♕ KING LEAR ♕

紳士淑女の第一条件というものがあります。それは、previous engagement、つまり先約優先、という考え方なんですね。これね、得てしてやりがちな事なんですが、ついつい先約を忘れてしまい、後からの申し出をOKしちゃうと。でもね~、こういう事を何度もする人って、ビジネス・シーンでは信頼を喪っちゃうんですよね、残念ながら…。下手をすると僕もやってしまうかも知れませんけれど、仏事や緊急事態等が無い限り、先約優先が鉄則であります。いえね、僕、別に悪い事をしている積もりは何も無いのに、どうも人の良さ?が災いしてか、そういう無礼な扱いを受ける事がしばしばなんですよ。ちょっとsensitive過ぎるのかもしれませんけれど、まァ、人との応対は鏡の様なもの、僕もまだまだ未熟者、勉強が足りないという事でしょう。実るほど頭を垂れる稲穂かな、頑張らなくっちゃ!!

それにしても、昨日の拙ブログでもご紹介した、東電の記者会見、酷いもんでしたね~。放射能を黙って4年垂れ流し続け、それを隠蔽してた訳でしょ。代表は顔を見せず、副代表から、「放射能漏れを公表するより原因究明が先と思った。漁業者には報告しなければならなかったと反省している。」ですって。漁協側は、「4年間顔を合わせてきた東電から裏切られた。」と猛反発、反省だけなら猿でも出来ますよ、馬鹿野郎この野郎、切腹してお詫びせい!その海域で獲れる魚を食べた、幼い子供達が心配ですけれど、東電も政府もマスコミも、はっきり言って人殺しですし、問題解決能力なんて皆無でしょ!?それをまあ、いけしゃあしゃあとのうのうと平気の平左で生きてるんですから、蛙の面に何とやら、僕、もしどんなにお金を積まれたとしても、こんな薄汚い連中、大分弁で言う処の「腐れ」と同席するのは真っ平御免ですよ!

モラルハザードもここに極まれり、何だか悲しいばかりですが、数日前の拙ブログでも触れましたけれど、最近、大企業のお家騒動がやけに目立ちませんか!?先日書きましたのは、大塚家具の父と娘の経営路線を巡るトラブルでしたよね。実は、この会社だけではありませんで、少し前ですが、伊勢の老舗和菓子の赤福も、父が子を解任しておりました。TVのCMでもしょっちゅうやっていました、きのこの大手会社、雪国まいたけも、お家騒動が激化した挙句、アメリカの投資ファンドの子会社になりました…。そして、これはもう4~5年前になるのかな、富士通でも社内の経営権を巡って大荒れになりましたよね。お隣の韓国企業、お口の恋人ロッテでも、次期社長と見られていた、創業者の息子さんが追放されています。そうそう、現代グループやサムソンも同様ですもんねえ。

無論、夫々の会社のおかれた事情は異なりますし、業種も違いますけれど、僕、この現象をつらつら眺めるに、或る同一パターンに気付きました。絶大な権力を持った、独裁的な創業者が会社を大成功させる→コンプライアンス重視の風潮・変わりゆく顧客のニーズに対応出来ず、業績が悪化→オーナーの娘なり息子、或いは抜擢した新社長が、今までとは全く異なる経営方針で見事に立て直す、とここまでは良いんです。ところが、自らの路線の否定と感じた創業者が猛反撃に出て、自分が抜擢した子供なり新社長なりを追放する、という図式なんです。げに恐ろしきは男の嫉妬心なのかなあ、と恐ろしくなりますよね…。しかしね、例えば赤福なんて、オーナー自ら食品偽装を命じてそれが発覚、息子さんが立て直した訳でしょ。それなのに、特に瑕疵があった訳でも無く、寧ろ有能な40代の息子を社長から引きずり落とし、もう80になろうかという自分が経営のトップとして現役復帰するだなんて、これ、常軌を逸してますよ。創業1707年、3世紀に渡る歴史を持つ、老舗の赤福の暖簾が泣いてますね~。

