THAT'S ENTERTAINMENT!

お休みの日曜日の午後、大分は曇天だったり晴天だったり、小雨がチラついたりして、折角の満開の桜も悲しそう、どうにも妙なお天気ですけれど、皆様、如何お過ごしでしょうか!?僕、明日はどうも朝イチから夜半まで忙しくなりそうでして、急遽、拙ブログを更新している次第です。あ、お陰様で、金曜日の定時総会も無事に終わりまして、どうにか1年間の〆が無事に終了致しました。急流の ごとき世なれど おでん酒、その晩は打ち上げ、という事で関係者の皆様方と痛飲、楽しい夜を過ごす事が出来ました。全職員の皆様、不肖かつ若輩者の僕ですけれど、1年間共に頑張って貰えて、感謝感激雨あられですし、本当にありがとうございましたm(_ _)m。しかし、事務部長は怪我が癒えたばかりなのに、盛んにアルコールを摂取してましたが、本当に大丈夫だったのかなあ!?それはさておき、病院を取り巻く状況は厳しくなる一方でして、まずは患者様を第一に考え、医療の質を益々充実させ、日々研鑽を怠らず、勿論キャッシュフローも潤沢でなければなりません。もうすぐ消費税も上がりますし、安倍の馬鹿政策で無茶苦茶になりつつあるこの国で、病院が生き抜くのは容易ではありません。春風や 闘志いだきて 丘に立つ、僕、負ける訳には参りません!当病院が地域の皆様により一層愛されるべく、努力を続ける積もりです。もしかしてもしかすると、当院に、またまた強力極まりない援軍が現れるかもしれず、もし決まりましたら、その節は、すぐ皆様にご報告しますねm(_)m。

そして、1つだけ告知です。再来週になるのかな、来る4月13日㈰、AM9:30より、当院にて、第8回カルチャーフェスティバルを開催致します!詳細に付きましては、また後日ご紹介致します。当院ホームページからも、チラシをご覧頂けますので、ご興味のある方はどうぞご覧下さいませm(_)m。今回は、より一層、地域の皆様方と触れ合いの機会を増やすべく、以前とは少々異なる企画を用意してあります、どうぞご期待下さい。そして、4月5日㈯AM11:00、大分ケーブルテレビ様の、「もぎたて情報局」という番組におきまして、このカルチャーフェスティバルを取り上げて頂ける事になりました。下郡病院の麒麟志、Y作業療法課長と当院きっての美人職員が生放送に出演予定です。大分の読者の方で、もしお時間がございましたら、ご覧頂けると幸いです。何卒宜しくお願い致します。

閑話休題、折角の久方振りの休日ですし、リラックスしながら、開幕したばかりのプロ野球、阪神-巨人戦を観ていたんですね。我が愛する阪神は、2回裏の時点で集中打を浴びて0-3、あ~あ、毎年投手と捕手ばかり獲得しているのにこの有様、今年も厳しいなあ、なんて思っていたんです。ぼんやり観ていましたら、巨人の大竹選手の打った飛球は、フラフラと内野と外野の間に上がりました。そうしましたら、打球を追っていた西岡二塁手と福留外野手が激突、共に立ち上がれず、救急車で搬送される始末、両者が軽傷である事を切に願いますけれど、開幕3試合が終わったばかりでレギュラー2人が欠けるかもしれず、こりゃ阪神は今年も駄目虎ですね…。

とは言え、日本プロ野球は今年で81年目の歴史を数える訳でもう直ぐ一世紀、本邦きってのエンターテインメントの王者として、大相撲と並び、長い歴史を誇って来た訳です。僕、このエンターテインメント、訳せば娯楽ですけれど、歌舞伎に能にオペラにサーカスに演芸、色々とありますが、最も人口に膾炙しているのは、やはり映画だと思うんですね。僕、この拙ブログを書きながら、映画のDVDを流し見しているのですが、どうもね、日本においては、このエンターテインメントに関しては、黒澤明や手塚治虫、司馬遼太郎に松本清張といった昭和のビッグ・ネームが亡くなってからは、どうも極めて小粒になって来た様に思うんです。

