♕ noblesse oblige ♕

今日は先ずはお礼から。お蔭様で、拙ブログの総拍手数が、37万を超えまして、確か長野市の人口がちょうどそれぐらいだったかと思います。凄い数だなあと、身震いする思いですし、これも一重に、読者の皆様の日頃のご愛顧とご贔屓の賜物です。この場を借りまして、厚く御礼申し上げます。ご愛読の程、いつも本当にありがとうございます。心より感謝しています。もう1度、本当にありがとうございますm(__)m。

さて、気が滅入る様なニュースが立て続けにありまして、朝から陰々滅々暗澹冥濛たる気分です。美味しいエスプレッソを淹れても気持ちは晴れず、快晴のお天気とは正反対の気分なんですね。暫しの間、愚痴にお付き合い頂けたら幸いに思います。先ず、新銀行東京のニュースです。これ、石原元都知事が、まァ偉そうに、「中小企業救済の為に、都が銀行を新設する」とぶち上げたんですね。結局、1400億を出資したんですが、役人が金貸しをして上手く行く筈も無く見事に失敗、挙句の果てに他の銀行に吸収合併されるそうです。でも、石原は勿論の事、誰も責任を取りません。そして、国際サッカー連盟であるFIFAの役員達が、185億というとんでもない額の賄賂をせしめ、アメリカとスイスで14人が逮捕されました。これ、まだまだ逮捕者は増える由でして、サッカー・ファンの方には申し訳ありませんが、現在のFIFAやサッカーを取り巻く状況は問題が多過ぎます。ずっと以前から囁かれていましたけれど、根深い八百長問題は勿論の事、たかり行為にマネー・ロンダリングに海外への不正送金って、これではマフィアと何も変わりませんよ…。捕まった連中の国籍は、アメリカ・トリニダードトバゴ・パラグアイ・ベネズエラ・コスタリカ・ブラジル・アルゼンチン・ニカラグア・イングランド等々、こりゃ国際犯罪シンジケートじゃありませんか。おまけに、現FIFA会長は、そのまま続投するそうで、これまた誰も責任を取りません。

続いては司法です。随分以前の拙ブログで触れましたけれど、鹿児島の志布志という小さな街で、世紀の大冤罪があったんですね。2003年の県議会議員選挙において、悪質な選挙違反があったとして、志布志在住の老人達15人が逮捕されました。1年を超す長期拘留、自白の強要等々の違法捜査を、鹿児島県警と検察は繰り返したんですね。この事件、結局は、検察や県警の、「老人達が悪質な選挙違反をした」という間違った妄想により、無罪の人達を長く捕まえるという、とんでもない事が起きてしまったんです。老人達は検察を相手取り賠償請求を起こし、10年以上の時を経てから完全勝訴に終わりましたが、この訴訟中、亡くなられた方もいらっしゃるんですね。僕、検察も警察も人殺しと思います!この賠償請求裁判が終わったのは昨日ですが、検察のコメントは以下の通りです。「検察としても反省すべき点が少なくない事に鑑み、控訴しない。判決を重く受け止める。」ですって。こんなのねえ、全く反省していませんし、何も悪いと思ってませんよ。体育館の裏に呼び出して、ボコボコにしてやりたいし、幾ら泣いても許してやんないぞ!「本当に申し訳ございませんでした。ごめんなさい。」と何故言えないんでしょう。僕の知っている高学歴の方にも、往々にしてこういうご仁がいらっしゃいますけれど、人間の屑ですよ。そして、原発です…。

日経に拠れば、東電は、福島原発のタンクに溜まった、放射能高濃度の汚染水の処理を完了した、と発表しました。汚染水は全部で62万㌧だそうですが、その内18万㌧については、セシウムとストロンチウムを処理しただけで、他の放射性物質は除去していないとか。エッ、それで「完了」なの!?おまけに地下水対策、これは毎日300㌧の放射能汚染水が出ているそうですけれど、この対策はちっとも進んでいないそうです。そしてね、これは東京新聞がニュース・ソースなんですが、千葉県にある野鳥研究所が、日本全国の燕の巣を調べ、卵を採集したそうなんです。そうしましたら、宮城・山形・福島・新潟・石川・茨城・群馬・千葉・埼玉・東京・神奈川・山梨・静岡の13都県で放射能が検出されたとか。これ、何処かの総理は、「福島原発はアンダー・コントロールされている」と言ってましたが、大嘘付きじゃありませんか。