でも、これら一連の悲喜劇、古今東西を問わず、幾らでも見られる事であります。人間って、欲に目が眩むと碌な事が無いな、そして進歩が無いなァと哀しくなりますけれど、例えば、シェークスピアの四大悲劇のうち、「リア王」「マクベス」「ハムレット」、これ、3つともお家騒動のお話じゃありませんか。日本においても、逆臣明智光秀が織田信長公を討った事が最も有名ですが、江戸期はお家騒動の花盛りと言っては変ですが、家督相続を巡っての争いが非常に多く、その大混乱の末、お家断絶となった例も少なくありません。

そのお家騒動で、最も有名な大名の1つが、松平忠直公であります。徳川家の近い姻戚であり、初代将軍家康公の孫娘を迎え、越前の国ですから、現在の福井県に広大な領地を貰い、官位は従三位参議ですから、天皇陛下に直接お目見え出来る、大変に高い位でありました。将に順風満帆、人が皆羨む地位にあったのですが、どうも忠直公ご本人は、「自分は武勇にも優れ、豊臣家を滅ぼすのにも一番の貢献をした。本来ならば、俺が将軍家を継ぐべきなのだ。」と思った節があり、その強い鬱屈から、乱行や依怙贔屓が目立つ様になり、家臣達は分裂状態、とうとう無理矢理に隠居させられ、官位は没収、配流の上、生涯謹慎の身分となるんですね。その謹慎の地が、忠直公に縁も所縁もない、ここ大分なんですよ。忠直公の墓所は、大分から別府に向かう別大国道に入る前の、西大分という処にあるんですね。道路沿いに浄土寺という小さなお寺がありまして、そこに彼は眠っている訳ですが、もう少し自分を律し、世の流れを分かっていれば、こんな哀れな境遇で朽ち果てなかっただろうになあ…。僕、偶に別府に行く度に、その浄土寺が目に入るものですから、自分を律する反面教師として、心の中で忠直公に手を合わせています。

ヴィスコンテイの映画「山猫」で、we must change to remain the same、という有名な台詞があります。「変わらず生き残る為には、変わらねばならない。」で良いのかな、これで思い出しますのは、Jリーグが出来た頃のプロ野球の事です。当時、Jリーグって大変なブームでしたし、プロ野球は衰退するだけじゃないかという見方が非常に多かったんです。まァ、団体のプロ・スポーツって野球しかありませんでしたから、長年胡坐をかいていたんですが、お尻に火が付いたんですね。このままでは本当に潰れてしまう、と感じたのでしょう。かっては、関西・関東の首都圏にプロ野球チームが集中していたんですが、現在では、九州・東北・北海道にありますよね。四国や北陸には野球独立リーグも出来、十数年前よりは格段の進歩と思います。確かに今は地上波のTV放送が減りましたが、それはサッカーも同様でして、何よりもプロ野球の企業努力を感じるのは、観客動員数です。2005年度に、1991万人のファンが球場に詰めかけた訳ですが、8年後の2013年の統計では、2204万人と、何と213万人の増ですから、この不景気が続く日本において、これって凄い事ですよ!?

時代の変化に合わせ、顧客のニーズに敏感な企業が生き残る訳で、何時までも殿様商売で胡坐をかいていては、そこは直ぐに倒産してしまいます。どうか、日本の全ての企業が、自らを変え、生き残ります様に…。勿論、当院もこれまで以上に、精進を重ねて参ります。今後とも、叱咤激励ご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い致しますm(__)m。

最後に、明日は僕、朝からアポイントがあり、拙ブログの更新は難しいかもしれません。その場合は、土曜日の午後?にでも更新予定です。それでは皆様、一足早いですが、楽しい週末をお過ごし下さい!!
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