邦画に多く見られますけれど、凡百の恋愛映画ですと、直ぐにも、好きだ嫌いだ愛してる愛してない等々、思っている事を全て口に出しちゃいまして、観ている方は、何だか説明されている様で、すっかり興醒めであります。優れたラヴ・ストーリーですと、如何に、je t'aimeとかti amoとかi love youを言わずに表現するかに知恵を絞るんですね。例えば、「ノッティングヒルの恋人」ですと、「ローマの休日」を下敷きにしたと覚しいのですが、イングランド人の男性は雑誌記者に扮し、アメリカ人の女優の記者会見において、こう質問するんですね。互いの愛を確かめ合う訳ですが、「いつまでイングランドに滞在するのですか?」こう問われた女優さんは、一拍置きまして、こう一言だけ答えます。indefinitely、即ち、永遠に、であります。僕の拙い英語ですと、eternityとかpermanentでも永遠の意と思うのですが、ネイティブだとindefinitelyがしっくり来るんでしょう。アイ・ラヴ・ユーを連発するよりも、余程洒落ていると思うのは僕だけでしょうか!?そして、「エイジ・オブ・イノセンス」、これは三角関係の男女のお話ですが、この映画では、貞淑な彼女が現れる際には、黄色の薔薇が咲く様子を超高感度カメラでスローモーションで表現します。主人公を翻弄するファム・ファタール、奔放な貴婦人が登場する時には、赤の薔薇が咲くんですね。黄色は知性を意味し人に喜びを与えます。赤は情熱とエネルギーを意味しますから、いみじくも、2人の魅力的な女性の性格を色だけで表現している訳です。まあ、優柔不断な男性の主人公は、彼女には「幸福が訪れる」というスズランを、貴婦人には愛と情熱の薔薇を贈ったりして、あっちへこっちへフラフラフラフラ、も~、ハーゲンダッツのイチゴかバニラか、どっちかに決めなさ~い!と言いたくなりますが…。

そして、海外のエンターテインメント映画は、絵画の使い方が非常に巧みです。「007 スカイフォール」では、稀代の悪役シルヴァを演じる、ハビエル・バルデムが、強奪したであろうモジリアーニを密売するシークエンスがあります。「扇子を持つ女」という絵画なのですが、イタリア出身のモジリアーニ特有の歪んだ感じのデッサン、そして赤色が基調となっています。007、ジェームス・ボンドが武器を受け取るシークエンスでは、イングランド生まれのターナーの「雨、蒸気、スピード--グレート・ウエスタン鉄道」の絵--因みにこれはロンドンのナショナル・ギャラリー所蔵ですから、公共の場で秘密兵器を受け取っている事になる訳で、ドキドキしちゃいます。--の前で、それが行われるんですね。ターナーは言わずとしれた黄色のアーティストですから、ジェームス・ボンドと、悪役シルヴァの赤のモジリアーニとの対比は説明不要で、鮮やかに表現されている訳です。これが詰まらない邦画ですと、悪役シルヴァを表すのに、「あいつは5人も殺っている恐ろしい奴だ…、気を付けろ!」とか、字幕じゃないんですから、そんなご丁寧な説明されても困ってしまいます。もう1つテクストを。「X-MEN ファースト・ジェネレーション」では、悪役セバスチャンを演じるケビン・ベーコンが、潜水艦で北極まで逃れるんですね。そこで、北極の氷でオンザロックスを飲みたい、と所望し、美味しそうに飲むんですが、ケビン・ベーコンの居るキャビンには、ゴーギャンの絵がさり気無く飾られていたんです。ゴーギャンと言えば、僕の好きな画家トップ3に入りますけれど、彼は常夏の島、南太平洋はタヒチを根拠地とし、様々な傑作をものにしました。即ち、北極と南太平洋のコントラストを、名画とCGで描いた訳で、いや、そのセンスに恐れ入りました。

僕、我が国で、上記の様な優れたエンターテインメントが出ないのは、幾つか理由があると思っています。様々な知識を吸収するには、学校教育では足りませんで、寧ろ色々な物に親しむ無駄な時間が必要です。他者とは異なる視点が必要ですから、画一的な社会や教育は敵ですよね。そして、どんな権力者だろうと、おかしな事は間違っていると言える批評精神。ピュアな気持ちも、他人を喜ばせようとするサービス精神も勿論必要ですし、自分を茶化せる客観性や余裕も不可欠です。となりますと、現在の閉塞的な日本においては、箱庭的な傑作は何とか出来そうですが、骨太で人間の五感を揺さぶる様なエンターテインメントは当分生まれそうにありませんね…。僕、人間の暮らす社会って、多様性を認め、夫々の立場を尊重せねばならないと確信しています。そういった中でこそ、優れたエンターテインメントも生まれますし、のびのびとした社会で暮らせるんじゃないかしら!?ともあれ、現在の悪政が1日も早く終わりますように。と、ここまで書きまして、阪神戦のチャンネルを廻しましたら、いつの間にか、2-7ですって、トホホ…。

明日は忙しく、更新は難しいと思いますが、今週も拙ブログをご贔屓の程、何卒宜しくお願い致します。それでは皆様、日曜日を引き続きお楽しみ下さい!
スポンサーサイト