人々とは肌の色が異なります。クリスチャンでも無く、其の地域に定住しない訳で、要するに、欧州の人々とは全く異なるライフスタイルであり、自分達の理解の範疇を超えていた訳です。ではどうなるのか、と申しますと、此れが、極端な迫害へと繋がってしまうんですよね…。捕まえて重労働を課したり、南米の植民地に送ったり…。とりわけ酷いのは、ナチス・ドイツでしょう。ユダヤ人大虐殺は広く知られる処ですが、ロマの民も、少なくとも50万人はホロコーストの被害に遭ったと伝えられています。自分達と文化や慣習や宗教が異なるだけで此の扱い、惨過ぎます。DNAレベルで考えたら、0・1㌫も違わないのにねえ。大体、僕達の祖先は猿であり、全員が黒人だったんですから、もう少し冷静になれば良いのに。そしてね、ロマの文化って決して侮れませんよ。フラメンコにベリーダンス、リストやサラサーテやブラームスの楽曲、極めつけはチャーリー・チャップリンでしょう。彼はロマの出身でありまして、もしチャップリンが抹殺されていたら、映画史に残る、「キッド」も「ライムライト」も「モダンタイムス」も、僕達は観られなかった事になります。

其れにしても嫌な世の中になったもんだ、と慨嘆していましたら、今朝の日経の電子版に、未来に希望を持てるニュースが載っていました。インドの女子高生が、フェイスブックに4分半の動画を投稿した由なんですね。実は、インドとパキスタンって、犬猿の仲でありまして、両国は今まで4度、戦争になった事があります。さて、インドの女子高生は、無表情でメッセージ・カードを次々にめくるだけ、BGMも何も無い静かな動画なんですね。「父はパキスタンとの戦争で殺された」「私は当時2歳」「私は6歳の時、パキスタン人を殺す気だった」と、衝撃の告白が続くのですが、母からの愛に満ちた説得を経て、「父を殺したのはパキスタンでは無い、戦争だ」「今は私は戦士です」「インドとパキスタンの平和の為に戦います」「かっての私の様な子供のいない世界で、私は生きたい」と進むんですね。此れ、両国180万を超す人々が見た由、直ぐに両国関係が改善されるとはとても思えませんが、平和への道を諦めたら其処で終わりですもんね、いやはや何とも、僕、心の底から感動しましたし、凄い女子高生でありましょう。両国間が対話を続け、何時の日か仲良くなれる事を祈っています。

閑話休題、「棋は対話なり」、という言葉があります。将棋とはコミュニケーション、という意味なんですが、其の通りなんですよね。勿論、頭脳ゲームであり、勝ち負けを競うものなんですが、会話のツールでもあるんですよ。「次は此の筋を攻めますよ」「では受けておきましょうか」「ならば隣の筋から攻めましょう」「よおし、それならこちらも攻めに入りますよ」、といった塩梅でして、無言で会話を交わす様なものなんですよね、将棋って。ですから、全国のお父さんお母さん、お子様に将棋を教えれば、頭は鍛えられますし、礼儀作法は身に付きますし、相手の気持ちが分かる、極めて優秀な子に育つ事は必定でしょう、そう、僕の様に…、なんちゃって!?って、其れは悪い冗談ですから忘れて頂いて、今秋、其の将棋の映画が2本公開されるんですね。「聖の青春」「3月のライオン」、でありまして、前者は実話、後者は漫画が原作、僕、今から楽しみなんですよ。特に「聖の青春」は、号泣必死の感動のお話ですし、主役を演じる松山ケンイチ君は鬼気迫る役作りの由、其れがスクリーンでどう再現されるのか、期待しています。

とは言ってもね、僕、下手の横好きのアマチュアですが、かって映画を数本撮りましたから分かるんですが、将棋って、題材としては非常に難しいんですよね。僕の映画でも、将棋のシークエンスがありましたが、精々駒音と対局者の所作や表情でしか表現出来ず、フィックス--固定した絵--でしか撮るしか無かったんですよ。細かくカット割りをすれば、やりようはあるんでしょうが、どう演出するんだろ!?其処で思い出しますのが、将棋の親戚筋のチェスです。此れ、以前の拙ブログで少し触れたかもしれませんが、洋画のチェスの使い方は非常に上手です。

「華麗なる賭け」、スティーブ・マックイーンとフェイ・ダナウェイが暖炉の前でチェスをするんですが、惹かれ合う互いの感情の揺れを、盤上で、手付きで、表情で表現する、という誠に大人な映画でした。案の定、結ばれちゃうんですよね~♡「ショーシャンクの空へ」、此れ、脱獄物なんですが、無実の主人公が服役中、こつこつとチェスの駒を彫るんですね。チェスの駒が、自由の象徴でありまして、とっても心に残りました。「ブレードランナー」「2001年宇宙の旅」、何れ劣らぬSF映画の大傑作ですが、かなり古い作品なのに、人間が人工知能とチェスをプレイしてますもんね。「007 ロシアより愛をこめて」は、冒頭がチェスのシークエンスでした。豪奢なお部屋のインテリアが、全てチェスに因んだ物で統一されてまして、流石はジェームス、やりますねえ。「ボディガード」では、年老いた父と其の息子が、夕食後の一時をチェスで過ごします。「愛のエチュード」は、男女間の愛のもつれが、盤上に影響するという物でした。そして、近年猛威を振るうアメコミ映画、X-MENにも再三登場します。親友ながら敵対関係にある主役2人、彼らが相対する時、其れは和解や理解や共闘だったりするんですが、必ずチェスを指すんですよね。無言のうちにチェス盤をいそいそと用意してまして、君の気持ちは分かっている、言葉は何もいらないよ、という感じで、とっても粋な演出でした。

やはり、物事は全て、相互理解と対話と愛が一番ですよね♡罵倒や敵意や侮蔑からは、生産性のある物は、何1つ生まれません。大人で穏やか、義理人情と正直さを大事にし、そして謙譲心と謙虚さに溢れた、かっての日本の姿が戻ると良いなあ。アッ、何処かの総理が言ってた、「美しい国、日本」なんて、言語明瞭意味不明、真っ平ご免ですよ~。
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