尼寺や 萩折り炊いて 納豆汁

読者の皆様、おはようございます!いよいよ霜月も今日でお仕舞い、明日からは師走ですけれど、如何お過ごしでしょうか!?しかしねえ、再三再四触れていますけれど、この年の瀬に解散だなんて、常軌を逸していますし、大体ね、「アベノミクス」が順調に推移しているのならば、選挙で信を問う必要なんて無いでしょ!?元々景気が良くない処に消費税を上げたら、良くなる筈がありません。怪しげな「アベノミクス」の恩恵を受けているのは、一部の大手上場企業と富裕層だけでしょう。共同通信でしたか、昨日一昨日と大規模な世論調査を行った由、「景気が良くなったか」との問いに対し、「良くなっていない」が84・2㌫ですって。アベノミクスは失敗だった、もう答えが出ている様に思いますけれど、数字は嘘を付きませんから、データ面からも補足しておきましょう。国民の家計貯蓄率はかって15㌫以上あったものが、今では2㌫を切る状態です。また、可処分所得--要は、給与から税金等を引いた、実際に使える金額ですね。--も1999年を境に、下がる一方だとか。給与も劇的に上がる筈もありませんし、年金も医療費も税金も物価もアップする一方なんですから、そりゃあ使えるお金が減るのは自明の理、しかも政治家も公務員も特殊法人も特別会計も一切手付かずでしょう…。官僚も政治家も、一部上場企業の顔色しか伺っておらず、国民の大多数を占める中小企業の人達への施策は皆無でしょう。株価なんて上がったり下がったりするもの、一番大事なのは実体経済です。例えば住宅メーカーや車のディーラー、居酒屋の店長や夜の世界の艶っぽいママさん、小さな町工場の社長や家電量販店、そういう方々にヒアリングしたほうが、よっぽど本当の経済が分かると思いますよ。こんなズレた政策を続けておいて、これで国の景気が良くなったら奇跡としか言えません。思わずウォーラー、って絶叫しちゃいますし、それはヘレン・ケラーの映画、奇跡の人でしょ!って、分かりにくいボケでスミマセンm(_)m。

僕ね、日本の和紙が世界無形文化遺産に選ばれた事を、本当に嬉しく思います。日本の和紙は平安期から脈々と続いて来たものですし、その耐久性は勿論世界一であります。僕が私淑し敬愛する大作家、永井荷風先生は、「ひかげの花」「濹東綺譚」「「日和下駄」「すみだ川」「あめりか物語」「夢の女」「腕くらべ」、主に花柳界を中心として多くの傑作群がありますけれど、彼の作品の白眉、one and onlyと言えばやはり、「断腸亭日乗」でしょう。この作品は、40年以上綴られた日記でありまして、その折々に世情に文明批判が散りばめられた大傑作ですが、これ、雁皮紙という和紙に書かれたものなんですね。雁皮紙と言えば紙の王様と呼ばれていまして、極めて薄いのに手触りは絹の様でまず破れず、2000年は持つんです。日本人のクラフトマンシップ、物造りの文化には敬服しかありません。でも、今後は長崎くんちや博多山笠に京都祇園祭り等々に、世界遺産を取らせる為に、大金を使って運動を繰り広げるって、どうなんでしょうか。それよりも和紙職人だけで無く、漆塗りや人形浄瑠璃や、畳や蒔絵や、彼らの後継者育成の予算を沢山付けるべきでしょう!!僕、腹が立って仕方がありません。東京五輪の後は、冬季オリンピックを再度札幌に誘致するそうで、その為に700億を超すお金を用立てるとか。この能無しめ、大馬鹿のコンコンチキのペテン師の岡っ引きの、ワンワン鳴けば犬も同然の野郎どもです。そのお金、親の居ない子や身寄りの無い老人、寂れつつある第一次産業や、福島の復興に使うべきでしょう。あ~もう、ムカつく!!

閑話休題、明日から12月という訳で、僕も何やら気分が忙しないですけれど、漱石の句に、納豆を 檀家に配る 師走かな、というものがあります。寺納豆という言葉がある様に、元々は寺社で造っていましたからね、お寺さんからのお歳暮でありお年玉、という性格のものだった様です。話は変わりますが、皆さんは納豆に何を入れますか?シンプルに醤油だけ、或いはパックに付いているタレだけ、いやいや生卵だ、オクラや山芋やめかぶを入れてネバネバ軍団大集合だ、色々な食べ方がありますよね。僕は、おかかにネギに辛子に醤油かなあ。よくかき混ぜた納豆を、熱々のご飯の上に乗っければ、口福口福、本当に美味しいですよね。

どうやら平安期の日本には既に、今と同じ納豆があったそうで、これ程栄養価の高い優れた発酵食品はそうそう無いと思うのですけれど、海外、特に欧米の方々には全く人気が無い様です。ほぼ日本のオリジナル食品と思われる納豆なんですが、僕、20代の若かりし頃、インド・ネパールに1ヶ月以上旅をした事があるんですね。さて、当時のネパールは将に秘境でありまして、気流が悪く1週間飛行機が飛ばなかったり、大麻?を売りつけられそうになって必死に断ったり、バスやタクシーのタイヤがツルツルで危険極まりなかったり、まあ色々とトラブル続きで、今となっては良い思い出です。さて、そのネパールのバザールの屋台において、恐らくシダの葉っぱと思うのですが、その中に、豆が沢山入っていまして、それが糸を引いていたんですね。エエッ、これって日本の納豆じゃないの、と驚きました。その発酵した豆をカレーに入れた物を食べたんですが、大して美味しく無く、残念ではありました。帰国後、気になりまして、色々と文献や書物をあたってみた処、納豆は確かに日本オリジナルなんですが、結構同様の物があるんですよ。ラオスでは納豆を乾燥させクッキーに入れたり、タイやミャンマーでは炒め物にしたり。

ここからは僕の想像です。素朴な納豆を造っていた古代の人々が、ユーラシア大陸の何処かに確かに居たんでしょう。夫々が様々な理由で、東南アジアやインド方面や海を超えて日本に渡り、その地域毎に異なった納豆を造り上げたんじゃないか、そう思うんですね。日本人のルーツの遺伝子はシベリアに居たマンモスを狩る人々、という事は分かっていますけれど、それは北方ルートから来られた訳で、東南アジアや太平洋からも、そして勿論土着の人々も居た筈ですよね。南方由来の納豆が、様々なルーツの人々から多種多様なアレンジを加えられ、日本全土に伝播したと思います。もっと調べれば、文化人類学的な発見が沢山ありそうですけれど、ともあれ、そろそろお昼ですし、ビールを1本抜いて、納豆を炊きたてのご飯に掛けて、頂きま~す♡♡♡あっ、そうだ、何でも納豆にマヨネーズやラー油やオリーブ・オイル、或いはチーズや味噌を入れても美味しいと聞くのですけれど、読者の皆様、美味しいレシピをご存じなら、是非教えて下さいm(_)m。では、引き続き楽しい日曜日をお過ごし下さいませ。
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