さて、暗い話ばかりで大変申し訳ありませんでした。スポーツ・司法・政治・行政と、誰も責任を取らず頬かむり、蛙の面に何とやら、という現状です。僕ね、人の上に立つ者は、ノブレス・オブリージュ、権力を持つならば責任が伴う、そう思うんですね。先に挙げた事例で、潔い人なんて、一人も居ませんもん。高学歴で留学経験があり語学に長けて、あのねえ、そんなもの、いざという時、何の役にも立ちませんよ!

勿論ペーパー・テストも加味しなくてはならないでしょうが、日本の政官財界は全て、中小企業も当然ですが、リーダーを選ぶ際に、人格・品性・徳・正義・勇気・信義・責任感、こういった点を最重要視すべき、僕、強くそう思います。口が上手かろうが、少々仕事が出来ようが、そんな事は小さい小さい。例えば日露戦争の折、日本陸軍が絶対絶命のピンチに見舞われた局面がありました。陣地を守る日本軍は12万人、そこへロシア軍が22万の大軍を率い、いきなりの大攻勢をかけて来たんですね。陸軍を率いるのは、西郷さんの従兄弟の大山巌大将でした。日頃は茫洋として掴みどころが無く、しきりに猫と戯れていたりして、この人が総司令官で本当に大丈夫か、と危惧されていたそうなんです。ところが、その絶対絶命の局面において、参謀や司令部が殺気立っている処に、大山さんがのっそりと現れ、「今日もどこかで戦がごわすか?」と恍けた一言を掛けたそうです。一同思わず笑い出し、冷静さを取り戻し、ロシア軍の大攻勢を退ける事が出来たんですね。大山さんは、見ないふりをして全てを見ており、ピンチの時だけ出て来る、という訳で、これぞ大将と言えましょう。大山さんは海外経験も長く、大変な俊英だったのですが、その切れ者ぶりを表に出しては、皆がやりにくいだろうと悟り、あえて鈍に見せる訓練を自らに施したとか。

また、近世では傑出した陛下と言われるのは明治天皇です。江戸期までの天皇陛下は、女官に囲まれ、風邪を引くのを恐れ、滅多に外出もされなかったそうです。明治の御代になり、西郷さんが、それではいかん、と憂慮し、殆どの女官にはお引き取り頂き、天皇の侍従として、何人かの侍を付けたんですね。北辰一刀流免許皆伝の剣豪であり、書や禅の達人である、山岡鉄舟。彼は、明治天皇に、常に君主としての心得を厳しく説いたそうです。そして、佐賀藩の島義勇が侍従として従事しました。この島さん、余り知られていませんけれど、北海道や蝦夷地を開拓、調査した探検家であり実業家でした。古武士の風あり、と称されています。そして、黒木為楨、彼は鳥羽伏見から始まって、西南戦争に日清日露と、常に従軍していた歴戦の強者です。或る日、明治天皇が面白半分に、この黒木大将に相撲を挑んだ処、瞬時にぶん投げ、叩きつけたそうです。そして、西郷さんも時折参内し、若き天皇に諫言する事もあったとか。この様な豪傑達に育てられた明治天皇が、強い影響を受けなかった筈が無く、激動の時代の日本のリーダーとして、見事な舵取りを見せるのでした。

僕、東電にせよ総理にせよFIFAにせよ、リーダーとして自らを律する行動律と謂うのかな、そして人の上に立つ者としての自覚や責任感、それらがあるとはとても思えません。前途は遼遠、日暮れて道遠しの感もありますけれど、当院は、次期リーダーを育てるべく、兎に角努力する所存です!よおし、今日の午後からは当院の社員総会でして、僕、司会進行の大役を仰せつかっていますから、精一杯頑張って来ます。それでは皆さん、天気は少々下り坂の様ですが、素敵な週末をお過ごし下さいm(__)m。
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